メイコ社(ドイツ) ハンディータイプの耳音響放射検査装置 「イーロ・スキャン」を3月1日に発売
ドイツ、デンマークやアメリカより世界のリーディングブランドの聴覚検査機器を輸入・販売するダイアテックカンパニー(プレジデント:木下 聡、本社:神奈川県川崎市)は、新生児から成人までの聴覚スクリーニングだけでなく、診断に役立つDPOAE検査が可能で、カスタマイズ可能な検査プロトコルを標準搭載したハンディータイプの耳音響放射検査装置「イーロ・スキャン」を2019年3月1日(金)に発売いたします。
●操作性・機能性を向上させて新発売
「イーロ・スキャン」は、従来の製品「MAICO イーロ・スキャン」の操作性・機能性を向上させた後継機種として開発されました。検査時間は片耳最短で約30秒、両耳では約1分で終了し、他覚的な検査のため、被検者の応答は一切不要です。製品の本体画面は鮮明な有機LEDカラーディスプレイで日本語対応しており、検査結果はパス/リファーとひと目で分かりやすく表示されます。また、ノイズアルゴリズムにより検査時の環境ノイズが高い場合においても、誤ってリファーとなる可能性が低くなりました。
検査プロトコルはスクリーニング用と診断用とで構成されており、診断用については検査目的に合わせて細かな設定が可能です。また、診断用の検査プロトコルでは12kHzまで測定できるため、感音性難聴の診断のほか、騒音性難聴の早期発見や聴器毒性を引き起こす薬物治療時のモニタリングなどにもご活用いただけます。
標準付属品のプローブは軽量かつ小型で、外耳道に挿入して密閉状態にする際に、被検者の頭部周りで取扱いやすい形状になっています。また、検査結果は専用の感熱式プリンターでイーロ・スキャン本体とワイヤレス接続し、その場ですぐに印刷することができます。
●イーロ・スキャンの主な特長
- スクリーニングだけでなく診断まで
・イーロ・スキャンは新生児から成人までのスクリーニングだけでなく、診断に役立つDPOAE検査が可能です。
・高周波数(~12kHz)の検査により感音性難聴の診断、騒音性難聴の早期発見や聴器毒性を引き起こす薬物治療時のモニタリングなどに役立ちます。
- カスタマイズ可能な検査プロトコル
・診断用の検査プロトコルは4種類あり、検査目的に合わせて細かな設定が可能です。
- 短い検査時間
・片耳の検査は最短で約30秒、両耳の検査は約1分で終了します。
- 日本語対応
・本体画面は日本語対応となっており、直観的な操作が可能です。
- 検査の自動スタート
・検査は自動的に開始され、検査結果はひと目で分かる「パス」と「リファー」で表示されます。グラフ表示も可能です。
- 検査結果はその場で印刷
・標準付属品の感熱式プリンターは本体とワイヤレス接続するため、検査後その場ですぐに検査結果を印刷することができます。
- 他覚的聴力検査
・他覚的な検査のため、被検者の応答は一切不要です。
●製品概要
販売名 :イーロ・スキャン
医療機器認証番号:230AIBZX00034000
販売価格 :1,400,000円(税別)
寸法 :66mm×31mm×147mm
重量 :176g
※イーロ・スキャンの詳細についてはこちらをご確認ください。
https://www.diatec-diagnostics.jp/solutions/products/oae/maico-eroscan
●ダイアテックカンパニーについて
ダイアテックカンパニーはデンマークのデマント社の傘下にあり、世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であるオーティコン社日本法人の医用機器事業部門として2013年に設立されました。インターアコースティクス社(デンマーク)、メイコ社(ドイツ)およびメドレックス社(アメリカ)の聴覚検査装置および補聴器関連機器の輸入販売および保守サービスの提供を行っています( https://www.diatec-diagnostics.jp/ )。『学術研究への貢献』、『医療現場への貢献』、『聴覚補償への貢献』という三つの理念の基、聴覚検査装置および補聴器関連機器を通じて『耳』、『聞こえ』に関わるさまざまな方々へ世界の先端学術研究の知見を基に、欧米の国際規格に準じた製品をいち早く日本のお客様にご紹介し、最適なソリューションを提供することを使命としています。