日本オラクル、すべてのアプリケーションを支える統合データ基盤 「Oracle Database 10g Release 2」を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明は、オラクルのデータベース製品最新版「Oracle Database 10g Release 2」を2005年9月7日より順次提供開始することを発表いたします。
日本オラクルは「Oracle Database 10g Release 2」の出荷により、企業システムにおけるすべてのアプリケーションを支えるデータ基盤の構築を促進します。エンタープライズ・アーキテクチャを支えるためにパフォーマンスに優れ、信頼性の高い低コストなグリッド・データ基盤として、またビジネスの情報の可視化を実現する統合ビジネス・インテリジェンス基盤として、企業のコンプライアンスを実現する高度なセキュリティ基盤として、SOAによるビジネス統合を支えるデータ基盤としてなど、あらゆるシステムのために、「Oracle Database 10g Release 2」の技術を活用可能です。
日本オラクルは、「Oracle Database 10g Release 2」と新ミドルウェア基盤「Oracle Fusion Middleware」によりグリッド・コンピューティングによる次世代IT基盤を提案します。
●出荷開始予定/プラットフォーム
2005年9月7日 Linux x86
2005年10月18日 Solaris Operating System (SPARC)、HP-UX PA-RISC(64-bit)、
AIX5L Based Systems
2005年11月1日 Microsoft Windows (32-bit)
2005年12月6日 Linux x86-64、Linux Itanium、IBM Power Based Linux
2005年12月下旬 Microsoft Windows x64
2006年1月 HP-UX Itanium、Microsoft Windows Itanium
2006年第一四半期 Solaris Operating System (x86-64)、Solaris Operating System (x86)
2006年上半期 IBM zSeries Based Linux、Apple Mac OS X、HP Tru64 UNIX、HP OpenVMS Alpha、HP OpenVMS Itanium
●価格
- Oracle Database Enterprise Edition
100,000円(税込み 105,000円)/Named User Plus(1プロセッサあたり最少25ユーザー)
5,000,000円(税込み 5,250,000円)/ Processor - Oracle Database Standard Edition
37,500円(税込み 39,375円)/ Named User Plus(最少5ユーザー)
1,875,000円(税込み 1,968,750円)/ Processor - Oracle Standard Edition One
18,600円(税込み 19,530円)/ Named User Plus (最少5ユーザー)
624,400円(税込み 655,620円)/ Processor
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,481 名(2005年5月末現在)。(http://www.oracle.co.jp)
【本資料の報道関係者からのお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室
広報部: 北川
TEL:03-6238-8180
FAX:03-5213-6990
E-Mail:Natsuko.Kitagawa@oracle.com
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。
ご参考資料:
「Oracle Database 10g Release 2」では、下記のような新機能の搭載、機能強化が行われています。
●パフォーマンスおよび可用性の向上
「Oracle Database 10g Release 2」では、新しいソート技術の搭載により、問合せや索引作成のようなソート処理のパフォーマンスを大幅に改善し、さらにソート作業の事前ロードにかかっていた負荷も削減します。また、「Oracle Real Applications Clusters」のロード・バランシング機能の改善により、クラスタ間の利用パターンの変更に対して、より迅速に対応することが可能です。さらに、新しい「Oracle Data Guard」は、同期パフォーマンスの向上とともに、スタンバイ・サイトへの自動フェイルオーバー機能の搭載など高可用性機能を強化します。
●セキュリティの強化
「Oracle Database 10g Release 2」では、キー管理を統合し、アプリケーションに変更を加えることなく透過的に暗号化する新機能「Transparent Data Encryption」の提供により、格納データの暗号化やバックアップファイルのデータの暗号化をシームレスに実現します。また、従来コマンドラインのバッチ処理では平文で入っていることの多いユーザー名とパスワードをWalletに格納することで、よりセキュアなシステム構築の実現など、セキュリティ機能を強化します。これにより、データベースセキュリティの実装にかかるコストを削減するとともに、プライバシの保護や法規制の準拠などに役立ちます。
●運用管理機能の強化
「Oracle Database 10g Release 2」では、自己診断機能のパフォーマンス向上と機能強化を行います。また、同時期に出荷予定の「Oracle Enterprise Manager 10g Release2」により、プロビジョニング機能やソフトウェア管理を強化します。さらに、ITシステムを構成するソフトウェアやアプリケーション、さらにそれらの関係を視覚的に表示し、分析するサービス・レベル管理機能を提供することで、使いやすさを追求するとともに、運用管理コストの削減を実現します。
●ビジネス・インテリジェンスの機能強化
「Oracle Database 10g Release 2」では、データベースに統合された新しいデータ・マイニング機能「Oracle Data Mining」を提供します。また、多次元分析(OLAP)機能「Oracle OLAP」は、「Microsoft Excel」を使った分析を実現する「Oracle Spreadsheet Add-In」を利用することにより、使い慣れた環境で「Oracle OLAP」上のデータを分析することが可能になります。これにより、データウェアハウスの構築からOLAP、データ・マイニングまでをセキュアな単一のデータ資源で実現し、「Microsoft Excel」やデータ分析ツール「Oracle Discoverer」、カスタムアプリケーションなど、様々なクライアント環境をサポートします。
●開発生産性の向上
「Oracle Database 10g Release 2」では、W3C(World Wide Web Consortium )により勧告予定の、XMLによる問い合わせ言語「XML Query」を業界で先駆けて標準サポートし、高速かつ効率的なXMLデータアクセスを実現します。また、「Oracle Database 10g Release 2」では、.NET環境におけるオラクルを基盤としたアプリケーション開発の生産性を大幅に強化します。「Oracle Database Extensions for .NET」を提供することで、ストアド・プロシージャを.NETで開発することが可能となりました。
参考URL:Oracle Database 10g Release 2の機能の概要について
http://www.oracle.co.jp/database/index.html