だしパックで日本初のヴィーガン認証取得！新潟県三条市のだしメーカーフタバ　海外展開・インバウンドへの対応を加速

2019-08-01 14:00

創業65年、だしパックの製造販売を行う株式会社フタバ(代表取締役社長：江口晃、本社：新潟県三条市)が展開する、BtoCブランド「ON THE UMAMI」は急伸するインバウンド、海外での日本食需要への対応を進めるため、だしパックでは日本初となるヴィーガン認証を同社商品の「UMAMIだし野菜」が取得したことをご報告いたします。

インバウンド市場の拡大、ヴィーガン・ベジタリアンなど多様な嗜好に対応し認証取得

健康や環境を気遣う消費者、また年々増加するインバウンドを見越し、肉や魚介類、はちみつ、卵などの動物性由来の食材を食さないヴィーガンに対応した製品に与えられるヴィーガン認証注1を当社が販売するだしパック「UMAMIだし野菜」が取得いたしました。(注1 特定非営利活動法人ベジプロジェクトジャパン運営のヴィーガン認証を取得)。
和食の世界遺産登録や健康志向から、日本食への注目は高まってきましたが、和食の味のベースは、カツオや鶏ガラなど動物性由来の食材でだしを取っている料理が多く、ヴィーガンにとって日本食は食べたくても食べられない料理とされてきました。
当社では、魚介類をはじめ動物性由来の食材を使用しない「野菜のだしパック」をヴィーガンの認証を取得することで、日本食にも親しんでいただくとともに、幅広い嗜好やライフスタイルを持つ国内外の消費者に安心安全のだしパックの提供を目指しています。

拡大するだしパック市場

だしは日本人の本質的な感性であり、日本文化の礎のひとつとも言われています。「うまみ」がしっかりとした、だしを使用することで塩や味噌、醤油を控えても美味しく料理が仕上がることから近年は健康志向のニーズも獲得しています。
特に手間と時間をかけずに本格的なだしのうまみが味わえるだしパックの需要は伸びており、2018年のだしパックの市場規模は約120億円にのぼり2017年と比べると4.3％上昇しました。また2023年には市場規模は約144億(2017年対比25.2％)となる見込みです。注2(富士経済「2019年食品マーケティング便覧No.4」より)

当社のだしパックシリーズの中で売上上位の野菜だしパック「UMAMIだし野菜」も2018年の売上は昨対比600％と伸長しています。だしパックの中でも、野菜だしは“洋風だし”として和洋を問わない料理に使用できることから、結婚・出産をきっかけに、これから料理をはじめるファミリー層など20代後半～30代からの需要が高いのが特徴です。

野菜だしを使った　アボカドディップソース

野菜だしを使った　ミネストローネ

また、インバウンドの増加で野菜のだしを使用したヴィーガンメニューに対する注目も高まっています。国内でもヴィーガンやベジタリアンに対応したメニューの提供や認証を取得する飲食店も増えています。

フタバの野菜だしパック「UMAMIだし野菜」の商品特徴

「UMAMIだし野菜」はたまねぎ、キャベツ、にんじん、生姜の4種類の野菜を使用しています。たまねぎは淡路島産の甘みの強い玉ねぎと北海道産の香りの良い玉ねぎの2種類を合わせることで、味わい深いコクとうまみに仕上げています。化学調味料・保存料無添加で、和食だけでなく洋食だしとしてもご利用いただけます。

今後の展開

フタバでは、海外でも和食やだしの注目が高まっていることを踏まえて、本商品のようにヴィーガン認証に対応した商品ラインナップの拡充や、オーガニックなど健康・安心・安全、動物愛護など多様な食の嗜好性に対応した商品の開発を進めてまいります。また、国内ではインバウンドへの対応とともに、海外への輸出や、自社で展開するBtoCブランド「ON THE UMAMI」の海外展開を推進していくことを計画しています。