お家のベランダや学校で稲づくりにチャレンジ! 配布開始から1,120万セットを突破! 身近な場所で食育体験「バケツ稲づくり」 令和5年1月10日(火)より先行予約申込受付開始

 JAグループでは「みんなのよい食プロジェクト」の一環として、次代を担う子どもたちに、日本の主食であるお米や、農業への関心と理解を深めてもらえるよう、バケツを使って手軽にお米づくりが体験できる「バケツ稲づくり」事業を令和5年度も実施いたします。

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 種まきから収穫、脱穀、そしてお米を炊くところまで、誰でも簡単にできるのが特長です。関連資材をまとめた「バケツ稲づくりセット」=写真を、全国の小学校・幼稚園・保育園などの教育機関等に無償(送料別途)で提供します。

 学校では、総合的な学習の時間や社会科の食育教材として、ご家庭では、昔の田園風景を伝える家族団らんのツールなどとして活用されています。バケツ稲づくりセット配布数は、平成元年の事業開始から昨年度までの実績で1,120万セットを超えました。                                                                 

学校やご家庭のベランダでお米づくりを体験してみませんか

 希望する学校や幼稚園、保育園、認定こども園、子ども会などの教育機関、公共施設、公益法人、自治会など団体からの申込受付は、令和5年1月10日(火)より開始します。個人からの申込受付は、令和5年3月6日(月)より開始します。
 令和5年の配布は、27万セットを用意しています。配布予定数が無くなり次第、受付終了となります。
この事業は国産農畜産物の消費拡大を目指すJAグループの『みんなのよい食プロジェクト』の一環として実施しています。

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パソコン・スマートフォンからお申し込みいただけます

セット内容

(1)種もみ・肥料セット(発芽率の高い種もみを選んでいます)、(2)バケツ稲づくりマニュアル、(3)お名前シール(児童のお名前、栽培開始日を記入して、バケツ側面に貼付できます) 

ご提供数

27万セット  ※バケツ稲づくりセットのお届けは日本国内に限ります。

受付期間

学校・団体・法人受付:令和5年1月10日(火)~
個人受付:令和5年3月6日(月)~ 
・発送時期:令和5年3月6日(月)以降、順次発送します。
・配布予定数がなくなり次第、受付を終了します。(6月中旬終了予定)

申し込み方法

〈インターネットお申し込み先〉   

QRコード

 「バケツ稲」で検索して、「バケツ稲づくりセットのお申し込みフォーム」から、お客様情報を入力の上、送信してください。
お申し込み受付完了後、折り返し確認メールをお送りします。 
申し込みサイトURL https://life.ja-group.jp/education/bucket
・右のQRからも、お申し込み方法等の詳細をご確認いただけます

(1)学校・幼稚園、保育園、認定こども園、子ども会などの教育機関・公共団体・公益法人の場合
… 学校・団体用お申し込みフォーム よりお申し込み
・学校・団体からのお申し込みは、1梱包につきお届け先地域別宅配料金(送料)をご負担いただきます(着払い)。
※送料は、現金の他に郵券(切手)でのお支払いが可能です。
 
(2)個人の場合
… 個人用お申し込みフォーム よりお申し込み
・個人のお申し込みは、1~5セット分まで、全国一律276円の送料をご負担いただきます(着払い)。
※送料は、現金の他に郵券(切手)でのお支払いが可能です。
 
(3)JA・JAグループの場合
… JA・JAグループ用お申し込みフォーム よりお申し込み
・管内の学校・団体からのお申し込みをお取りまとめいただいたき、フォームへご入力ください。

問い合わせ先

JAグループ バケツ稲づくり事務局                                                    
〒110-8722 東京都台東区秋葉原2-3 日本農業新聞 
TEL.03-6281-5822   受付時間: 午前10時~午後5時(土・日・祝・年末年始はのぞく)

主催

一般社団法人全国農業協同組合中央会(JA全中)

後援

文部科学省、農林水産省、全国都道府県教育委員会連合会、全国市町村教育委員会連合会、全国連合小学校長会

協賛

全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、全国厚生農業協同組合連合会、(株)日本農業新聞、(一社)家の光協会、(一社)全国農協観光協会、(公社)米穀安定供給確保支援機構

推薦

全国小学校理科研究協議会、全国小学校社会科研究協議会、全国小学校生活科・総合的な学習教育研究協議会、日本理科教育協会、日本理化学協会、日本生物教育会
バケツ稲づくりに積極的に取り組んでいるみなさんの声 (山口県)美祢市立大田小学校

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 美祢市立大田小学校では、5年生21人で総合的な学習の時間を使い、バケツ稲づくりに取り組みました。6月から栽培を開始し、穂が実る頃までは、JA山口県の営農指導を受けていたので栽培も順調でした。しかし、途中から「天敵」のスズメが登場し、穂がどんどん食べられるというハプニングに見舞われてしまいました。皆でネットを張ったり、ダンボールや袋を使ってカカシを作ったりと、あらゆる知恵を絞り必死に守ろうとしましたが、来る日も来る日もスズメの食べ残しの殻が増えていくばかりでした。  

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 そんな中でも子どもたちは観察を続け、困ったときには学級で話し合う様になりました。皆で意見を出し合いながら試行錯誤を繰り返していく姿を見て、指導者としてもバケツ稲づくりに取り組む機会を作って本当に良かったと感じています。
 
 収穫時には、お米一粒一粒をとても大切に扱い、丁寧に数えていました。これも、子ども達自身がお米作りの大変さを実感したからだと思います。収穫できた21人分のお米は、JAから分けていただいた分と合わせて炊き、栽培期間中の苦労を噛みしめながら皆で味わいました。
 
 
(新潟県)新潟大学附属長岡小学校5年 板垣 礼子さん

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 バケツ稲づくりを通じてお米に興味を持ち、研究を始めた小学生がいます。新潟大学附属長岡小学校(新潟県長岡市)の5年生、板垣礼子(いたがき・れいこ)さんは「葉耳(ようじ)=写真」の役割について研究し、筑波大学が主催する朝永振一郎記念「科学の芽」賞において令和4年度は努力賞、令和5年度は最高賞の「科学の芽」賞を受賞しました。板垣さんの声をご紹介します。
 
 小学校4年生の時にJAにいがた南蒲の農産物直売所「ただいまーと」で「バケツ稲づくりセット」を貰ったことがきっかけで、バケツ稲づくりを始めました。その中で、稲の茎に白い輪と産毛の様なものを発見したのですが、それが「葉耳」との出会いでした。この、きれいでかわいく、不思議な感じのする「葉耳とその産毛」の役割が知りたくて、5年生まで研究を続けました。
 
 来年は、葉耳ができる6月頃に葉耳を水没させて、その成長を観察したいと思います。もっと葉耳のヒミツに近づけるに違いありません。葉耳の役割の解明が、米作りにとって意味のある発見につながれば、とても嬉しいです。研究は難しいこともたくさんありますが、旅行をしているようなわくわくする体験です。来年の挑戦が楽しみです。
 
(熊本県)子ども食堂でバケツ稲づくり(JA熊本市)

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 楡木(にれのき)子ども地域食堂「なごみ」では、野菜等の定植から収穫、調理を行い食すことで自然の恵みや豊かさを学べる食育活動を行っています。最近はコロナ禍もあり、お菓子やパンなど簡単に食べられるものが増えたため、私たちの主食であるお米を育てる体験を検討していました。また、自治会と小学校より指導者の高齢化で食農教育ができないと相談があり、JA熊本市と連携し、手軽にできるバケツ稲づくりに子ども食堂と楡木小学校で取り組むことになりました。毎日の水やり当番や、スズメなど鳥獣の対策に試行錯誤しましたが、次第に子ども同士の連携や絆が深まり交流が生まれました。子ども達からは「お米づくりの大変さを知り、作ってくれる人に感謝して食べたい」との声もあり、収穫の喜びや生産者への想い、食の大切さを実感できた学びの場になりました。

 バケツ稲づくりは初めての取り組みでしたが、相談したJA熊本市には連携に快諾いただき種まき、定植、稲刈り、脱穀から精米まで合計4回出前授業としてご指導いただきました。自治会の方々も夏休みや休日、稲刈りなど色々な場面でご協力頂き、子ども達にとって身近で大切な存在となりました。今回の活動で、地域の方々からは食育体験が継続できたことに感謝されています。今後も子ども達のための食育活動として、バケツ稲づくりを続けたいと思っています。ありがとうございました。
 
(岐阜県) 食農教育活動の取り組み(JAいび川)

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 JAいび川は、子どもたちに食と農のつながりを伝えるとともに次世代との新たな関係づくりを目指し、食農教育活動に取り組んでいます。地域の農家さんと連携して、田んぼでの田植えや稲刈りの活動を中心に、お米づくり学習を毎年実施しています。バケツ稲は、田んぼが用意できない学校や、食農教育にこれから取り組む学校への導入資材として活用しています。  

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 八幡支店運営委員会は、支店管内にある市橋保育園と連携して、「みんなでつくろう!いちはしカレー!」をスローガンに、同園と取り組みを進めました。支店運営委員らが定期的に足を運び、園内で年長児11人とカレーの食材となるナス、ニンジン、トマト、ピーマンのプランター栽培やバケツ稲づくりを支援しました。カレー作り当日は、同JAが不足分の米や豚肉を提供し、地場産食材がたっぷり入ったカレーが完成しました。参加した園児らは「自分でカレーを作るのは初めてだったけど、最後まで頑張って作った」と話しました。

 同支店の加納喜弘支店長は「活動を通して支店の課題だった次世代とのつながりづくりを実現できた」として、次年度も同様の食農教育事業を継続して取り組むと意気込んでいます。

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