ONLYOFFICE DocSpace 2.0が12月4日にリリース！ パブリックルーム、プラグイン、データ再割り当てなどの改善
Ascensio System SIA(本社：ラトビア)は、ONLYOFFICE DocSpaceの新バージョン v2.0を2023年12月4日に発表しました。アップグレードされたONLYOFFICE DocSpaceには、公開共有用の新しいタイプのルーム、ルーム管理の強化、さらなる機能性のプラグイン、より直感的なプロフィールページ、データの再割り当て、さらなるホットキー、拡張された開発者ツールなど、プラットフォーム全体にわたって多くの新機能が搭載されています。
パブリックルーム
新しく追加されたパブリックルームは、第三者との文書作業をより簡単にします。外部リンクを介してユーザーを招待し、登録なしでファイルを閲覧することができます。必要に応じて、ユーザーは様々なアクセス許可を設定するために、異なるパラメータで複数の外部リンクを生成することができます。パブリックルームのドキュメントを保護するために、パスワード保護、ファイルコンテンツコピー制限、ファイルのダウンロードと印刷制限が利用可能です。
その上、公開ルームは、開発者向けツールを通じて、どんなウェブインターフェースにも埋め込むことができます。このように、対応するウェブサイトやサービスのユーザーは、ウェブフロントエンドから直接ルームファイルにアクセスすることが可能です。
ルーム管理の新機能
ONLYOFFICE DocSpace 2.0では、個人ファイルやフォルダを元にルームを作成する機能が追加されました。フォルダが1つだけ選択された場合、その内容は作成されたルームにコピーされます。
ルーム管理のためのさらなる新しいオプションとして、ルームのダウンロード、ゴミ箱のルームによるフィルタリング、ルームからの退出とルーム所有者の変更機能があります。
データの再割り当て
今後、ONLYOFFICE DocSpaceの管理者は、無効ステータスのユーザーに属するルームとルーム内に保存されたファイルを再割り当てすることができます。データの再割り当ては、操作を行っている管理者に行われます。また、手動で別の割り当て先ユーザーを選択することも可能です。
この機能により、再割り当て時にユーザーを削除するかどうかを選択することができます。ユーザーを削除してデータを再割り当てした場合、そのユーザーの個人ファイルは削除されます。既に開始されている再割り当てプロセスを中止するには、対応するボタンをクリックします。
さらなる機能性のプラグイン
最新のアップデートでは、DocSpaceの機能を拡張できるシステムプラグインが組み込まれました。このようなプラグインは、DocSpaceの所有者と管理者が統合設定を使って有効にすることができます。有効化されたプラグインは、すべてのユーザーが利用できます。
現在のバージョンでは、テキスト文書、スプレッドシート、スライド、フォームをPDFに変換するPDF変換ツール、プロレベルのダイアグラムを作成するdraw.io、音声ファイルやビデオファイルの音声をテキストに変換するプラグインが含まれています。
プロフィールページの新デザイン
ユーザープロフィール内のナビゲーションをより直感的にするために、開発者はすべての個人設定を4つのタブに整理しました。「ログイン」タブでは、アクティブなセッションを追跡し、必要に応じてログアウトすることができます。通知は、対応するタブで有効または無効にできます。ライト、ダーク、システムテーマの切り替えは、インターフェーステーマタブで行います。
ファイル管理タブは、左側のパネルから移動した設定で構成され、例えば、ファイルのコピーを元の形式でも保存するオプションを有効にすることができます。
フォームの機能強化
すぐに使えるフォームテンプレートに素早くアクセスできる内蔵のフォームギャラリーに、カテゴリ、言語、名前によるフィルタリング、名前と最終更新日によるソートが追加され、ナビゲーションがより便利になりました。さらに、ユーザーが作成したテンプレートをフォームギャラリーに投稿して報酬を得ることも可能になりました。
インターフェース要素とレイアウトの複数の更新
より快適なユーザーエクスペリエンスのために、ONLYOFFICEチームはより多くのホットキー、ビデオサムネイル、ベータモードでのインターフェースの右書き言語、2レベルナビゲーション、外観、ブランディング、シングルサインオン、Javascript SDK設定ページのモバイルビューを実装しました。
技術スタックの更新
ONLYOFFICE DocSpaceでは、開発者は最新のコンポーネントとエンジンを使用しています。サーバーサイドには.NET Coreと.NETの最新バージョンを使用し、信頼性の高いバックエンド、クライアントサイドにはReactを使用し、モダンな外観とモバイルフレンドリーを実現しています。
バージョン2.0では、React v18、OpenSearchとElasticsearchの最新バージョンのサポート、Storybookとコンポーネントの説明の更新など、さらなる信頼性を確保するために技術スタックが適宜更新されています。
パブリッククラウドの地域
ONLYOFFICE DocSpace Cloudの.comドメインは、現在2つの地域で構成されています。オレゴンに加え、フランクフルトのデータサーバーが追加され、ヨーロッパのユーザーにとってよりスムーズな作業が保証されます。
開発者ツールと統合
システムプラグインを有効化するだけでなく、プラグインSDKと利用可能なコードサンプルを使用して、開発者が独自のプラグインを構築し、DocSpaceに追加することが可能になりました。
追加されたWebhooks設定により、DocSpaceの様々なイベントに基づいて、アプリケーションやWebサイト側でカスタムアクションを実行することができます。
さらに、セルフホスティングのONLYOFFICE DocSpaceでは、インテグレーション設定にONLYOFFICE Docsを接続するための新しいセクションが追加されました。この設定は、スタンドアロンのDocument Serverをインストールしており、DocSpaceと統合する必要がある場合に便利です。
ONLYOFFICE DocSpaceについて
ONLYOFFICE DocSpaceは、同僚、チームメイト、顧客、パートナー、請負業者、スポンサーなど、ユーザーが共同作業する必要のある様々な人々とのオフィス文書やその他のコンテンツに関するコラボレーションを改善することを目的としています。
このプラットフォームは、ユーザーのニーズやプロジェクトの目標に応じて、明確なファイル構造を整理するためのルームベースの環境を提供します。柔軟なアクセス権限とユーザーロールにより、スペース全体または個別の部屋へのアクセスを微調整できます。
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