日本オラクル「Oracle Coherence」の最新版を発表

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、本日、インメモリ・データグリッド製品*の最新版、「Oracle Coherence 3.6」を発表しました。
*複数ハードウェアから構成されたサーバ群で仮想的な共有メモリ領域を確保して、大量のデータを高速処理する製品のこと

「Oracle Coherence 3.6」は「Oracle Fusion Middleware 11g」の主要コンポーネントの一つで、「Oracle WebLogic Server」とともに、アプリケーション・グリッド*およびプライベートクラウドを展開する上で重要な製品です。「Oracle Coherence 3.6」は、一般に、分散キャッシュやキーバリューストア(KVS)というカテゴリに分類される製品群において、高信頼性が必須となる企業向けに開発された製品です。
*アプリケーションの層にあるデータやプロセスをグリッド化することでリソースプールを構成し、サーバーの利用効率の向上や動作の信頼性・拡張性を実現するアーキテクチャ

「Oracle Coherence 3.6」では、次のような機能強化が行われています。
 - SQLに近いクエリ言語Coherence Query Language(CohQL):システム開発者は「Oracle Coherence」の管理と使用にあたり、効率的なクエリ言語を使用できるようになりました。これによって、開発者の生産性と運用効率の向上に貢献します。

 -「Quorum(クォーラム)管理」:グリッドならびにクラウド環境において、各サービスに必要なサーバーの容量やリソースをポリシーに応じて制御します。これによって自律的なサービス管理を行います。

 -「Transaction Framework」:分散トランザクション(複数のシステムにまたがるトランザクション)をサポートすることで、アプリケーション・データの高い信頼性を実現します。分散トランザクションのサポートを備えたMulti-Version Concurrency Control*(MVCC:マルチバージョン コンカレンシー コントロール)を採用しています。
*複数のユーザーから同時に処理要求が行われた場合でもデータ整合性を失わずに処理し、情報の一貫性を保証する機能

 - Microsoft .NET Framework向けセッション管理: Microsoft .NET FrameworkベースのWebアプリケーションにおけるセッション管理サポートを強化します。既存のASP.Net環境へ組み込みが可能となり、業界最高水準の高可用性と高性能のセッション管理機能をもたらします。

 - エンド・ツー・エンドのSSL(Secure Sockets Layer:セキュアソケットレイヤー)接続:分散環境でのデータプライバシーを保証する、Java NIOベースのSSL暗号化サポートを提供します。

●オラクルについて
オラクルは世界で最もcomplete、open、integratedなビジネスソフトウェアとハードウェア・システムの会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com/jp をご覧ください。

●商標
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 野見山
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129 / E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press

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