三井化学が遺伝子診断サービスを展開する DNAチップ研究所と資本業務提携契約を締結
三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修、以下「三井化学」)は、がん等の遺伝子診断サービスを展開する株式会社DNAチップ研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:的場 亮、以下、「DNAチップ研究所」)と出資および業務提携契約を、本年1月24日に締結しました。
DNAチップ研究所はDNAマイクロアレイ※1や次世代シーケンサー※2等を用いた遺伝子解析技術を強みとし、がん等の疾患を対象に遺伝子診断サービスを提供する「診断事業」や、大学や研究機関、企業向けに実験解析サービスを提供する「研究事業」を展開しています。
※1 DNAマイクロアレイ:基板上に数万から数百万のDNAがスポットされており、DNAやRNA量を同時に測定できる基盤技術。
※2 次世代シーケンサー:数千から数百万ものDNA分子を同時に配列決定可能な強力な基盤技術。
今回の出資および業務提携により、両社で新たな検査・診断領域での事業創出を目指してまいります。
本件の目的
・DNAチップ研究所の遺伝子解析技術と三井化学のライフサイエンス関連技術を有効に活用すること
・両社が有するネットワークや経営資源を活用することで、相互の診断事業の拡大を図ること
・両社協力して検査・診断領域での新事業を創出すること
三井化学は、長期経営計画「VISION 2030」において、「ライフ&ヘルスケア・ソリューション」事業を第一の収益の柱として成長させていくポートフォリオ変革を掲げています。ライフ&ヘルスケア・ソリューション事業では、医療事業領域の一つとして検査・診断領域に注力し、いのちと健康、豊かな暮らしに貢献するソリューションを提供してまいります。
【概要】DNAチップ研究所 https://www.dna-chip.co.jp/
社名 :株式会社DNAチップ研究所
代表取締役 :的場 亮
設立 :1999年4月1日
資本金 :642百万円(2022年3月末日現在)
所在地 :東京都港区
事業内容 :(1)診断事業(医療機関向け)、(2)研究受託事業(企業・研究機関向け)
本件の出資額等:2.8億円(三井化学の議決権比率8.24%の予定)
(ご参考)
DNAチップ研究所リリース:https://www.dna-chip.co.jp/news/info/20230124/