地域と関わりながら新しい働き方に取り組む企業を応援! 企業の多拠点での働き方を実現する 「分散型サテライトオフィスネットワーク」サービスを 開始します。

株式会社エンジョイワークス(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役:福田 和則)は、東京大学空間情報科学研究センター・清水 千弘特任教授とともに全国のサテライトオフィス、企業研修所、会議室付きコワーキングスペース等をネットワークし、参画企業でシェアする取り組み「分散型サテライトオフィスネットワーク」サービスの提供を開始いたします。

分散型サテライトオフィスネットワーク

取り組みの背景とコンセプト

新型コロナウイルスによる外出自粛により、在宅テレワークという働き方を余儀なくされました。しかしそれが自分たちの「暮らし方」「働き方」を見直すきっかけになったとも言えます。それはまた企業においても同様です。都心のオフィスに社員を集約することなく、リモートワーク、オフィス以外でのワークにシフトしています。働き方・暮らし方の変化に企業は対応しなければならない時代になります。
一方で「参加型まちづくり」の会社として全国各地を回る中で、空き家問題をはじめとした地域ごとの課題をそれぞれが抱えており、企業の力で解決できることも多くあると感じています。分散型サテライトオフィスネットワークは、地域と企業を繋げることで「地域課題を解決したい」、「地域活性化を図る仕掛けをつくりたい」という思いからスタートしています。

サービス概要

サービス名:分散型サテライトオフィスネットワーク
https://hello-renovation.jp/satellite_network

全国各地の既存の企業研修所、合宿所、宿泊施設、保養所、会議室付きコワーキングスペースなどをネットワーキングします。その施設を参画企業がシェアすることで、シンプルな料金システムで日本各地にオフィスが持てる仕組みとします。地域ごと・施設ごとに特色のある研修コンテンツを提供し、地域と企業が交わるきっかけをつくります。

3つの特徴

1.自社施設を保有せずに働く場所を増やす
全国のサテライトオフィスや企業研修所・保養所等をネットワーク化していきます。自社の研修所等を単独で保有・管理し続けることなく、サテライトオフィスや会議、研修等ができる拠点を持つことができます。宿泊機能付き施設や周辺宿泊施設との連携により、どこでも働ける環境を用意します。

2.スマートな利用フロー
企業の担当部署は、会議、リモートワーク、研修、合宿の度に個別に各所と調整を行う必要がありません。利用ルールや設備基準の共通化、シンプルな料金システム、予約決済システム等の導入により施設検討から予約、実際の利用までの一連の手続きが一元化されます。(開発予定)

3.全国・地域とのつながり
企業が地域に飛び出していくことで、社員のライフワークバランスを整えられる上、地域にも新たなビジネスを生み出すことができます。「逆参勤交代構想」とも呼ばれる、地域に企業が主体となった関係人口を創出し、地域と企業の好循環をつくり出します。結果として、企業の持続的な成長へとつながるCSV観点での展開、またSDGsの取り組みの一貫として、企業の社会価値の向上につながります。

サービススケジュール(予定)

2020年6月~2020年12月:トライアル期間・企業募集期間
3施設の実証実験を行いながら、ネットワークへの参画企業、参画施設を募集します。

2020年12月~2021年4月:サービス準備期間・企業ヒアリング期間
参画企業、参画施設にヒアリングを実施しサービスに実装します。

2021年4月~:サービス開始予定
10施設ほどでスタート。開始後もネットワークを継続的に拡大し100施設規模のネットワークを目指します。

ご興味・ご関心のある皆様へ

・ADDress、LIFULL、内山 博文氏と企業向けキックオフイベントを開催
2020年7月31日(金)に、キックオフイベントをオンラインにて開催いたします。ご利用を今後検討されたい企業様及び企業所属の方向けの企画になります。
イベントには、多拠点居住サービスを展開しているADDress、Living Anywhere Commonsを運営するLIFULLの2社と、さらにu.company inc.の内山 博文氏を迎え、全国で多拠点サービスを展開している各社で「多拠点WORKで企業が日本を変える」というテーマでイベントを行います。

開催日時:2020年7月31日(金)18:00~21:00
場所  :オンライン・ZOOM
参加費 :無料

▼イベントお申込みはこちら
https://ewform.enjoyworks.jp/index.php?id=258

トライアル利用で体験!

今後、ネットワーク登録施設、利用企業を募集してまいりますが、まずはトライアル利用を下記3施設からはじめています。
各施設やその地域コミュニティなど、それぞれの特徴を活かした研修・体験や合宿、オフサイトミーティングなどご提案可能です。また、広報・取材協力を条件として利用料割引の特典がございます。

<鎌倉>旧村上邸-鎌倉みらいラボ-
https://kamakura-mirai-lab.com/

<鎌倉>旧村上邸-鎌倉みらいラボ-

<葉山>平野邸 Hayama
https://hiranoteihayama.com/

<葉山>平野邸 Hayama

<京都>UNKNOWN KYOTO
https://unknown.kyoto/

<京都>UNKNOWN KYOTO

東京大学空間情報科学研究センター特任教授・日本大学教授 清水 千弘先生からコメント

日本の魅力的な街の顔を探し、良い出会いが生まれることこそ、次の日本の成長のドライバーとなるのではないでしょうか
江戸時代には、日本には300近くの藩がありました。藩ごとに独立した経済圏を作り、そしてそれぞれの藩で文化が形成されていきました。つまり、日本には300近い独立した経済圏を持つ街の「顔」がありました。そして、参勤交代を通じて、江戸・東京への政治の集積をもたらし、それぞれの文化の共有が進んでいました。
そして、明治維新により藩は都道府県へと置き換えられていきました。その後の日本の近代化は目覚ましいものがあり、とりわけ戦後においては、東京に集中させていくことで経済を成長させていきました。政治的には分散をもたらそうとする政策が多く投入されてきたわけですが、市場メカニズムの中で、そのような政策をも超えたエネルギーが集積を生むことで日本全体が成長してきたといってもいいでしょう。集積のメリットがデメリットよりも大きかったためです。そのようななかで、参勤交代とは逆の形で地方へと強制的に分散させようとする動きもありますが、市場メカニズムを無視した形で持続的な社会制度を作ることができないことは、歴史が物語っています。
しかし、人口減少・高齢化が進む中では社会全体が縮退するといった大きな問題に直面しています。そのような中で、経済を分散させてしまうことは集積のメリットを失うことになります。しかし、そのような集積の利益を生かしつつ、私たちが幸せに生きていくためには、多様な選択肢を与え、そして選択ができるということは、極めて重要なことになります。
自分に合った街と出会い、そして働くことで、さらなる日本の企業の生産性の向上と就業者の幸福が高まる可能性は高いと考えられるでしょう。
都市に集積した企業が、私たちが日本の魅力的な街の顔を探し、良い出会いが生まれることこそ、次の日本の成長のドライバーの一つになるのではないかと考えています。

運営者

商号 : 株式会社エンジョイワークス
代表者: 代表取締役 福田 和則
所在地: 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-10-9
設立 : 2007年11月
資本金: 100,000,000円
URL  : https://enjoyworks.jp/

◆不動産特定共同事業者[神奈川県知事 第9号]
◆第二種金融商品取引業[関東財務局長(金商)第3148号]
◆宅地建物取引業[神奈川県知事(2)第28062号]
◆一級建築士事務所[神奈川県知事登録 第16506号]
◆国土交通省PPP/PFI協定パートナー

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