画像診断装置の世界市場、2020年までCAGR7%で拡大し、490億米ドル規模に
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Industry Expertsが発行した報告書「Medical Imaging Devices - A Global Market Overview (医療用画像装置:世界市場の概要)」の販売を開始しました。
同レポートによると、画像診断装置の世界市場は2013年までに、302億米ドル規模にまで成長する見通しです。最も広く利用されている画像診技術はX線ですが、2010~20年にはCTや超音波、MRIといった技術の利用も拡大を続けると見込まれます。
画像診断はその技術の開発以来、進化が続いています。コストや臨床の面で確実な利点があることから、医療分野では複数の用途において、さまざまな画像技術の導入が進められてきました。装置のメーカーは安全性と利便性の向上を実現し得る革新的、かつ患者にやさしいソリューションの提供を期待されていますが、そうした中においても、高齢者の増加をはじめとする人口動態が、今後も市場の主な成長促進要因となる見通しです。
世界的なトレンドは、飽和状態の北米・欧州市場からより高い利益が見込めるアジア太平洋地域、ラテンアメリカ、中東欧の新興経済国へと大幅にシフトしています。例えば心疾患の患者数の増加は、重要な臨床領域における画像診断装置およびソフトウェアのソリューションなど、関連技術の需要を大幅に増加させています。特定の心疾患に最適な診断技術を決定するにあたっての一貫性の不足はこれまで、技術導入の水準に負の影響を与えてきました。しかしながら、需要の増加はさらに進歩した画像診断技術の必要性を強調しています。
同レポートにおいて調査対象とされた画像診断装置の主な製品分野は、コンピューター断層撮影法(CT)、磁気共鳴映像法(MRI)、ポジトロン放出断層撮影法(PET)、超音波、X線、放射性映像、画像保管通信(PACS)です。画像診断装置の世界市場は2013年には302億米ドル規模となり、さらに2020年には490億米ドルを上回る規模となる見通しです。
同レポートでは、画像診断の世界市場ならびに米国、カナダ、日本、欧州、アジア太平洋およびその他の各地域市場について再考察するとともに、分析し、予測を示しています。地域市場については、欧州の10カ国(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国、その他)、アジア太平洋地域(中国、インド、韓国、オーストラリア、台湾、その他の各国・地域)に関する詳細な分析を行っています。
市場調査レポート: 医療用画像装置:世界市場の概要
Medical Imaging Devices - A Global Market Overview
http://www.gii.co.jp/report/inde115978-med-imagi-devi.html
出版日: 2013年05月28日
発行: Industry Experts
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