マルチスクリーンが有料テレビ向けCAS/DRM市場をけん引、2016年には25億米ドルへ: 収益源はCASからDRMへ移行

株式会社グローバル インフォメーションは、ABIリサーチが発行した報告書「Conditional Access and Digital Rights Management for Pay TV Markets - Cable, Telco, Satellite, Terrestrial and Multiscreen (有料テレビ市場向けの限定受信システムとデジタル著作権管理:ケーブルテレビ、通信事業者、衛星放送、地上波、マルチスクリーン)」の販売を開始しました。

ケーブル、衛星、地上波放送による有料テレビは、コンテンツ保護として2つの異なる方式を使用しています。従来の限定受信システム(CAS)は、セットトップボックスに配信されたコンテンツや、ビデオオンデマンド(VOD)といった追加コンテンツを保護します。一方、デジタル著作権管理(DRM)技術は、タブレット、スマートフォン、コネクテッドテレビを含むマルチスクリーンデバイスへ配信されたコンテツンツの保護に使用されています。世界の有料テレビ向けCASおよびDRM市場は、2011年の22億米ドルの市場規模から比較的穏やかに15%で成長し、2016年には25億米ドルになると予測されています。しかし、収益源としては、CASシステムからDRM技術への大きな転換が起こる予定で、DRMの市場シェアは2011年には47%でしたが、2016年には59%にまで拡大する見通しです。

世界における主要ベンダー(管理ボックス数に基づく)には、NagraやNDS およびMotorolaが含まれます。アジアにおけるケーブルプラットフォームの強力なデジタル化を背景に、China Digital TVが最近Ciscoを追い抜き4位となりました。DRM部門では、GoogleのWidevineやMicrosoftの PlayReadyおよびSilverlightが市場を先導しています。

「CASベンダーは、マルチスクリーン配信用コンテンツの保護に努めるとともに、自社開発のソリューションが通信会社のIPTVプラットフォームとして採用されるよう努力しています。DNSは自社のCAS顧客向けのDRM技術としてVideoGuard Connectというソリューションを最近発表し、他社への顧客流出を防ごうとしています。Motorolaは、同様の理由により、昨年SecureMediaを買収しました。」と、デジタルホーム部門のシニアアナリストSam Rosenは話します。「もしGoogleがWidevine DRMとMotorola のMediaCipherを統合し、通信事業者へ売り込むことができた暁には、非常に競争力のあるソリューションを持つことになるでしょう。」

有料テレビ市場向けの限定受信システムとデジタル著作権管理:ケーブルテレビ、通信事業者、衛星放送、地上波、マルチスクリーン
Conditional Access and Digital Rights Management for Pay TV Markets - Cable, Telco, Satellite, Terrestrial and Multiscreen

http://www.gii.co.jp/report/ab215080-conditional-access-digital-rights-management-pay.html
出版日 2011年09月
発行: ABIリサーチ

【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/TL22_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

ジャンル:
調査
ニュースのシェア:
株式会社グローバルインフォメーション
株式会社グローバルインフォメーション
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.