ベストセラー作家に学ぶ「男の余裕」のつくり方

【クリスマス直前駆け込み！】ベストセラー作家に学ぶ「男の余裕」のつくり方

何となく余裕を感じさせる男がいる。

女性にも金にも肩書きにも淡々としていて、金も時間もたっぷりあるわけではないのに、どこか自信めいたものが匂ってくる。

そういう男が、女性にモテる。

ところが多くの男は、金に執着するし、女性の前に出ると自意識過剰になるし、学歴や肩書に対するこだわりから抜けられない。

男だってそういう友だちは「ちょっとな…」と思う。

女性ならなおさらだ。

そんな多くの男が、「女性にモテる、余裕のある男」に変わるには、どうすればよいのか。それを教えてくれるのが『「男の余裕」のつくり方』（潮凪洋介／あさ出版）http://www.asa21.com/book/b634079.htmlだ。

著者はこれまで、『「男の自信」のつくり方』、『「男の色気」のつくり方』など、男性が多くを語らずとも女性を惹きつけるバイブルを世に出してきた。

恋愛格差がいわれる今、貴男も、「ワンランク上の男」に変貌するためのヒントをつかんでいただければと思う。

卑屈にも深刻にもならない。

まるで他人事のように自分を笑い飛ばす。

これができるだけで、男としての幅が広がり、それが余裕に変わる。

いつもインテリぶって、できキャラしか見せない人。
プライドが高くて、自分を笑い飛ばすことができない人。
いじり厳禁な人。

本人は何とかプライドを保っているが、よくよく眺めてみると少し苦しそうだ。

そういう男は、一瞬で子供っぽく見えてしまう。

愛すべき突っ込みどころを差し出し、イジられたら、ふくらまして返す。

バカになれるチャンネルをもっておく。

これぞ余裕男のコミュニケーションリテラシーである。

男女の関係にはさまざまなカテゴリーがある。

夫婦、恋人、相思相愛だけど付き合っていない関係、友だち、知人。誰もが関係性を定義して安心感を得るが、男の余裕をつくるには、カテゴライズしないほうがいい。

「ぼくらは友だちだから」と早々と定義づけしてしまうことで、互いの情愛がそれ以上ふくらまないことがある。

逆に「僕たちはもう付き合ってるみたいなもんだから」などと、相手が何とも思っていないときに言うと、とても寒い空気が漂って音信不通になりかねない。

愛情表現をいっぱいして、だけど関係を決めつけない。

するとそのうちに、彼女は「私たちの関係って」と自問自答するようになる。

彼女が素敵な定義づけをしてくれれば、そこから艶やかな関係が生まれてくる。

彼女はお酒に酔っているのではなく、自分のセリフに酔っている。

これを邪魔してはいけない。

言葉の旋律に耳を傾け、彼女が気持ちよく話せるように、脇役としてただその場にたたずむ。

内容が正しい正しくないなんて関係ない。

女性は語りを聞いてくれた男性と、そのシチュエーションをこよなく愛する。

オヤジになると、物事を正しいか正しくないかで話を進めがちだ。

ちまちました否定語をぶつけたりもする。

「甘ったれたことを言って！」と、ムカついてしまうこともあるだろう。

しかしそれではいけない。

彼女たちに、自分が好きになれる瞬間をつくってあげる。

それが男の余裕である。

そもそも余裕を感じさせる男、魅力的な男は、金持ちも金持ちじゃない人間も、どんな肩書きの人間もみんな、ひとりの人間なのだと考えている。

女性も、女性である前にひとりの人間なのだと考え、時間と空間を一緒に楽しもうとする。

もちろん自分の性格や癖は、すぐには変わらない。

しかし形から入る、という手もある。

まずは本書の１項目から実践してみることで、やがて「男の器」が身についてくるだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（評者：あさ出版 相談役 佐藤和夫）

プロローグ　なぜ、あのオヤジは微笑みたたずむだけで女性が腕を絡ませたくなるのか？
１章　「余裕のある男」の共通点とは？
２章　女性にとって付き合いやすい男とは？
３章　求められる男はここが違う！
４章　関係はじっくり深める
５章　女性との適度な距離感とは？
６章　切り捨てることを知る
エピローグ　「大人の余裕男」は１０５度で接する