難燃性化学物質の世界的消費量、2013年に40億ポンドに到達の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Flame Retardant Chemicals: Technologies and Global Markets (難燃性化学物質:技術・世界市場)」の販売を開始しました。
2012年、難燃性化学物質の世界的消費量は39億ポンドでしたが、2013年には40億ポンドに到達する見込みです。BCC Researchでは、消費量は2018年まで複合年間成長率(CAGR)5%で増加し、52億ポンドに到達すると予想しています。
全国防火協会(NFPA)によると、米国における火災のコストは、火事による損失と、火災予防にかけた金額、火災に備えることで最悪の損失を防ぐ努力、実際に火事が起きた際の迅速な鎮火活動を組み合わせて定義されます。そのコストは、2012年は3630億米ドルで、GDP(国内総生産)の2.5%から3.0%を占めると見られます。
政府の規制では、メーカーは幅広い日常品で難燃性化学物質を使用することを求めています。皮肉なことに、火災から命や財産を守るために使用されるこうした化学物質の多くは、それ自体が人体や環境に悪影響を与えます。この市場には新しい技術が導入されており、これらの製品は有害とされてきた化学物質と必ずしも置き換えられるものではないものの、今後5年間で市場シェアを拡大すると予想されます。
難燃性素材のための害の少ない化学物質のアプローチをリードするのが、ナノコンポジットや、さらに進化した相乗的形成です。BCC Researchは、これらの新しい革新的化学物質や相乗的コンビネーションが、難燃性化学物質の中で高い成長率を持つことになると予測しています。これらの新しい化学物質やコンビネーションの多くはまだひとつも市場を見出していませんが、様々な市場や状況で試されています。
効果的な相乗的化学物質であるナノコンポジットを使用することは、特定の難燃性の効果を高め、難燃性化学物質の入力量を減らします。難燃性化学物質の市場は、コスト、実績、そして環境に優しい無害な製品への流れによって活性化されています。
市場調査レポート: 難燃性化学物質:技術・世界市場
Flame Retardant Chemicals: Technologies and Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc281748-flame-retardant-chemicals-technologies-global.html
出版日: 2013年09月09日
発行: BCC Research
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