メンタル不調で休職・離職する人が増加 管理者向けコミュニケーション改善セミナー、受講者8,500人突破
令和の職場では多様な価値観があることから人間関係でのストレスや悩みを抱えることが多く、メンタル不調者が増加しています。メンタルヘルスケアの研修講師、渡部 富美子が開催する管理者向けの部下とのコミュニケーション改善セミナーが人気です。これまで8,500人が参加しました。
職場のメンタル不調者の増加
令和5年に厚生労働省から発表された労働安全調査では、職場にストレスや不安、悩みを抱えていると答えた労働者の割合は82.2%となっています。これは前年度調査の53.3%から30%以上大幅に増加しています。また、メンタル不調によって連続1ヵ月以上休業した労働者又は退職した労働者がいた事業所の割合は前年度より3%増加しています。
働く人のメンタル不調の原因の一位は上司との人間関係です。近年では終身雇用や年功序列の時代から実力・成果主義の時代になりました。上司の言うことを聞くことが出世の絶対条件として部下にとってもメリットがあった時代ではなくなったことで、ストレスを前向きに消化しにくくなりました。ストレスを感じやすいのは部下だけではありません。自分が部下だったころと社会的背景が違う中で指示の通りづらさ、仕事の頼みにくさからストレスを抱え得る管理者も増えています。その結果、感情のコントロールができずハラスメントやメンタル不調に繋がるケースも多く、管理職側も失望感やストレスを感じることが多くなっています。
管理職向けのセミナーが人気
部下とのコミュニケーション改善セミナーが管理職を中心に人気です。これまで8,500人が参加しました。セミナーを通して、傾聴スキルや感情コントロールを中心に学びます。ジェンダーや年齢だけでなく、ワークライフバランスの考え方が多様化している現代では、自分が部下だった頃に嬉しかったことが今の部下にとっては嬉しいこととは限りません。また、同じ職場にいてもストレスを感じる事柄は人によってさまざまです。例えば昔はノミュニケーションを通して上司の仕事以外の一面を知ることで心理的安全性を得ることが当たり前でしたが、今は飲みに誘うことも積極的に良いこととはされていません。そのため勤務時間内での上司の役割として、自覚的に効果的なコミュニケーションが必要になっています。声掛けは気軽さ、量、傾聴が求められています。
当セミナーの特徴としては、まず上司の立場である自分の状態を整えるセルフケアから始まるところです。マネージメントがうまくいかない原因を部下側から探すのではなく、自分の状態に目を向けると見えてくるものがあるからです。そして特に好評なのは、傾聴スキルが試されるワークです。部下役と上司役を変えてロープレを実施します。毎度受講者の名演技が見られるということですが、「普段できていますか?」と聞くとできてはいないという返事が返ってきます。日頃から適切なコミュニケーションがあれば、部下の状態の変化にいち早く気付くことができます。
令和の職場でのコミュニケーションの必要性
参加者からは「コスパや効率化が促され、必要なコミュニケーションさえ希薄化していたことに気付きました。上司としての役割を再確認する良い機会になりました。」「自分が部下だった頃のやり方や考え方は今の人とは全然違う、ストレスを抱える人も多いことが身にしみてわかった。皆がストレスを感じることなく仕事ができるようにこれから配慮していこうと思います。」という声をいただいています。
講師の渡部 富美子は企業の社員教育に20年間従事してきました。しかし話すことから一転して、産業カウンセラーの資格を取り傾聴を生業にします。一企業のメンタルヘルス確立を12年行い、健康相談センターを立ち上げました。12年間で企業内の300人いるメンタル不調者を全体のわずか1%、4人にまで減らしました。また全国330か所を廻り、5,000人にカウンセリングを実施。メンタル不調者の99%を回復させた実績があります。経験値に基づいたセミナーで明日から役立つ内容になっています。
代表のコメント「私のセミナーは管理職のマネージメントの一環として、メンタルヘルスのご指導や自己のメンタル耐性も強化していただきたいという願いが込められています。近年多様な考え方が職場に増える中、上司が委縮していては部下を導いていくことはできません。時代が変わっても社員が活き活きと働ける職場を作るためにはヒトの力を軽んじないこと。元気そうに見える人ほど悩みを抱えていることが多いので、一度ご相談ください。」
《会社概要》
会社名 : 相聞コンチェルト(代表=渡部 富美子)
事業内容: メンタルヘルスケア研修講師・エグゼクティブカウンセリング等
URL : http://somon.cafe/