コドモン、保育・学童施設などへの導入数が 10,000施設へ到達 全国の保育施設の約25%に普及が進む
~保育のDX化がもたらした変化 保育現場の「いま」と「これから」~
株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、当社が展開するこども施設向けICTシステム「CoDMON」(以下:コドモン)の有償利用での導入施設数が、2022年1月16日(日)に10,000施設を超えたことをお知らせいたします。2021年10月21日の9,000施設到達により約3ヶ月で新たに1,000以上の施設に新規導入され、これにより現在日本全国にある保育所等38,666園(※)においては約25%と4施設に1つの施設で導入済み、公立施設においては全国188自治体で導入および実証実験の導入が決定しています。
※ 保育所等関連状況取りまとめ(令和3年4月1日) 38,666園
https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000821949.pdf
※ 10,000施設は、有償利用としてご契約中の施設数のみ集計
数字で見るコドモンの実績と成長
ペーパーレス・脱ハンコについて
保育園には記録や計画、報告に関する膨大な書類業務が存在し、ICT導入をする前は多くの紙資源が消費されていました。一方で、先生が書いたイラスト付きのメッセージや制作物は、温かみがあり保護者にとっては子育ての思い出として残るものです。コドモンはそういった、効果的に働くアナログ業務はしっかりと残しつつも、必ずしも紙面で印刷・手書き・倉庫保管する必要のない書類はICT化によってデジタル管理ができる環境を推進しています。保育をサステナブルな業界へするべく、保育者の業務の省力化とともに限られた地球資源を考えた施設運営を支援しています。
社内制度について
コドモンの企業文化の1つに、フルリモート・フレックスタイム制度等メンバーの働く環境をよりよくするための制度作りがあります。その中の1つ、0.5投資制度は週に半日、業務時間を自分自身の学習時間に当てることができる制度です。「常に最新の知識や技能を学ぶ習慣を」という考えのもとできたこの制度は、常に環境変化に対して柔軟に対応できるチーム作りを目指すためのものです。書籍等の購入補助制度もあり、今後も制度を充実させ、子育てや介護をしている人など多様な人材が働きやすい環境をまず自社のメンバーに提供することで、子どもを取り巻く環境をより良くする未来につなげていきたいと考えています。
子育ての社会インフラである保育業界を支え続けるために
株式会社コドモン 代表 小池義則メッセージ
10,000施設さまへの導入というのはコドモンのサービスローンチ時に中間目標としておいていたもので、一つの目標を達成できたというのはチームとして誇らしい気持ちです。ただ、この導入数は経営努力によるものというより、保育業界や社会からの日々急増する保育園のICT化ニーズに対し、私共自身がボトルネックにならないよう何とかご要望にお応えしようと7年間走ってきた結果に過ぎず、その間にプロダクトに対して多くの暖かなフィードバックをくださったご利用者さまや、理念に共感して一緒に走ってくださったパートナーのみなさまには感謝しかございません。
保育園は需要超過から供給過多の時代に一気に突入してまいりました。
これまでのICT活用は、保育士の労働環境の改善を目的としたものでしたが、これからは10年後の保育を見据えた運営支援へと、変わりゆく保育業界に合わせて形を変えていくべきだと考えております。
すべての保育施設が「地域に必要とされる施設」であるために私共ができることは何かを考え、引き続き尽力してまいります。
保育業界でご活躍されるみなさまより、ICTコドモンの活用によりどのような変化があったか等、メッセージをいただきました。
玉川大学教授 大豆生田啓友先生 保育ドキュメンテーション※ 監修
※(株)コドモンと(株)ベネッセコーポレーションの共同開発商品
株式会社ベネッセコーポレーション Kids&Familyカンパニー 執行役員 西村俊彦様
これまで全国の保育園や保育士のみなさまとともに歩まれ、この短期間のうちに導入園数が1万園以上となったことは、保育業界の本質的な課題に真摯に向き合い、着実に価値を提供された結果であり、コドモン社員みなさまの努力の賜物だと思います。一方で、このことは、これからのコドモンには、より日本の保育における保育の質や子どもたちにより良い環境を提供することにも責任が生まれるということを指していることだと思います。我々ベネッセコーポレーションもパートナーとして、コドモンとともに日本の保育業界、保育士のみなさま、子どもたちのためにともに歩みたいと思います。引き続き力を合わせ社会に貢献できる存在になれればと思います。よろしくお願いします。
BABY JOB株式会社 代表取締役 上野公嗣様
コドモンさんのサービスによって今までの「当たり前」が見直され、保育業界に大きな変革をもたらしていると感じます。グループ会社運営の保育所で利用させていただいておりますが、保育士の業務負担が軽減され、本来向き合うべき子どもとの時間を増やすことができています。このように保育士が少しでもゆとりを持ち、結果として子どもを取り巻く環境が良くなっていけばと思っています。これからも、一緒に保育業界を盛り上げていきましょう。
株式会社キムラタン ウェアラブル事業課マネージャー 幸田則夫様
当社は「コドモンコネクトサービス」の一つとして、午睡センサー等を活用した「園児見守りサービスcocolin」を提供している会社です。どの保育園でも午睡の見守りは先生たちの負担が大きいお仕事のひとつです。園児が起きている間は保育業務を行い、午睡に入れば定期チェックが始まる。その間に連絡帳の記載やイベント準備など、保育士の休憩など無いに等しい。だからといって午睡チェックはSIDSや窒息など命にかかわるので目が離せない。そんな先生たちのお仕事の負担を少しでも軽減できるようにキムラタンは子どもたちの安全を見守り、そして先生をいつも応援している「CoDMON」と一緒に保育現場の環境向上に取り組んでいきたいと思います。
オイシックス・ラ・大地株式会社 店舗外販事業部長 清水崇司様
少子化、新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの普及で都心部でも0歳児を中心として定員割れが起こり始めている保育業界において、業務効率化と収益改善は必須と言えます。ただコストを下げる、ではなく子どもたちの環境をより良くする為には、現場の工数をいかにデジタル化し省力化しながら子どもたちの成長と向き合えるかがカギだと思っています。その中で10,000施設に到達されたことは業界の考え方や価値観を変え、現場職員の働き方や保護者との関わり方などを変えていける大きなきっかけになると思います。食を起点として、引き続きより良い業界になるよう一緒に取り組めればと思います。今後とも、さらなる発展を心よりお祈り申し上げます。
P&Gジャパン ベビーケアシニアコミュニケーションマネージャー 武田佑介様
「コドモン」の導入によって、まずは保育士のみなさまの負担が減り、働く環境が改善されているという良い結果が、導入施設の増加につながっていることと思います。共働き世帯が増える中、保護者のみなさまによる朝の登園準備はかなりの負担であること、保育士のみなさまによる子どもごとのおむつの管理もかなりの負担であることから、パンパースは「コドモン」と協働し、おむつのサブスクリプションサービスや保育士のみなさまに向けたオリジナルコンテンツの配信を通して、子育てがより楽しくなるよう、これからも理想的な仕組みを実現させてまいります。
株式会社エンペイ 代表取締役CEO/Founder 社会福祉法人どろんこ会 理事 森脇潤一様
現在、保育業務のICT化が進んだことによって、保育現場の多くの課題が解決の兆しを見せています。それは保育現場に留まらず保護者など子育てを取り巻く全ての方のお悩み、要望、期待に及んでいます。本当に素晴らしい社会の変化です。社会や業界をリードしているのは間違いなくCoDMONです。CoDMONがトップランナーとして業界の課題に真摯に向き合い、サービスを磨き続けたことで大きな社会変革に繋がっていると思います。今後も子育てに関わる全ての方々を幸せにしてください。期待しております。
ベルフェイス株式会社 代表取締役 中島一明様
コドモンさんは2018年から、弊社が提供するオンライン営業システム「bellFace」をご活用いただいており、微力ながら1つでも多くの施設にサービスを届けるためのお手伝いができたことを大変光栄に思います。
また、育児中の親御さんたちの働き方改革に対して積極的に取り組む姿勢も印象的であり、弊社が提唱するサステナブル営業のパイオニアだと勝手ながら感じております。私自身3児の父として、子どもたちを取り巻く環境が良くなることを願い、明るい未来を子どもたちの世代に繋いでいけるよう、今後もコドモンさんをご支援させていただきます!
株式会社カタグルマ 代表取締役社長/CEO 大嶽広展様
コドモンさんとは、もう5年ほどのお付き合いになりますが、以前も今も変わりなく小池社長はじめ、社員のみなさまの保育業界をもっと良くしたい、貢献したいという想いは変わらず強いままです。
ICTとしてのクオリティはもちろんのこと、この強い想いが10,000園導入という結果に繋がったのではないでしょうか。
領域こそ違いますが、同じ保育業界向けのICTを提供している立場として、保育に関わる方々をご支援する立場として、そして同じ想いを持つ同志として、これからも力を合わせていきましょう!!
現役保育士・気象予報士・ボイスパーカッショニスト おくむら政佳様
職場でコドモンを利用しています。コドモンは単なる保育書類のICT化だけでなく【保育を楽しくしてくれるアプリ】です。
全ての保育士が、目の前に居る子どもと丁寧に向き合いたい、この思いで現場に立っているといっても過言ではありません。しかしその裏には年案、月案、週日案、経過記録などの膨大な書類に加え、登降園管理、保護者との連絡帳、身体測定、SIDSなどのチェックリストなどなど、、。そんな業務に保育士が子どもとの時間だけでなく、いつの間にか心の余裕も奪われてゆく、、。それがコドモンを導入することで、本来の保育の姿に戻してくれた気がします。子どもたちが気持ち良さそうにお昼寝している中、薄暗い部屋で紙の書類と向き合っていた時代にはもう戻れません。どんどんと進化してゆくコドモンに、さらに期待をしております。
株式会社グローバルキッズ 事業企画部 運営企画グループ 佐藤朱音様(写真右)
弊社はコドモンを全園導入して3年が経ちました。
コドモン社には導入当初から丁寧にサポートしていただき、弊社が運営している保育園(約170施設)でスムーズな導入ができました。導入後も定期的な研修や問い合わせ窓口があることで、現場も安心してシステムを利用できています。現場としては書類作成、印刷物の配布などの業務が大幅に削減され、子どもたちと向き合う時間が増えました。本部としては統括機能により各園の状況をより早期に把握でき、口座振替機能で債権管理回収業務の効率化を実現できました。保育業界はまだまだICT化が求められています。コドモン社にはこれからも保育現場をICTで支えていただければと思います。
明日葉保育園武蔵新城園
今年度、当園ではコロナ感染対策として、0歳児と1歳児は園の運動会に参加しませんでした。その代わりに、日々の子どもたちの遊びの様子を動画で撮影し、コドモンを使って保護者さまに配信しました。動画の中では、子ども一人ひとりを丁寧に紹介し、可愛い笑顔を沢山お見せすることができ、保護者様から大変喜ばれました。「うちの子どもを大切にしてくださってありがとう」とのお声をいただき、私たち保育士もとても嬉しかったです。コドモンの配信のおかげで保護者さまとの心の距離がぐっと近くなりました。コドモンはメール、動画、写真を配信するだけでなく、私たち保育士の心を配信してくれるあたたかいツールです。
おうち保育園おおいまち園長 白鳥智洋様
これまで他社の保育ICTシステムを用途に分けて2種類使用して作業が煩雑になってしまったり、現場の運用にあっていないところがありました。しかしコドモンを導入してからは「登降園管理・連絡帳・指導案・給食献立配信・請求管理」までコドモンでまとめて管理できるので、アプリの往復もなく、業務のスマート化ができました!コロナ禍において、保育参観や保育参加の開催が難しかったり、密にならぬよう送迎時のやりとりを短くしようとすると、どうしても保護者との繋がりが希薄になってしまう状況があります。そうした時に連絡帳はとても重要な「繋がりツール」です。子どもの遊ぶ様子や給食の画像など、園の様子を伝えられるため、保護者の方にも喜ばれています。
一般社団法人保育ICT推進協会 代表理事 三好冬馬様
私は、現在の勤務園のICT化に取り組む中でコドモンと出会いました。
毎日コドモンを活用した業務を行うことにより、保育士の子どもと関わる時間が増え、働き方も大きく変化し、今ではなくてはならない存在になっています。保育現場を取り巻く状況は、日々厳しさを増しています。私自身保育士として働く中で、社会インフラがそのシステムの発展とともに成長しているように、今後は保育現場とシステムが協力し合いながら歩んでいく必要があると感じています。これからも、よりよいシステムの追求はもとより、保育全体の可能性を広げるコドモンの取り組みにとても期待しています!応援しています!
アートチャイルドケア株式会社 IT推進室 課長代理 関口大介様
弊社では約170施設でコドモンを導入しています。導入前は保護者の方々への緊急連絡をする手段が電話のみでしたが、コドモンを導入したことによってアプリで一斉配信できるため、業務が省力化されました。保護者の方々とのコミュニケーションを円滑にするだけでなく、園児台帳や連絡帳、請求管理など、さまざまな機能を活用しています。これからもよりよい保育を実現するために、活用していきたいと思います。
保育業界の今後の存続・発展に向けてコドモンが目指す価値
「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」
この理念のもとコドモンは、子どもたちが豊かに学び・育つ社会の実現に向けて歩み、保育者や保護者の負担軽減、保育・教育の質の向上を支援してきました。今も保育現場は大きな変化の中にあり、地域の子育て拠点として「なくてはならない存在」へと役割を転換する時期を迎えています。これからも保育・教育現場の存続と発展のため、コドモンはさまざまな課題に向き合い、子どもたちの未来につながる事業に取り組んでいきます。
弊社が向き合う業界課題
① ポスト待機児童後、10年後を見据えた保育園経営について
保育現場は、これまでの旺盛な需要に対応する時代から、保育の供給過多の時代に移行するなかで、地域の子育て拠点として「なくてはならない存在」へと役割を転換する時期を迎え、保護者・保育者に選ばれるサステナブルな施設運営が求められています。
② 保育士の専門職としての価値向上と労働環境の改善
保育士不足問題に対して厚生労働省は新子育てプランを発表し、令和3年度から令和6年度末までの4年間で約14万人分の保育の受け皿を整備すると打ち出しています。一方2021年11月に行われた調査(※)では、70.6%の施設が採用活動でうまくいかなかったことがあると回答しており、採用のありかたについても再考が必要です。
※「保育士等採用に関するアンケート」株式会社コドモン 2021年11月実施
https://newscast.jp/news/1082944
③ エビデンスベースの保育・子育てについて
2019年5月に東京都福祉保健局が発表した「東京都保育士実態調査結果」(※)では退職意向の理由が一位「給料が安い」二位「仕事量が多い」でした。また2年近く続くコロナ禍でも、約65%の職員が「感染者・濃厚接触者が発生したことへの対応」を経験済みと回答する(※)など、危険と隣り合わせの中で社会を支えるライフラインとして日々の職務にあたっていることが浮き彫りになりました。こうした状況を改善し、保育士が長く仕事を続けられる環境を整備していくことが大切です。
※「東京都保育士実態調査結果」東京都福祉保健局 2019年5月発表
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shikaku/30hoikushichousa.files/330chosakekkanogaiyou.pdf
※「新型コロナウイルスにおける保育所運営への影響について」株式会社コドモン 2021年8月実施
https://newscast.jp/news/2689720
コドモンのソリューション
■CoDMON(コドモン)
https://www.codmon.com/
こども施設向けICTシステム
保育業務支援のSaaSにおいて3年連続シェア1位を獲得
■コドモンカレッジ
https://college.codmon.com/
現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的としたオンライン研修サービス
保育者の「振り返り・学び合いの機会」を支援
■ホイシル
https://www.hoicil.com/
保育の魅力発見&保育士の求人募集情報サイト
保育士の長期就労を目指して、学生や求職者との出会いの機会を提供
■せんせいプライム
https://senseiprime.com/
こども施設職員向け優待プログラム
アミューズメントパークの割引チケットなどの特典を利用可能
■コドモンストア
https://store.codmon.com/
保育園・幼稚園・学童・小学校などのこども施設を対象とした専門のECサイト
保育用品の専門家が選んだ選りすぐりの商品を提供
■CoDMON(コドモン)プリント
https://www.codmon.com/print/
施設内で撮った写真をインターネット上で公開し販売できるサービス
協業先
□㈱ベネッセコーポレーション
「保育ドキュメンテーション」を共同開発
https://newscast.jp/news/6877938
□㈱うるる
えんフォト提供「カメラマン派遣サービス」
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/2489/
□㈱hugmo
IoT体温計「スマート検温サービス」とのシステム連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/2640/
□㈱キムラタン
着衣型午睡見守りシステム「cocolin」とのシステム連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/2715/
□㈱夢ふぉと
卒園・卒業アルバム専用「らくらく制作ソフトMyself」のシステム連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/2755/
□㈱グローバルキッズ
オンライン保育等の実証実験、マスク・消毒薬等の物資支援
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/2737/
□BABY JOB㈱
「手ぶら登園サービス」とのシステム連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/3049/
□ユニ・チャーム㈱
「手ぶら登園サービス」とのシステム連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/3049/
□㈱エンペイ
決済サービス「enpay」とシステム連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/3494/
□オイシックス・ラ・大地㈱
給食食材の宅配サービスの提供
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/3750/
□EMC Healthcare㈱
カメラ型午睡見守りシステム「ベビモニ」とシステム連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/4189/
□P&Gジャパン合同会社
おむつの定額使い放題サービス「すくすくサブスク™プログラム」を連携
https://www.codmon.co.jp/pressrelease/5485/
□㈱バッファロー
ICT環境の強化&改善取組
10,000施設導入を記念して
10,000施設導入を記念して、特設ウェブサイトを公開いたしました。ICT活用による保育現場の変化とコドモンが大切にしていることについてご紹介しています。導入施設の方々や、ICT普及に向けて働くコドモンメンバーの声もお届けしています。
特設WEBサイト
子育てをめぐる社会背景
◇保育所 統廃合の実施状況
近い将来人口構造が変化し、子どもの数が減ることによる影響が全国的に出ることが見込まれています。子育て世帯の人口減少の影響が既に出ている市町村では、保育所施設の老朽化や園児の定員割れにより、運営が困難な状況にあり、保育所の統廃合を行う傾向にあります。統廃合を実施することで、定員充足率の向上や、認定こども園に移行することでの多機能化を図っています。(※1)これにより発生する保育園減少や、環境変化による子どもへの影響などの課題についても、自治体によっては対応策を検討しており(※2)、地域における保育のありかたが問われています。
※1 厚生労働省 地域における保育所・保育士等の在り方に関する検討会(第1回)資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18862.html
保育を取り巻く状況について 令和3年5月26日
https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000784219.pdf
※2 新潟県村上市 保育所の統廃合の必要性とその背景https://www.city.murakami.lg.jp/uploaded/attachment/1164.pdf
◇女性の活躍
女性の社会的活躍について、日本政府は少子化対策の一環として位置づけていますが、女性が職業をもつことに対する意識の変化(※1)も顕著です。また実質賃金の下落(※2)、教育への公的支出の少なさ(※3)など、働かなければ生活が成り立たないといった社会問題も女性の就業率を押し上げる一因と考えられています。さらに女性活躍を推進するには、育児休業取得率の男女差(※4)や家事育児負担の差(※5)等、ジェンダーギャップの解消も大きな課題の一つといえるでしょう。
※1 「女性が職業をもつことに対する意識の変化」男女共同参画白書 令和2年版
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-15.html
※2 全労連 実質賃金指数の推移の国際比較
https://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2018/180221_02.pdf
※3 教育への公的支出、日本は38か国中37位 OECD調査https://resemom.jp/article/2020/09/09/58029.html
※4 男性の育児休業の取得状況と 取得促進のための取組について 厚生労働省
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/consortium/04/pdf/houkoku-2.pdf
※5 6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(週全体平均)(1日当たり,国際比較)
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-c01-02-2.html
◇待機児童問題・保育士不足
共働き世帯が増える中、保育の受け皿確保は急務であり、厚生労働省は2021年度から2024年度までの4年間で約14万人分の保育の受け皿を確保するという「新子育て安心プラン」(※5)を2020年12月21日に公表しました。また継続して保育士不足(※6)も喫緊の課題となっています。
※5 新子育て安心プラン
https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000707805.pdf
※6 保育人材確保のための 『魅力ある職場づくり』に向けて 平成26年8月https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/0000057898.pdf
【株式会社コドモン 会社概要】
◆所在地:東京都港区三田3丁目13−16 三田43MTビル 3F
◆資本金:68,250,000円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆WEB:https://www.codmon.co.jp/
◆事業内容:子どもを取り巻く環境をより良くするための事業を手掛け、働く人にとっても働きやすい組織づくりを体現。子育てに優しい社会に変わるよう多角的に環境整備を行い、社会に貢献する。
◎こども施設職員の労働環境を整え、保育・教育の質向上を支える子育てインフラとしての保育ICTシステム「コドモン」の開発・提供。2022年1月16日時点で、全国約10,000施設、保育士約18万人が利用。全国188の自治体で導入および実証実験の導入が決定。導入施設数・自治体導入施設数・契約自治体数でシェア1位(※)
◎保育士採用を支援するウェブサービス「ホイシル(https://www.hoicil.com/)」の提供。こども施設が簡単に施設の魅力を発信でき、保育学生や再就職希望者が採用情報にアクセスしやすいような情報提供を行う。
その他、保育園向け写真ネット販売「コドモンプリント(https://www.codmon.com/print/)」こども施設を対象とした専門のECサイト「コドモンストア(https://store.codmon.com/)」、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的としたオンライン研修サービス「コドモンカレッジ(https://college.codmon.com/)」、こども施設職員への福利厚生サービス「せんせいプライム」などを展開。
※(2022年1月株式会社東京商工リサーチ調べ)
【こども施設向けICTシステム「CoDMON」概要】
https://www.codmon.com/
コドモンは、保育園や幼稚園で働く先生と保護者に対して、こどもたちと向き合うゆとりを持っていただくための各種支援ツールを提供するSaaS※1です。
園児情報と連動した成長記録や指導案などをスマートに記録する機能をはじめ、登降園管理や、保護者とのコミュニケーション支援機能など、先生の業務負担を大幅に省力化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援をしています。また同時にベビーセンサーなどのIoTデバイスとAPI連携するなど、園内のICT/IoT環境を統合管理できるソリューションを提供しています。保護者アプリでは施設との連絡機能のほか、こどもの成長管理や写真アルバム、保育料の支払い機能といったサービスを展開しています。
※1 SaaSとは、ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと
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株式会社コドモン
広報
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080-7303-6026/080-4466-6738
TEL: 03-6459-4318
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