オラクル・コーポレーションがピープルソフト買収のための一株あたり金額を$19.50に引き上げ
2003年6月18日レッドウッドショアズ発---
オラクル・コーポレーションはピープルソフト株式公開買付のための現金による買収提案の金額を一株あたり$19.50、または総額63億米ドルまで引き上げることを発表します。この買収は、オラクル・コーポレーションによる2003年6月6日のピープルソフト買収発表直前の株価に対し29%のプレミアムを上乗せしております。
オラクル・コーポレーション会長兼CEOのラリー・エリソンによると、
この数日間、オラクル・コーポレーションの経営陣はピープルソフトの過半数を有する主要株主たちと話し合いを行ってきました。大変多くの株主から、彼らが応じ得る買収提案の金額についての示唆を受けました。これによって、オラクル・コーポレーションは一株あたり米$19.50で、すべて現金による買付を行なうことを決定いたしました。オラクル・コーポレーションは引き続きピープルソフトの買収を約束し、これは、ピープルソフトの(そもそも同社を保有しない)経営陣によるさまざまな策によって止められることはありません。ピープルソフトの経営陣が市場に信じさせようという内容と裏腹にオラクルは将来にわたってピープルソフトの顧客と製品のサポートを継続することを約束します。これはとりもなおさず、ピープルソフトの顧客に満足していただくことこそが、本買収を成功させるために必要なカギだからなのです。
オラクル・コーポレーションのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CFOのジェフ・ヘンリーは、今回のピープルソフト買収において、より高い金額での買収の可能性を検討した結果のれんの償却前で、オラクルにとっていまだ充分に価値があると判断しました。私たちは多くの株主がピープルソフトの経営陣に直ちに連絡をし、私たちの提案を受け入れる機会を要求するものと考えています。
本日さらにオラクル・コーポレーションは、ピープルソフトの株主がオラクルの提案を受け入れることを共同で妨害する働きかけをしたとして、ピープルソフト、その役員並びにJDエドワーズをデラウェア州にて訴訟する手続きを行なうと発表しました。
オラクル・コーポレーションはピープルソフトとその経営陣がピープルソフトの株主の利益を優先して考慮することを怠ったことを含め、オラクル・コーポレーションの職務における信用を侵害したことを強く主張します。オラクル・コーポレーションはとりわけ、JDエドワーズとの合併契約の修正の撤回、ピープルソフトによるポイズンピルの解除を求めています。
株式公開買付は依然オラクル・コーポレーションが当初掲げた提案から変更はありません。
ハートスコットロディノ法に基づく待ち受け期間の失効期限や完全な希薄化を前提にして大多数のピープルソフト株式が撤回されることなく買付の対象であること、そして、ピープルソフトの株主が本買付に関する条件変更のために株主として選択する権利があることを含みます。今回の申し入れはデュー・デリジェンス(債権の適正評価)やファイナンスに支配されるものではありません。
オラクル・コーポレーションは2003年6月18日に本件に関する電話による会見を実施しました。本内容は本日より7日間、www.oracle.com/investor にてアクセスすることができます。
オラクルは世界最大の企業向けソフトウェア会社です。オラクルに関するより詳しい情報が欲しい方はインベスターリレーションズ(650)506-4073にお電話いただくか、WWW.oracle.com/investorをご訪問ください。
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