モルディブ - 7月から段階的に観光客の受け入れを開始
モルディブでは、観光客の段階的な受け入れ開始にあたり、入国制限の緩和に向けての準備に入りました。モルディブの観光業界では、「新しい日常」に対応するために必要なプロトコルを確立する作業を行っています。
本年1月から、大統領及びモルディブ政府は各関係機関と連携し、新型コロナウイルス対策班を結成。感染対策、緩和策、及び管理強化に対処してきました。世界保健機構(WHO)及び、国家災害管理機構とも緊密に連携を取りながら、モルディブ保健省主導の下、感染拡大防止に向けての取り組みを行っています。
モルディブ国内で、最初の新型コロナウイルスの感染者が確認された直後、国境の水際対策を強化し、モルディブのヴェラナ国際空港で発給される査証を停止。4月15日に、市中感染が確認されたのち、首都マレでのロックダウンが開始されました。その後、感染者数が対処可能な数値に落ち着いたこと、感染防止策が徹底されてきたことなどを受け、6週間に渡ったロックダウンを5月28日に段階的に解除しました。
モルディブ政府は、観光客の受け入れ再開に向けて、観光客と観光業界で働くスタッフの安全と健康に十分留意した上での、厳しいガイドラインを策定しています。それにより、7月から徐々に国境を再開する準備に入りました。
モルディブ観光省によると、観光再開に向けてのガイドラインの草案は、現在、関係各所からのフィードバックを受けた上で、各機関に共有される予定です。観光省によると、観光ビザへの新規課税などは予定されていないとの事です。また、観光省は、国としての最重要事項は、観光客の安全を確保する事であるとの認識を示しました。
モルディブは、1,196の島からなるインド洋の島国。観光は国の主要産業で、ワンアイランド・ワンリゾートというコンセプトが有名な、日本を始めとする世界各国の観光客に人気のビーチデスティネーションです。
モルディブ政府観光局
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