ばら積み貨物船“カムサマックスバルカー”グループ通算201隻目を竣工・引渡 ~常石造船のフィリピンのグループ会社、ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ・セブ
常石造船のフィリピンのグループ会社、ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ・セブは2015年1月9日、81,600メトリックトン型ばら積み貨物船“カムサマックスバルカー”を竣工し、船主に引き渡しました。
・常石造船株式会社
http://www.tsuneishi.co.jp
・TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.
ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ・セブ
http://www.thici.com/
本船は、常石造船が2004年に開発した“カムサマックスバルカー”です。2005年に常石造船常石工場で1番船を竣工して以来、グループ累計で建造201隻目となります。
パナマ運河において通行可能な最大船型のパナマックスバルカーの積載量を、常石造船が業界でいち早くそれまで主流の7万トン級から8万2千トンに増加させた船型の開発に成功し、輸送効率を高めた船型です。“カムサマックスバルカー”の命名は、船の長さを、ボーキサイトの主要積出港のギニア共和国カムサール港の入港制限に対応する229メートルとしたことに由来しています。
■本船について
船種 :81,600メトリックトン型ばら積み貨物船“カムサマックスバルカー”
長さ :約229メートル
船幅 :32.26メートル
深さ :20.00メートル
載貨重量:81,922メトリックトン
総トン数:43,013
主機 :M.A.N.- B&W 6S60ME-C8.2
航海速力:14.5ノット(常用出力)
建造工場:TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.
■ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ・セブについて
2014年に設立から20周年を迎えるフィリピン・セブ島にある、常石グループとフィリピンのアボイティス・グループとの合弁会社です。3万トン級から18万トン 級のばら積み貨物船を中心に、年間約20隻を建造し、従業員数は協力会社を含め1万人を超えるフィリピン有数の造船所です。
Philippine Economic Zone Authority(PEZA、フィリピン経済特区庁)より、輸出事業におけるフィリピン経済の成長への貢献や、地域の発展に貢献するCSR活動で功績を認められ、優秀輸出企業賞と優秀地域プロジェクト企業賞などを2004 年からこれまで9回に渡って受賞しています。
URL :http://www.thici.com/
事業内容 :船舶の建造および修繕
設立 :1994年9月
従業員 :約12,200人(2014年12月時点、協力会社社員含む)
所在地 :フィリピン共和国 セブ島 バランバン
Buanoy, Balamban, Cebu, Philippines 6041
敷地面積 :約147万平方メートル
主要設備 :船台2基、建造ドック1基、1,300トン級海上クレーン1基など
建造実績船種:ばら積み貨物船、自動車運搬船
- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシホールディングス株式会社
CSV本部 マーケティングコミュニケーション部
pr@tsuneishi.com
本社福山市 TEL:084-987-4915
東京オフィス TEL:03-3264-7733