ファンリードとマレーシアのサンウェイ大学がMOU締結、 マングローブ保全のための実証実験からICT分野の連携強化へ

株式会社ファンリード(本社:東京都豊島区、代表取締役 兼 CEO:小林 慶一、以下 ファンリード)は、マレーシアのサンウェイ大学のResearch Centre for Human-Machine Collaboration(以下 HUMAC※)と、マレーシアのマングローブ保全を目的とした実証実験のプロジェクトを契機にICT分野における幅広い連携を目指して、研究協力に関する覚書(Memorandum of Understanding:MOU)を締結し、2022年8月に発効されました。

締結に至った背景

ファンリードとサンウェイ大学HUMACは、アジア・太平洋電気通信共同体(ASIA-PACIFIC TELECOMMUNITY:APT)の加盟国研究機関と日本企業で推進される「国際共同研究プログラム2021」に採択された「ドローンによる高分解能画像を用いたサラワク州のマングローブ分布/生育マップ作成技術の実証実験」に共同で取り組んでおり、マレーシアにおける環境課題への貢献を目指しています。今後はICT分野におけるより幅広い連携を図っていくにあたり、MOUを締結することとなりました。
今回のMOU締結は、ファンリードとしては大学との初めての締結であり、サンウェイ大学HUMACとしては日本の民間企業との初めての締結となります。

■「ドローンによる高分解能画像を用いたサラワク州のマングローブ分布/生育マップ作成技術の実証実験」について
本実証実験では、サラワク州ラジャン・マングローブ国立公園を対象とし、マングローブ保全に向けた政府政策決定に資する科学的データを収集し、可視化することを目的に、マングローブ分布/生育マップを作成します。マレーシアにおける地域の持続可能な漁業を実現するうえで喫緊の課題となっているマングローブ保全に貢献するものです。

<参照:ファンリード ニュースリリース『ファンリードとエアロセンス、マレーシア・サンウェイ大学とのマングローブ保全に関する共同提案が「国際共同研究プログラム2021」に採択』>
https://www.funlead.co.jp/release/20220427/

実証実験の取り組み概要
実証実験の実施地域のマングローブ

今後の取り組み

今回のMOU締結を契機に、以下の連携を図っていきます。
・ICT分野における学術および文化交流の推進
・共同/協力研究プロジェクトや公募案件対応を通じた産学連携の推進

MOU締結期間

2022年5月から2年間

※ Research Centre for Human-Machine Collaboration(HUMAC)
視聴覚障碍者支援のための触覚による認識技術をはじめ、ロボティクス、センシング、AIを活用した人とマシンのコラボレーションによる豊かな未来創出を目指した研究を推進している。
https://university.sunway.edu.my/HUMAC

株式会社ファンリード 会社概要

本社       :〒171-0021 東京都豊島区西池袋一丁目11番1号
          メトロポリタンプラザビル15階
代表取締役 兼 CEO:小林 慶一
設立       :2013年3月26日
資本金      :80,000千円
株主       :太陽ホールディングス株式会社
従業員数     :219名(2022年10月1日時点)
https://www.funlead.co.jp/

ファンリードは「デジタル技術が生み出す楽しさが、お客様の事業をリードする」というミッションのもと、あらゆる分野に対応するICTサービスプロバイダーとして、DXやスマート農業、スマートファクトリーなど新たなITのあり方を提案するサービスに取り組んでいます。スマート農業/AgriTech事業では、アジアの農業における超省力化や高品質生産の実現を目指しています。2019年度に内閣府等により公募された「みちびきを利用した実証実験」に採択されて国内外のドローン観測実証実験に成功し、2021年1月から3月にはJETROクアラルンプール事務所主催による「DXアクセラレーションプログラム(マレーシア)」の参加企業に採択・事業参加などを経て、現在はマレーシアの企業や大学と連携したプロジェクトにも携わっています。

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