JForest × NAKATA HANGER　こだわりのハンガーを国産杉で製作　クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて数量限定で追加受注開始

公開から12日で目標金額100％達成、新たにストレッチゴールを設定

2022-05-18 13:00

全国森林組合連合会(JForest)は、国産材の用途拡大と国内林業の活性化を目的に国内ハンガー専門メーカーの中田工芸株式会社と協力して、品質の良い環境に配慮した国産ハンガーを製作し販売するプロジェクトを、2022年5月2日(月)より株式会社CAMPFIRE運営のクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて開始しております。公開から12日で、目標金額100％を達成したため、新たにストレッチゴールを設定し追加受注を開始しました。

期間： 2022年5月2日(月)～6月15日(水)
URL ： https://camp-fire.jp/projects/view/559322

今回製作するハンガーについて

熊本県の小国町森林組合が用意する品質の良い阿蘇小国杉に、自然エネルギーを利用した地熱乾燥というエコな木材乾燥を行い、その杉の美しい木目を最大限に活かすことで、服をより美しく保管してくれる地球にも優しいハンガーを、国内の木製ハンガー専門メーカーである中田工芸株式会社(兵庫県豊岡市)とコラボレーションして製作します。一般的にスーツハンガーやジャケットハンガーと呼ばれるスラックス等を掛けるバーが付いたタイプで、クリア塗装したハンガーと、無垢のハンガーの2種類をリターンとして準備します。

原材料(小国町森林組合)

原材料は、SDGs未来都市に選定されている熊本県小国町の【阿蘇小国杉】を採用。その中でも淡いピンク色と油ツヤが美しく、しっかりとした強度と粘りがある【ヤブクグリ】という品種を選定。ハンガー材に最適な、害虫や湿気に強い成分が多く含まれると言われる木の赤身部分を使用。乾燥は従来のように大量の化石燃料を使わず、大地から湧き上がる自然エネルギーを活用した【地熱乾燥】を採用。

ハンガー製造(中田工芸株式会社)

ハンガー製造は1946年創業で、国内唯一の木製ハンガー専門メーカーである中田工芸株式会社とのコラボレーション。同社が展開する木製ハンガーブランド「NAKATA HANGER」は、日本のアパレル企業の非常に高い要求レベルに応え続けてきた実績を活かしたデザインが特徴で、高い品質に定評があります。今回は普段使用しないスギを使って、職人の技によって1本1本丁寧に手作業で作っているMade in Japanの中田工芸品質で作成。

こだわり・特徴

小国町でみられる杉2品種のうち、仕上がりの美しさと加工結果の良さから、ヤブクグリが適しているとの結論に達しました。小国町森林組合では、大学などとの研究調査や独自の実験などを行うことで阿蘇小国杉が持つ成分的な効能を検証しています。例えば「食パンと小国杉板を入れた保存容器」と、「食パンのみを入れた保存容器」を梅雨時期に常温で約2ヵ月放置し、カビと結露の発生状況を比較した結果、杉板が入っていた食パンは見た目には2か月前とほぼ変化がなく、明らかにカビの発生が抑えられ、湿度も調整されたという目に見える実験結果が得られています。

プロダクト誕生の背景

海外のレッドシダー(米杉)などは抗菌作用があることから、シューツリーやハンガーに使用されており、日本にも輸入品が多数入ってきていることに注目しました。そこで、国産のスギにも抗菌作用があり、軟らかく粘りのあるためハンガーと相性がいいのではと考えました。森林は、植える→育てる→伐採→植えるというサイクルを回すように、適切に管理することで、国土・環境保全(地すべりや土砂崩れの防止)、水資源の育成(土壌保水力の維持)、文化・教育・レクリエーションの場の提供など、森林にとっても、人間にとっても良い環境を実現していくことができるものです。国産材を使うことは国内林業の活性に繋がるため、森林の公益的機能を発揮させ土砂災害や河川の氾濫等の防止や山村等の地域活力の底上げや、二酸化炭素吸収という面では地球温暖化にも貢献します。そのような中で、一般消費者が日々実際に手に取って国産スギの良さを知ってもらうと同時に、日本の森林の現状に興味を持っていただけることを期待しています。