世界のカーシェアリング・サービス会員数が2020年までに1200万人を超える見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Carsharing Programs: Carsharing Membership and Vehicle Fleets, Personal Vehicle Reduction, and Revenue from Carsharing Services: Global Market Analysis and Forecasts (カーシェアリングプログラム:カーシェアリング会員・車両、自家用車の削減、およびカーシェアリングサービスによる収益:世界市場の分析と予測)」の販売を開始しました。
自分で車を所有することの代替手段またはその補足手段としてカーシェアリングを使えば、運転者は時間制または日割制で様々な種類の自動車を、便利にまた手頃な価格で使用することができるようになります。1990年代から急速な拡大を見せているカーシェアリング市場は小さな会社や団体の非公式なネットワークから、大規模な多国籍企業が動かす市場へと成長してきました。Navigant Research の調査レポートによると、世界全体のカーシェアリング・プログラム会員数は2013年の230万人から大きく増加し、2020年までに1200万人以上に達するものと予測しています。
「カーシェアリングを使えば、その会員は自分で車を所有する費用や面倒もなしに、また従来のレンタカー会社からしょっちゅう車を借りる必要もなしに、機動性を手に入れることができます。さらにカーシェアリングは公共団体からもまた民間団体からも、都会の混雑を減らし、温室効果ガスの排出を削減できる強力な手段であると見られています。」Navigant Research の上席リサーチアナリストであるLisa Jerram 氏はこのように指摘しています。
しかしながらカーシェアリング市場の成長は、自分で車を持たないと不便だという観念によって相変わらず制約を受け続けています。さらに、車をステータスや自分の成功、プライバシー、また自由さなどを示すシンボルだと見る消費者の考え方も根強いものがあります。同調査レポートによれば最も重要な点は、経営を持続でき、利益が得られるビジネスとするための1台あたりの収益をカーシェアリング会社が十分に上げることができるか否かがこの市場を制約する要因だということです。
同調査レポートは世界の各地域におけるカーシェアリング・サービスの進化について検証を行っています。この調査では主要な市場拡大の促進要因と阻害要因、またカーシェアリングの社会的利点について詳しく検討しています。カーシェアリング・プログラムによる自動車需要、個人の自動車購入の減少、またカーシェアリング・サービスの売上について、世界の地域別に2020年までに至る市場予測を提供しています。同調査レポートはまた、分野別の市場の区分けや事業計画上の重要項目について見直し、またこのカーシェアリング業界のトップ企業について簡単な企業プロファイルを提供しています。
市場調査レポート: カーシェアリング会員・車両、自家用車の削減、およびカーシェアリングサービスによる収益:世界市場の分析と予測
Carsharing Programs: Carsharing Membership and Vehicle Fleets, Personal Vehicle Reduction, and Revenue from Carsharing Services: Global Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike279327-carsharing-programs-carsharing-membership-vehicle.html
出版日: 2013年08月20日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)
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