サステナアワード2021「みどりの食料システム推進賞」受賞 海底が砂漠化!? 五島列島の海を守れ!『五島の醤 にかける熱き想い』

長崎県・五島列島で起きている海底の砂漠化”磯焼け”に向き合う。駆除対象魚を美味しい魚醤油へ。

五島の椿株式会社(本社:長崎県五島市、代表取締役社長:谷川富隆)と、金沢鮮魚(本社:長崎県五島市、代表:金澤竜司)が共同で取り組む“五島の醤プロジェクト”のドキュメンタリームービー『[short ver] “五島の醤”にかける熱き想い~磯焼けから海を守れ~』 が、2月14日、「あふの環2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~(農林水産省、消費者庁、環境省)」主催で行われた「サステナアワード2021伝えたい日本の“サステナブル”」にてみどりの食料システム推進賞を受賞いたしました。

《受賞作品》 『[short ver] “五島の醤”にかける熱き想い~磯焼けから海を守れ』 (3分1秒)

■「サステナアワード2021伝えたい日本の“サステナブル”」

SDGsゴール12「つくる責任 つかう責任」を踏まえ、食や農林水産業に関わる持続可能なサービス・商品を扱う地域・生産者・事業者の取組みに関する動画作品の優秀作品を国内外に広く発信することにより、持続可能な生産・消費の拡大を目指すアワード。受賞作品は、農林水産省ホームページや公式YouTubeチャンネルで紹介されるほか、農林水産省、消費者庁、環境省の様々な展示イベント等で発信される。

【主催】あふの環2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~(農林水産省、消費者庁、環境省)
【共催】一般社団法人 AgVenture Lab
【アワード事務局】農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課地球環境対策室(協力:消費者庁、環境省)

□サステナアワードの詳細はこちら
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sa2021.html#4_
□あふの環2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成を目指し、持続可能な生産消費を広めるための活動を推進するプロジェクト(農林水産省、消費者庁、環境省連携)。

■賞について

サステナアワード2021では92作品の応募があり、各大賞、優秀賞を含め計23作品が受賞した。みどりの食料システム推進賞は、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する食糧システムを目指した企業に贈られる。

『[short ver] “五島の醤”にかける熱き想い~磯焼けから海を守れ』 より
『[short ver] “五島の醤”にかける熱き想い~磯焼けから海を守れ』 より

■海底の砂漠化「磯焼け」で危機を迎える海

魚の聖地とまで呼ばれた五島列島の海は危機を迎えている。地球温暖化の影響は、海の中でも起きている。海水温が上がり、冬でも活発に動くようになった植食性魚(アイゴ・イスズミ等)が、海藻を食べることによって引き起こされる、海の砂漠化「磯焼け」。クエやアワビをはじめ産卵の場にもなっている海藻の森が、いまや見る影もなくなってしまった。
本プロジェクトの仕掛け人である金沢鮮魚の代表、金澤竜司氏は「誰かが手を打たないと、取り返しのつかないことになると思った」と語る。

■駆除対象の魚を商品に

磯焼けの直接的な原因を引き起こしている「植食性魚(アイゴ・イスズミ等)」は、独特の臭みがあり市場で価格がつきにくい。網に入っても買い取り手が付かず、漁師も海に戻す他なかった。そして今、この魚たちは行政による磯焼け対策として駆除の対象になっている。「五島の醤」はそんな魚たちを活用すべく、開発された、これまでにない魚醤だ。
「駆除対象魚をただ捨てるんじゃなく、美味しいものにすることによって、環境がどう変わるのかを検証していきたいと思っている。」(金澤氏)

金沢鮮魚 金澤竜司 代表 /五島の椿株式会社 谷川富隆 代表取締役
金沢鮮魚 金澤竜司 代表 /五島の椿株式会社 谷川富隆 代表取締役

■「五島の醤」を持続的な産業へ。環境がどう変わるかを検証し続ける。

駆除対象魚は、魚醤にすると通常の魚で製造するより、さらに独特の香りを放った。この香りを何とかしようとして出会ったのが、五島列島で1000万本自生するといわれるヤブツバキ(藪椿)の花から採取した椿酵母だ。これによって、これまでにない華やかな香りの魚醤が生まれた。
販売を担当する五島の椿株式会社では、磯焼けの認知度向上のため、本ドキュメンタリームービーの企画や磯焼けの取り組みを伝える授業等を行っている。
「購入してくれるお客様にも、あなたのその気持ちが我々のプロジェクトや、地球環境に貢献してくれるのだということを伝えていきたい(五島の椿株式会社 代表取締役:谷川)」と語る。
駆除対象の魚を商品に活かし持続可能な産業にすることで、五島の醤は新たな磯焼け対策に取り組むことを目指している。

■五島の醤プロジェクトについて

 複雑な海流が育む、豊かな漁場が広がる五島列島の海。漁獲高は全国第2位、魚種は250種を超え、釣り人の間では魚の聖地ともいわれる。現在、温暖化の影響による植食性魚の活発化で、沿岸部の海藻が減少する海洋環境問題「磯焼け」の被害が深刻化している。この問題に対し一つの活路を見出そうと立ち上がったのが、五島列島の鮮魚屋「金沢鮮魚」と、「五島の椿株式会社」。
本プロジェクトは、認知度の低い海洋環境問題についての認知度向上のため、そして次世代に「豊かな海」を引き継いでいけるよう活動を継続してまいります。
本ドキュメンタリームービー(フルバージョン)は、五島の醤プロジェクトの企画で、クラウドファンディング、ならびにYoutuber“お魚わっしょい”による支援金で制作されました。

・ムービー: [Full ver] “五島の醤”にかける熱き想い~磯焼けから海を守れ~ (11分49秒)
  https://www.youtube.com/embed/jk4_ayFhJ2Y
・クラウドファンディング: 磯焼けで砂漠化する五島列島の海を、魚醤油で守りたい!
https://readyfor.jp/projects/gotono-hishio

■五島の海と椿からの贈り物 “五島の醤” 

「五島の醤」には、原料としてアゴ(⾶⿂)や鯛といった、五島列島を代表する⿂の他、アイゴ、イスズミといった藻場を⾷い荒らす⾷害⿂を使⽤することで、近年問題となっている海の砂漠化(磯焼け)を⾷い⽌めようという思いが込められている。
また、「五島の醤」には、五島列島の椿から発⾒された「五島つばき酵⺟」によって発酵を促進させることで、他の⿂醤にはない、フレッシュな香りに仕上がった。

【左】「五島の椿・五島の醤-醤油麹-」、【右】「五島の椿・五島の醤-米麹-」
【左】「五島の椿・五島の醤-醤油麹-」、【右】「五島の椿・五島の醤-米麹-」

《商品概要》
【商品名】
・「五島の椿・五島の醤-醤油麹-」
・「五島の椿・五島の醤-米麹-」
【価 格】各 850円(税込 918円)
【発売日】2020年10月11日(日)
【サイズ】150ml
【製造】金沢鮮魚
【販売】五島の椿株式会社
【オンラインショップ】https://shop.gotonotsubaki.co.jp/collections/goto-hishio

《受賞歴》
▼第58回長崎県水産加工振興祭水産製品品評会回(2020年12月)
水産庁長官賞
受賞商品 「五島の椿・五島の醤-米麹-」
▼料理王国100選2021(2020年12月)
優秀賞
受賞商品 「五島の椿・五島の醤-米麹-」


◆五島の椿プロジェクト認定パートナー◆
五島の椿株式会社
〒853-0002 長崎県五島市中央町1-17
Tel:0959-76-33390 FAX: 0959-76-3242
E-mail: pr@gotonotsubaki.jp
コーポレートサイト:https://www.gotonotsubaki.co.jp/
五島の椿株式会社オンラインショップ:https://shop.gotonotsubaki.co.jp/

五島の椿株式会社について
長崎・五島列島に古来から自生する椿を活用した事業展開を行うべく、2018年11月に五島市内に設立。【椿を再発見し、その全てを活かす】をテーマに、椿の花や種のみならず、葉や枝、果皮、花から採取された“五島つばき酵母”といった素材をあらゆる側面から調査研究し商品開発を行なっています。
「椿」を通じて持続可能な産業の創出と、地域の発展に貢献します。

五島の椿プロジェクトとは
五島の椿プロジェクトは、長崎県を中心とする産学官民の力を集結し、五島列島に自生する椿を核に、商品開発から消費までを循環させることで、持続可能な産業と雇用を創出し、新たな地域活性のモデルケースを目指すプロジェクトです。
https://gotonotsubaki-pj.or.jp



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