冷凍食品専用の業務用冷凍庫の注文がコロナ前比3.5倍に スーパーの冷凍食品フロアの拡充、 冷凍食品専門店の増加が背景に

首都圏のコンビニ冷蔵庫で約8割のシェアを持ち、業務用プレハブ冷凍冷蔵庫の製造、組立、施工を展開するたつみ工業株式会社(代表：岩根 弘幸、本社：神奈川県川崎市)へ、冷凍食品専用庫の注文が急増しており、コロナ前比3.5倍となっています。

コロナ禍で外出を控えるようになりテレワークが進む中で、保存の効く冷凍食品を買いだめする人が増えています。その中でスーパーの冷凍食品フロアが拡充され、また家庭用冷凍食品専門店の出店も目立つようになり、バックヤードに在庫保管用冷凍庫をオーダーメイドで作って欲しいとの依頼が、たつみ工業に急増しています。

コロナ禍で外食が減ったこと等によって業務用冷凍食品が減少する一方で、自粛生活により家庭用冷凍食品の生産、販売額が伸びています。

一般社団法人日本冷凍食品協会によると、2020年の国内生産冷凍食品の工場出荷額は、業務用が前年比85.9％の3,279億円と減少した一方で、家庭用は前年比118.5％の3,749億円となり、これまで業務用が家庭用を上回っていたのに対し、2020年はその比率が逆転しています。
また、2021年11月には冷凍食品最大手が50億円を投じて家庭向け冷凍食品の生産能力を増強することが発表されました。外出自粛の意識の高まりで、一度の買い物でまとめ買いをする機会が増えており、長期保存可能で、手軽に食べることができ、近年の冷凍技術の発展等でより美味しくなっている家庭用冷凍食品の需要は、今後も堅調に推移するとみられます。
そうした動きをビジネスにつなげようと、冷凍食品専門店が新規出店したり、スーパーでも冷凍食品の売り場面積を広げたりする動きが広がっており、冷凍食品専用庫の需要が増加しています。

そんな中、たつみ工業にも冷凍食品専門店からの新規出店による冷凍食品専用庫の注文や、スーパーマーケットからのフロア拡充で必要になった冷凍食品専用庫、バックヤードの専用冷凍倉庫等の注文が、コロナ自粛前の3.5倍に増えています。
たつみ工業に冷凍食品専用庫をご注文いただいているお客様の中でも、コロナに入ってから立ち上げられた冷凍食品専門店は、すでに2店舗目もオープンし、順調に伸びています。また、大手スーパーでは冷凍食品の売り場面積をこれまでの1.5倍に拡大し、需要の高まりや商品の多様化に応える動きを見せ、食品ロスの切り札ともなる冷凍食品は市場そのものが拡大しています。
同時に、既存の冷凍食品専用庫の使用頻度が高くなり、頻繁にドアの開閉等を行うようになったため、修理に関する問い合わせも急増しており、過去に経験のない状況となっています。

たつみ工業は創業60年。創業当時から業務用プレハブ冷凍冷蔵庫をオーダーメイドで製造している専業メーカーです。業務用冷凍冷蔵庫は食品を扱うものが一般的ですが、生花用の冷蔵庫やワインセラー、最近はご遺体安置室など様々なニーズにもお応えしています。
特にコンビニ冷蔵庫では、東京・神奈川・千葉他首都圏のセブンイレブンを100％カバーしており、他にも、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ニューデイズなど、大手コンビニチェーン店の冷蔵庫には、ほぼ当社の断熱パネルが採用されています。

また、たつみサービス(出張サービス)では、たったひとつの部品交換から蝶番の狂い、さらには断熱パネルの交換など大掛かりなものまで、お客さまの困ったに対応しています。どのメーカーでも、メーカーの保守期間が過ぎたものでも、まずはプロの専任スタッフが駆けつけて応急処置を行い、大変ご好評をいただいています。

家庭用冷凍食品はこれまでも長期保存可能なことや、手軽さから、ニーズが増加していましたが、コロナ禍の外出自粛によって、さらに需要増に拍車がかかり、この10年で工場出荷金額が147％にまで増加しています(一般社団法人日本冷凍食品協会調べ)。
また、今後もコロナ禍の長期戦の様相を受けて、その流れが一層進むことが予測されます。
当社では、より迅速にその需要に応えられるよう、冷凍食品専用庫の生産体制を整え、営業エリアを拡充していくよう、鋭意努力して参ります。

名称　： たつみ工業株式会社
所在地： 〒212-0054　神奈川県川崎市幸区小倉4-1-13
代表者： 代表取締役　岩根 弘幸
URL　 ： http://www.tatumikougyou.co.jp/