養命酒製造株式会社調べ  疲れ・ストレス限界?  “コロナ疲れ”実感 若者世代では7割、 リタイア世代では6割半

~若者世代とリタイア世代のコロナ疲れに関する調査2021~

養命酒製造株式会社は、「若者世代とリタイア世代のコロナ疲れ」というテーマで、インターネット調査を2021年5月21日~5月24日の4日間で行い、全国の20歳~34歳の若者世代500名と65歳~79歳のリタイア世代500名の計1,000名の有効回答を回収しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
新型コロナウイルス感染症拡大により生活環境が一変した結果、若者世代とリタイア世代ではどのような疲れやストレスを感じているのでしょうか。養命酒製造株式会社では、コロナ疲れの実感と解消方法について実態を探りました。

[アンケート総括]

コロナ疲れの実態

◆疲れ・ストレス限界? “コロナ疲れ”実感 若者世代では7割、リタイア世代では6割半

全国の20歳~34歳の500名(以下、「若者世代」)と65歳~79歳の500名(以下、「リタイア世代」)に、コロナ禍での疲れについて質問しました。

まず、若者世代500名とリタイア世代500名に、最近の自身の状況は、【コロナ疲れ(新型コロナウイルス感染症の拡大による生活変化で生じた疲れ・ストレス)を感じている】にどの程度あてはまるか聞いたところ、若者世代では「非常にあてはまる」は24.6%、「ややあてはまる」は46.2%で、合計した『あてはまる(計)』は70.8%となりました。若者世代には、コロナ禍で生活環境が一変したことに疲労やイライラを感じている人が多いようです。他方、リタイア世代では『あてはまる(計)』は64.6%となりました。
男女・世代別にみると、コロナ疲れを感じている人の割合は、若者世代の女性(76.4%)が最も高くなり、リタイア世代の男性(58.8%)が最も低くなりました。

コロナ疲れを感じているか

◆危機感薄れる?緩む? “コロナ慣れ”実感 若者世代では7割強、リタイア世代では5割
◆若者世代もリタイア世代も“コロナ疲れ”を実感する人ほど“コロナ慣れ”

【コロナ慣れ(新型コロナウイルス感染に対する不安が弱まっている状態)を感じている】にどの程度あてはまるか聞いたところ、若者世代では『あてはまる(計)』は71.8%となったのに対し、リタイア世代では『あてはまる(計)』は49.8%となりました。若者世代には、新型コロナウイルスへの感染に対する不安感の弱まりや危機意識の薄れを自覚している人が多いようです。

コロナ慣れを感じているか

コロナ疲れの実感別にみると、コロナ慣れを感じている人の割合は、コロナ疲れを感じている若者世代では76.8%と、コロナ疲れを感じていない若者世代(59.6%)と比べて17.2ポイント高くなりました。また、コロナ疲れを感じているリタイア世代では51.4%と、コロナ疲れを感じていないリタイア世代(46.9%)と比べて4.5ポイント高くなりました。両世代とも、コロナ疲れを感じている人ほどコロナ慣れをしている傾向がみられました。

コロナ慣れを感じているか(コロナ疲れ実感別)

◆コロナ疲れによるからだの不調 TOP3「疲れやすい」「目の疲れ」「肩こり」

続いて、若者世代500名とリタイア世代500名に、コロナ疲れによってどのようなからだの不調を感じているか聞いたところ、若者世代・リタイア世代とも1位「疲れやすい」(若者世代31.0%、リタイア世代19.8%)となりました。
2位以降の回答をみると、若者世代では2位「肩こり」(18.2%)、3位「目の疲れ」(18.0%)、4位「肌荒れ」(14.8%)、5位「倦怠感」(14.4%)でした。他方、リタイア世代では2位「目の疲れ」(16.8%)、3位「肩こり」(13.6%)、4位「腰痛」(12.4%)、5位「倦怠感」(11.4%)でした。両世代ともに、肩こりや目の疲れ、からだのだるさを感じていることがわかりました。
若者世代とリタイア世代を比較すると、若者世代では「疲れやすい」が31.0%、「肌荒れ」が14.8%と、リタイア世代(それぞれ19.8%、3.6%)と比べて10ポイント以上高くなり、リタイア世代では「腰痛」が12.4%と、若者世代(7.2%)と比べて5ポイント以上高くなりました。

コロナ疲れによって感じているからだの不調

◆コロナ疲れの原因 若者世代1位「マスクの着用」、リタイア世代1位「外出時間の減少」

若者世代500名とリタイア世代500名に、コロナ疲れの原因になっていることを聞いたところ、若者世代では1位「マスクの着用」(36.0%)、2位「外出時間の減少」(34.4%)、3位「友人と会う機会の減少」(30.6%)、4位「外食・会食機会の減少」(25.0%)、5位「エンタメを楽しむ機会の減少(映画・ライブなど)」(23.0%)となりました。
他方、リタイア世代では1位「外出時間の減少」(43.8%)、2位「マスクの着用」「友人と会う機会の減少」(いずれも42.4%)、4位「外食・会食機会の減少」(42.2%)、5位「離れて暮らす家族と会う機会の減少」(28.8%)でした。両世代とも、マスクの着用や外出自粛による生活変化が、疲れやストレスの原因となっているようです。
両世代の上位回答をみると、若者世代では6位「スマホ利用時間の増加」(21.0%)、8位「収入の減少」(14.6%)、9位「SNS利用時間の増加」(12.8%)でした。在宅時間の増加によりスマホやSNSの利用時間が増えたことや、コロナ禍の影響で収入が減ってしまったことがコロナ疲れの要因になっているようです。他方、リタイア世代では6位「新型コロナワクチン接種ペースの遅さ」(24.2%)、8位「消毒機会の増加」(18.2%)、9位「テレビ視聴時間の増加」(18.0%)でした。リタイア世代には、ワクチン接種の環境整備状況が不十分なことにイライラを募らせている人が多いようです。

コロナ疲れの原因になっていること

◆若者世代のコロナ疲れ解消法 1位「睡眠」2位「投稿サイトの動画」3位「ゲーム」
◆リタイア世代のコロナ疲れ解消法 1位「テレビ・DVD」2位「運動」3位「睡眠」

次に、コロナ疲れの解消方法について質問しました。

若者世代500名とリタイア世代500名に、どのようなことでコロナ疲れを解消しているか聞いたところ、若者世代では1位「睡眠」(28.8%)、2位「投稿サイトの動画(YouTubeなど)」(28.4%)、3位「ゲーム」(27.4%)、4位「音楽」(22.2%)、5位「SNS」(19.6%)となりました。しっかりと睡眠をとることのほか、エンタメやゲーム、SNSを楽しむことで、疲れをとったりストレスを発散したりしている人が多いようです。
他方、リタイア世代では1位「テレビ・DVD」(27.6%)となりました。リタイア世代には、お気に入りの番組や映画を見てリラックスや気分転換をしている人が多いのではないでしょうか。以降、2位「運動」(24.2%)、3位「睡眠」(20.6%)、4位「入浴」(17.0%)、5位「家飲み(自宅での飲酒)」(15.8%)が続きました。

コロナ疲れの解消方法

男女・世代別にみると、若者世代の男性では1位「ゲーム」(30.0%)、2位「投稿サイトの動画」(27.2%)、女性では1位「睡眠」(30.8%)、2位「投稿サイトの動画」(29.6%)となりました。リタイア世代の男性では1位「テレビ・DVD」「運動」(いずれも28.8%)、女性では1位「テレビ・DVD」(26.4%)、2位「睡眠」「運動」(いずれも19.6%)でした。

コロナ疲れの解消方法(男女・世代別)

◆「コロナ禍のストレスの発散にお金を使っている」若者世代7割弱、リタイア世代5割半
 使っている金額の平均は若者世代8,360円/月、リタイア世代10,739円/月

若者世代500名とリタイア世代500名に、コロナ禍のストレスを発散するためにお金を使っているか聞いたところ、「使っている」と回答した人の割合は、若者世代では67.2%、リタイア世代では56.0%と、若者世代のほうが11.2ポイント高くなりました。

コロナ禍のストレスを発散するためにお金を使っているか

コロナ禍のストレスを発散するためにお金を使っている人(若者世代336名、リタイア世代280名)に、1ヶ月にいくらくらい使っているか聞いたところ、若者世代では「5,000円~10,000円未満」(21.1%)や「10,000円~20,000円未満」(19.9%)に多くの回答が集まり、平均は8,360円でした。
他方、リタイア世代では「5,000円~10,000円未満」(29.6%)に最も多くの回答が集まったほか、「10,000円~20,000円未満」(21.4%)にも回答が集まり、平均は10,739円でした。

コロナ禍のストレスを発散するために1ヶ月にいくらくらい使っているか

◆コロナ禍が落ち着いたらやりたいこと 若者世代・リタイア世代ともに「旅行」がダントツ

若者世代・リタイア世代は、コロナ禍が落ち着いたら、どのようなことをしたいと考えているのでしょうか。

若者世代500名とリタイア世代500名に、新型コロナウイルス感染症が収束したときに、どのようなことをやりたいと思うか聞いたところ、若者世代・リタイア世代とも1位「旅行」(若者世代53.2%、リタイア世代74.2%)、2位「外食」(若者世代44.0%、リタイア世代59.4%)となりました。コロナ禍が落ち着き、旅行や外食を楽しめることを心待ちにしている人が多いようです。以降、若者世代では3位「遊園地・テーマパークでのレジャー」(29.2%)、4位「映画館で映画鑑賞」(29.0%)、5位「飲み会・宴会」(28.8%)、リタイア世代では3位「帰省・離れて暮らす家族と会う」(33.2%)、4位「飲み会・宴会」(30.8%)、5位「映画館で映画鑑賞」(27.0%)となりました。

新型コロナウイルス感染症が収束したときにやりたいこと

コロナ疲れとエンタメ

◆コロナ禍のストレスを発散するために見たい“懐かしのバラエティ”
 リタイア世代が選ぶ1位「8時だョ!全員集合」、若者世代が選ぶ1位は?
◆コロナ疲れを癒すために聞きたい音楽
 若者世代が選ぶ1位「炎(LiSA)」、リタイア世代が選ぶ1位「川の流れのように」

“コロナ疲れ”の癒しなどをテーマに、イメージに合うバラエティ番組や音楽、芸能人、アニメキャラについて質問しました。

若者世代500名とリタイア世代500名に、コロナ禍のストレスを発散するために見たい“懐かしのバラエティ番組”を聞いたところ、若者世代では1位「トリビアの泉」「めちゃ×2イケてるッ!」、3位「はねるのトびら」と、フジテレビ系列で放送されていた人気バラエティ番組がTOP3を占めました。他方、リタイア世代では1位「8時だョ!全員集合」、2位「シャボン玉ホリデー」、3位「ドリフ大爆笑」と、ザ・ドリフターズの冠番組のほか、植木等さんの“お呼びでない?こりゃまた失礼いたしました”という定番ギャグでお馴染みの音楽バラエティ番組がTOP3に挙がりました。

コロナ禍のストレスを発散するために見たい“懐かしのバラエティ番組”

また、コロナ疲れを癒すために聞きたい音楽を聞いたところ、若者世代では1位「炎(LiSA)」、2位「ultra soul(B'z)」「夜に駆ける(YOASOBI)」、リタイア世代では1位「川の流れのように(美空ひばり)」、2位「負けないで(ZARD)」、3位「いとしのエリー(サザンオールスターズ)」となりました。

コロナ疲れを癒すために聞きたい音楽

◆この芸能人にコロナ疲れを癒してほしい!
 若者世代が選ぶ1位「新垣結衣さん」、リタイア世代が選ぶ1位「綾瀬はるかさん」
◆コロナ疲れを癒してほしいアニメキャラ 若者世代・リタイア世代とも1位「ドラえもん」
 若者世代2位「ピカチュウ」、リタイア世代2位「サザエさん」

コロナ疲れを感じたときにこの人に癒してほしいと思う芸能人を聞いたところ、若者世代では「新垣結衣さん」がダントツでした。以降、2位「橋本環奈さん」、3位「浜辺美波さん」が続きました。他方、リタイア世代では1位「綾瀬はるかさん」、2位「吉永小百合さん」、3位「所ジョージさん」「明石家さんまさん」となりました。

コロナ疲れを感じたときにこの人に癒してほしいと思う芸能人

また、コロナ疲れを感じたときにこのキャラに癒してほしいと思うアニメキャラを聞いたところ、若者世代・リタイア世代ともに1位「ドラえもん(ドラえもん)」でした。2位以降の回答をみると、若者世代では2位「ピカチュウ(ポケットモンスター)」、3位「プー(くまのプーさん)」「野原しんのすけ(クレヨンしんちゃん)」、リタイア世代では2位「フグ田サザエ(サザエさん)」、3位「アトム(鉄腕アトム)」となりました。

コロナ疲れを感じたときにこのキャラに癒してほしいと思うアニメキャラ

◆コロナ疲れとは無縁そうな先生キャラ
 若者世代が選ぶ1位「ヤンクミ(ごくせん)」2位「鬼塚先生(GTO)」
◆コロナ疲れの生徒を奮起させてくれそうな先生キャラ
 リタイア世代が選ぶ1位「金八先生(3年B組金八先生)」2位「桜木先生(ドラゴン桜)」

最後に、若者世代500名とリタイア世代500名に、ドラマの先生キャラについて質問しました。

コロナ疲れとは無縁そうな先生キャラを聞いたところ、若者世代では1位「山口久美子(仲間由紀恵)/ごくせん」(23.4%)、2位「鬼塚英吉(反町隆史)/GTO」(21.6%)、3位「桜木建二(阿部寛)/ドラゴン桜」(17.8%)、リタイア世代では1位「坂本金八(武田鉄矢)/3年B組金八先生」(16.4%)、2位「桜木建二(阿部寛)/ドラゴン桜」(13.2%)、3位「野々村健介(夏木陽介)/青春とはなんだ」(11.4%)となりました。

コロナ疲れとは無縁そうなドラマの先生キャラ

また、コロナ疲れの生徒を奮起させてくれそうな先生キャラを聞いたところ、若者世代では1位「山口久美子(仲間由紀恵)/ごくせん」(22.2%)、2位「鬼塚英吉(反町隆史)/GTO」(19.2%)、3位「桜木建二(阿部寛)/ドラゴン桜」(15.2%)、リタイア世代では1位「坂本金八(武田鉄矢)/3年B組金八先生」(15.4%)、2位「桜木建二(阿部寛)/ドラゴン桜」(13.0%)、3位「野々村健介(夏木陽介)/青春とはなんだ」(8.0%)となりました。若者世代・リタイア世代ともに、TOP3は“コロナ疲れとは無縁そうな先生キャラ”と同じ顔触れとなりました。

コロナ疲れの生徒を奮起させてくれそうなドラマの先生キャラ

◆オンライン授業が不向きな先生キャラ
 若者世代が選ぶ1位「鬼塚先生(GTO)」、リタイア世代が選ぶ1位は?

オンライン授業が不向きな先生キャラを聞いたところ、若者世代では1位「鬼塚英吉(反町隆史)/GTO」(17.2%)、2位「坂本金八(武田鉄矢)/3年B組金八先生」(16.4%)、3位「山口久美子(仲間由紀恵)/ごくせん」(12.4%)となりました。いずれも生徒思いの先生キャラで、ドラマの中では生徒と真正面から向き合う“熱い”授業や情熱溢れる指導を行います。若者世代には、熱血授業は対面で受けたいと考える人が多いようです。他方、リタイア世代では1位「坂本金八(武田鉄矢)/3年B組金八先生」(17.6%)、2位「大岩雷太(竜雷太)/これが青春だ」(13.8%)、3位「巌雷太(竜雷太)/でっかい青春」(12.6%)と、TOP3には竜雷太さんが演じた先生キャラが2人挙がりました。

オンライン授業が不向きなドラマの先生キャラ
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