フォーバルがベトナムで日系中小企業向けレンタル工場の運営を担うSPCを設立!! ~JICAの海外投融資を利用~
企業経営を支援する次世代経営コンサルタント集団である株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中島 將典)は、ベトナムにおける日系中小企業向けレンタル工場の運営を担うSPC(特別目的会社)であるJapanese SMEs Development JS company(略称:JSC)を、ベトナム・ドンナイ省で複数の工業団地を運営しているデベロッパーであるティンギア社と共同で6月30日に設立しました。
多くの日系中小企業が海外進出の必要性に気付き検討を本格化していく中で、中小製造業においては土地を購入し工場を建設するには大きな投資が必要で、進出を躊躇う最大の要因となっていました。
そこで、当社はレンタル方式で工場を提供することでこの問題を解決しようと考え、ベトナム計画投資省外国投資庁と共同でベトナム中の工業団地デベロッパーに賛同を募りました。
また、JICA(独立行政法人国際協力機構)が実施したインドネシア&ベトナムにおけるレンタル工場調査結果も参考にしながら最適なパートナーを探した結果、ベトナム・ドンナイ省で複数の工業団地を運営しているデベロッパーであるティンギア社と協力することになりました。
また、開発にあたっては多額の資金を必要とすることからJICAの海外投融資制度を活用するとともに、関東エリアで最多の工業団地を抱える埼玉県が県内製造業のベトナム進出支援の一環として、このJSCに株主として出資する予定です。
なお、このレンタル工場は約100社弱の日系中小企業が入居できるスペースがあり、全区画が埋まるとASEAN最大の日系中小企業の一大集積地が誕生します。
また、2015年末にはASEAN経済共同体が発足して人口6億人超の巨大マーケットが誕生することから、域内の経済がますます活性化していくことが予想されます。
今後は、日系中小企業が持つ魅力をこのJSCから発信し、ASEANの経済発展に貢献するとともに、日系中小企業の更なる成長をサポートしていきます。
■SPC概要
【商号】 Japanese SMEs Development JS company (略称:JSC)
【設立日】 2015年6月30日
【代表者】 Mr Quach Van Duc
【資本金】 86,000,000,000VND
【株主構成】 Tin Nghia Corporation :55%
株式会社フォーバル:35%
Dong Nai Inland Clearance Depot :10%
【住所】 Nhon Trach 3 Industrial Park – phase 2, Hiep Phuoc Commune,
Nhon Trach District, Dong Nai Province.
株式会社フォーバルについて
企業経営を支援する次世代経営コンサルタント集団である株式会社フォーバル(資本金:41億50百万円、東証一部上場【証券コード:8275】)は、中小・中堅企業を対象に「情報通信分野」・「海外分野」・「環境分野」・「人材・教育分野」の4分野に特化したコンサルティングサービスをコアビジネスとしています。