“寝たまま筋トレ・座ったまま筋トレ”を快適に実現する 介護トレーニング用EMS「パルスケア」新発売
低周波治療器などを開発・販売する医療機器メーカーの株式会社ホーマーイオン研究所(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:秋本 裕正)は、高齢者など随意運動が困難な方への筋肉トレーニングを電気刺激(EMS=Electric Muscle Stimulation)によって実施する機器「パルスケア」を2020年2月12日に発売します。また、本製品は2月12日(水)~14(金)に東京ビッグサイトで開催される『東京ケアウィーク2020』の「CareTEX」にてお披露目いたします(ブースNo.8-19)。
超高齢社会を迎えた現在では、健康で快適な老後を送るために健康寿命を延ばすことが必要となっています。健康な日常生活を送るためには体力が求められますが、介護を必要とする高齢者には、基礎体力が低下している方や運動指導を理解できない方が多いのが現実です。こうした方々に「安全かつ効率的な筋肉トレーニング」を行うことは困難な場合が多くあります。
「パルスケア」は、自発的な運動を行うことが難しい方へも「寝たまま」「座ったまま」で軽度なトレーニングから負荷の高いトレーニングまでを実施することが可能なEMS機器です。タッチパネルとダイヤルの直感的な操作性により専門知識を持たない方でも簡単に扱えるため、介護施設等のスタッフの負担も軽減されます。また、快適性も高まることから施設利用のリピーター増加も期待できます。
ADL※1で最も重要な「下肢全体」に電気刺激を与えて「運動」させる
従来のパッドタイプの電極では筋肉の一部にしかアプローチできませんでした。「パルスケア」は、独自開発のバンド状の電極を足に巻きつけ、電気を筒状に流すことで、表面だけでなく立体的に下肢全体の筋肉運動を行うことができます。
また、バンド状電極はパッドタイプよりも電極面積が大きいため、1カ所あたりの電位分布が分散し痛みを感じにくく※2、強い筋収縮を効率的に得ることができます。
そもそもEMSとは?介護に取り入れるメリットは?
EMSとは、Electric Muscle Stimulationの略で、身体に電気を流すことで筋肉の収縮を促し、運動効果を得ることを目的とした機器です。
高齢者や、膝や腰などに疾患を抱える方は、「痛みがあり動かせない」「疲れやすい」「運動に対する不安」などから、日々の運動量が不足しがちです。さらに運動をしないでいると、筋量・筋力が減少してさらに体力が失われQOLの低下につながります。筋肉は20歳前後をピークに、筋トレをしない限り年齢とともに減っていきます。筋肉の量が少ない人は早く寝たきり想定ゾーンに入ってしまうと考えられるため、健康寿命を伸ばすためには筋トレが必要となるのです。
「パルスケア」は、EMSを介護に応用し、「寝たまま筋トレ」によって、自発運動が行えない場合の体力の維持やQOLの向上に寄与します。
※1:ADL(Activities of Daily Living)=日常生活動作
※2:個人差があります
商品概要および電気的仕様
商品名 :パルスケア
寸法/質量 :幅328×奥行180×高さ76 mm/1.5kg(本体)
付属品 :バンド電極(大4本、小2本)、バンド電極用接続コード(2本)、
ボトル(1個)、ACアダプター、専用カート
定格電源電圧:100-240V(50-60Hz)
電源入力 :2.5A
最大出力電圧:100V
最大出力電流:12.6mA
出力波形 :指数関数的漸増波
タイマー :最長50分
株式会社ホーマーイオン研究所について
1931年に前身となる「高周波電気治療所」を開設。以来、長年にわたり“生体と電気”を研究し、低周波治療器、睡眠導入器、イオン導入器及び基礎化粧品などの商品開発を行ってまいりました。「美と健康を基本として英知を結集する」を経営理念として、常に先進的な商品をプロデュースしています。
本社 : 〒150-0045 東京都渋谷区神泉町17番2号
代表者 : 代表取締役社長 秋本 裕正
事業内容: 理学診療機器・家庭用治療機器・美容機器の製造販売
基礎化粧品の製造販売、低周波電気刺激の生体反応を応用し、周辺機器の開発