<業界初>フロイント産業、環境配慮型の食品品質保持剤 「アンチモールド・マイルドEF」を発売

-植物由来の生分解性樹脂「BioPBS」を使用-

フロイント産業株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伏島 巖、以下「当社」)は、三菱ケミカルグループ※1の生分解性樹脂「BioPBS(TM)」(以下 BioPBS)を包材に使用した、業界初※2の環境配慮型食品品質保持剤「アンチモールド・マイルド(R)EF※3」(以下 アンチモールド・マイルドEF)を開発し、発売しました。

アンチモールド・マイルドEF製品写真
食品に添付されているイメージ

当社は「世界中の人々の医療と健康の未来に貢献し、豊かな生活と食の安全・安心を支える技術を生み出し、育成していくことを目指す」というビジョンを掲げ企業活動を行う中で、持続可能な社会構築に貢献する新製品の開発を進めてきました。
BioPBSは、三菱ケミカルグループの植物由来の生分解性樹脂であり、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されます。アンチモールド・マイルド(R)は、粉末化したエタノールを小袋に充填した製品で、お菓子やパンなどと一緒に包装することにより、蒸散するエタノールガスの作用で食品に付着している微生物の繁殖を抑制し、カビなどの発生を防ぎます。

新製品であるアンチモールド・マイルドEFの小袋の内面にはBioPBSを、外面には紙を使用したことで、小袋全体が生分解性素材で構成され、バイオマス度が現行品の63%から83%へ向上しました。食品の日持ちを保持し、フードロス削減に貢献する従来の性能に加え、本体が破棄された後も生分解して環境負荷を削減できる製品となり、更なるサステナブルな社会の実現に取り組むアイテムとしてラインアップしました。

製品についての特長

・業界初
業界で初めてエタノール蒸散剤のシーラント層に植物由来の生分解性樹脂を使用しました。エタノールの蒸散速度を現行品と変わらないように設計したため、環境に配慮しながら食品品質保持剤としての静菌効果としっとり感を保持する性能も変わりません。

・高バイオマス度
製品に使用する石油由来のプラスチックを植物由来の生分解性樹脂BioPBSへ変更したことで、これまでバイオマス度が63%であった現行品に比べ、83%がバイオマス素材となりました。

生分解の様子

フロイント産業はこれからも研究開発型企業として、付加価値のある製品の開発、提供をするとともに、企業活動を通じてさまざまな側面からサステナブルな社会の実現に向けて取り組んでまいります。

※1 三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称です。
※2 当社調べ
※3 Environmentally Friendlyの略

ご参考

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フロイント産業株式会社 品質保持剤営業部
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