日本オラクル、「Oracle SOA Suite 12c」を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、 以下 日本オラクル)は本日、「Oracle SOA Suite」の最新版で、クラウド、モバイル、Internet of Things(IoT)のシステム連携を単一基盤上でシンプルに実現する「Oracle SOA Suite 12c」を提供開始したことを発表します。
企業においてSaaS型アプリケーションと自社運用(オンプレミス)アプリケーションとのシステム間連携を、迅速かつ低コストに実現することへの高いニーズがあります。また、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の業務利用が普及することで、モバイル・アプリケーションとのシームレスな連携が求められています。
「Oracle SOA Suite 12c」は単一基盤上で異種環境を統合し、クラウド連携、最新のモバイル・テクノロジーへの対応、IoT環境の構築、開発生産性の向上と直感的な監視・分析、ファイル転送・互換の統合管理による信頼性向上を実現します。
「Oracle SOA Suite 12c」のオプションとして新たに追加されたファイル転送の統合管理製品「Oracle Managed File Transfer」はファイル転送・互換を統合的に管理し、全社システムを横断した異種のFTP(ファイル転送プロトコル)ポイントを連結します。その結果、ファイル転送のスケジュール設定や実行監視といった煩雑業務を統合し、コストの低減、エラーの削減が可能になります。
「Oracle SOA Suite 12c」の主な新機能は以下の通りです:
・シンプルなクラウド連携:「Oracle Cloud Adaptors」は、「Oracle Sales Cloud」、「Oracle Marketing Cloud」、「Oracle Service Cloud」、Salesforce.comなどのSaaS型アプリケーションとオンプレミス・アプリケーションとのデータ連携を単一の基盤上で実現するアダプタで、高い開発生産性、広範な接続オプション、信頼性、連携による高いパフォーマンスを提供します。現在、約300種類のアプリケーションやテクノロジーに対応し、今後、新しい対応アダプタを随時提供します。また、独自にアダプタを開発する企業やパートナー向けに開発キット「Oracle Cloud Adapter Software Development Kit」を提供しました。
・モバイル・テクノロジーへの対応:業務におけるモバイル・アプリケーションの普及に応じて、「Oracle SOA Suite 12c」は、軽量プロトコルでモバイル開発に最適なREST *1とJSON *2標準に対応しました。また、XMLをJSONに自動変換する機能も追加しました。
*1 分散システムにおいて複数のソフトウェアを集合し、Webサービスに適用する設計原則
*2 JavaScriptにおけるオブジェクトの表記法にもとづいた軽量なデータ記述言語
・IoT環境の構築:オラクルの複合イベント処理基盤「Oracle Event Processing 」は、オラクルのエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud」上で稼働した場合、ほぼ遅延なく毎秒100万メッセージを処理*し、IoT環境におけるスマート・デバイスから生成される膨大なストリーム・データのリアルタイム制御、位置情報通知、特定のパターン照合に最適なソリューションです。最新版の「Oracle Event Processing 12c」ではビッグデータの分析結果に基づいて、イベント処理ロジックへの直接的な反映が可能です。
- オラクル調べ
生産性の向上と直感的な監視・分析:お客様が過去に実施したシステム構築のベスト・プラクティスをテンプレート化することで、短期開発を実現します。統合開発環境「Oracle JDeveloper」や「Oracle Event Processing」と同一のインターフェースを提供します。機能強化された業務プロセスのリアルタイム監視・分析ツール「Oracle Business Activity Monitoring 12c」により、業界標準のスタースキーマ形式でデータを蓄積し、重要な指標を即座にかつ柔軟に評価することが可能です。
日本オラクルでは、クラウドやモバイル、IoTのシステム連携に取り組むお客様に対し、既存資産を有効活用した連携基盤の構築を推奨しています。「Oracle SOA Suite 12c」の提供に合わせ、SOA基盤構築に豊富な実績を有し、日本オラクルの提案活動に賛同するパートナー企業に対して、オラクルが全世界共通で導入するパートナー企業向けの認定制度「Specialization」取得のための支援を行います。また、パートナー企業の業種業界の知識・経験およびソリューションなど、各企業の強みを活かした上での共同の拡販活動を行う予定です。
●「Oracle SOA Suite 12c」の国内提供に関するパートナー企業からの賛同コメント(五十音順)
・SCSK株式会社
SCSK株式会社(SCSK)は、「Oracle SOA Suite 12c」の提供を歓迎します。
IT技術の革新に伴うビジネススピードの高速化や変化により、企業システムは今まで以上に複雑/複合化しています。
SCSKは、新しい「Oracle SOA Suite 12c」を用い、複雑/複合化が進む企業システムの環境を単一プラットフォームでシンプルに統合することを提案します。
オラクルの最新技術とSCSKのソリューションで、お客様のITシステムの課題解決に貢献してまいります。
SCSK株式会社
執行役員 ITエンジニアリング事業本部長 池 直樹
・株式会社協和エクシオ
株式会社協和エクシオは、日本オラクル株式会社の「Oracle SOA Suite 12c」の国内発表を歓迎いたします。
クラウドやオンプレミス、モバイルといった複合的な環境を単一のプラットフォームでシンプルに統合するための機能が強化され、IoT環境の構築にも対応した本製品は、クラウド時代のアプリケーションプラットフォーム基盤として、さらなる成長へつながるものと確信しております。
日本オラクルと協和エクシオは今後も連携し、お客様に最適なソリューションをお届けすべく、一層注力してまいります。
株式会社 協和エクシオ
常務執行役員
ビジネスソリューション事業本部長
星 久光
・新日鉄住金ソリューションズ株式会社
新日鉄住金ソリューションズは、日本オラクル株式会社様による「Oracle SOA Suite 12c」のリリースを心より歓迎致します。SOA関連製品については、2000年より取り組みを始め、これまで多数の企業様にてシステム構築をご支援させて頂くと共に、次世代工法「NSFLEASY」を開発する等、早期から積極的に取り組んで参りました。今回の「Oracle SOA Suite 12c」は、クラウド連携、最新のモバイル・テクノロジーへの対応など、大きく機能強化されている事から、これを機により広範囲でのSOAの活用が期待されます。当社は、これまで培ってきたシステム提案力ならびに「Oracle Applications」「Fusion Middleware」等の製品知見・技術力をもとに、お客様のシステムリノベーションニーズに、より高度にお応えしていく所存でございます。
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
上席執行役員
産業・流通ソリューション事業本部
産業ソリューション事業部長
高木 肇
・TIS株式会社
TIS株式会社は、日本オラクル株式会社による「Oracle SOA Suite 12c」の国内提供開始を歓迎します。
「Oracle SOA Suite 12c」は、開発生産性向上やTCO削減のニーズに対し、クラウドとオンプレミスのシステム間連携や、最新のモバイル技術への対応、IoT環境構築など、複合的な環境をシンプルかつ迅速に統合できるソリューションと確信しています。
今後、TISは「Oracle SOA Suite 12c」を活用し、急速なビジネス変化に適応できるIT戦略立案から、SOAによる最適なシステム構築のご支援を行い、お客様のビジネスの成長に貢献していきます。
TIS株式会社
常務執行役員
ITソリューションサービス本部長
岡本 安史
・東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社は製造業のお客様の基幹システム構築を核として長年に渡り企業革新のお手伝いをして参りました。昨今では基幹システムとクラウド、モバイル環境とのインテグレーションやIoTから生ずる様々なデータの活用など、さらなる革新への取り組みをご支援しています。「Oracle SOA Suite 12c」のもたらす高い生産性や連携・接続性と、製造業の現場を知る弊社のシステム提案力により、お客様の変革を一層力強くご支援できるものと期待しております。
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
取締役 ソリューション営業統括本部長
古田 英樹
・日本電気株式会社
「Oracle SOA Suite 12c」最新版の発表を歓迎いたします。
本製品は、IoTやビックデータの活用、クラウドとオンプレミスを連携するサービスなどを迅速に提供し、お客様のビジネス拡大に貢献できると期待しております。
NECは、オラクル社が認定するSpecialization「Oracle SOA Suite 11g(Advanced)」に裏付けされた高い技術力を保持し、実績に基づく技術支援サービス、製品サポートを提供してまいりました。
今後もNEC製品との連携やオラクル社との協業により、お客様のさらなる競争力強化とビジネス拡大に貢献できるシステム最適化やインフラの高度化を支援してまいります。
NEC システムソフトウェア事業部 シニアマネージャー 森山 由紀
・株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、「Oracle SOA Suite 12c」の国内発表を心より歓迎いたします。クラウド、モバイル、オンプレミス、IoTのシステム連携を単一基盤上でシンプルに実現することができ、当社の「SOA/BPM導入支援ソリューション」と組み合わせて、お客様が抱える複雑な課題に対して、最適な解決策を提供できるものと考えております。
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
取締役
唐渡 直之
・株式会社ユー・エス・イー
株式会社ユー・エス・イーは日本オラクル「Oracle SOA Suite 12c」の国内発表を心より歓迎致します。 弊社が得意とするクラウドサービスとの統合基盤として「Oracle SOA Suite 12c」を用いることで、 高い信頼性・可用性・拡張性・パフォーマンス等の課題をクリアし 事業継続を支える堅牢なIT統合基盤ソリューションを提供できると確信しております。
株式会社ユー・エス・イー
システム開発ソリューション事業部
事業部長
北野 文章
●参考資料
「Oracle SOA Suite 12c」の価格
・130,400円から(税抜き。10ユーザー利用の場合)
「Oracle Managed File Transfer」の価格
・65,300円から(税抜き。10ユーザー利用の場合)
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
- OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。