「フェミニズムって怖い」と思っていませんか?

気づいていない性差の問題、あなたも当事者かもしれない。

(執筆:林幸奈)

現代社会においては、性別に関わらず平等に活躍することが求められます。しかし同時に身体・心理面での男女差や、出産や育児など、ライフステージによる悩みが存在するのです。その性差を考慮しつつ、平等に能力が発揮できる社会を目指す活動が、フェミニズムなのです。しかしフェミニズムに対しては、こうしたイメージも聞かれます。

  

フェミニズムは、女性だけのもの?

フェミニズムとは:
①女性の社会的、政治的、経済的権利を男性と同等にし、女性の能力や役割の発展を目ざす主張および運動。女権拡張論。女性解放論。 ②女性尊重主義。
<出典:デジタル大辞泉(小学館)>

フェミニズムにおいては、「個人的なことは政治的なこと」というスローガンが掲げられています。女性かそうでないかに関わらず、「個人の意見を大切にして、社会を変えよう」という考え方です。

フェミニズムの根源は、18世紀末フランスの市民革命から、唱えられていたとされます。働き方や子育てをはじめとする、女性の社会に対する主張は、長く存在した問題が浮き彫りになったものではないでしょうか。「女性の主張は、最近よく聞かれる」という印象があっても、急に増えたものではないのです。

   

性差からの解放。当事者は女性だけ?

ジェンダーの問題に関心がある人は、女性やセクシャルマイノリティの人が多く、大学で講義を行っても男子学生が少ないという話を耳にします。女性の働き方を考えるセミナーが「女性限定」とされているなど、「当事者が学び、当事者がなんとかする」と考える人が多いように感じてしまいます。

フェミニズムは女性に優位なものではなく、今まで気づかなかった視点から、性別に捉われない社会を考えるものです。性差からの解放は、女性だけの問題ではなく、誰もが当事者です。「女性はこうあるべき」と言っている男性が、実は自身も「男性はこうあるべき」という理想に苦しんでいるかもしれません。

  

この記事のまとめ

・フェミニズムは「性差からの解放」と「平等な社会」を目指すもの
・最近登場した主張ではなく、長く存在した問題が浮き彫りになったもの
・ひとつの主張は、反対意見を攻撃するものではない
・性差の問題は、誰もが当事者
・ともに「これからの私たちはどうあるべきか」を考えよう

  

 

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