自動販売機の世界市場、2028年まで6.5%のCAGRで成長見込み

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「自動販売機の世界市場- 成長、動向、COVID-19の影響、予測(2023年-2028年)」(Mordor Intelligence Pvt Ltd)の販売を3月27日より開始しました。

自動販売機の世界市場は、予測期間中(2023年~2028年)にCAGR6.5%で成長すると予測されています。

都市部の人々のライフスタイルの変化により、外出先でのスナックや食品、飲料の需要が高まっていること、また、自動販売機の技術が進歩し、商品を素早く届けることが可能になり、消費者にとって非常に便利な選択肢となっていることなどの要因が、調査市場の成長を後押ししているようです。

主なハイライト

世界各地における小売業界の成長は、市場成長のための良好なシナリオを生み出しています。例えば、米国国勢調査局によると、2022年第1四半期の小売業総売上高は1兆7473億米ドルと推定され、2021年第4四半期から3.7%増加しました。

自動販売機は、商品の入手性を高め、その場の清潔さや美観を維持するために、商業地や企業のオフィスでの利用が拡大しています。これらのシステムは自動化されているため、商品を手に入れるまでの時間を大幅に短縮することができます。

さらに、需要の増加を考慮し、自動販売機メーカーは、AI、生体認証、IoTなどの高度な技術を使用して、高効率で使いやすく、安全な新しい自動販売機の開発にますます力を注いでいます。例えば、2022年3月には、自動販売機メーカーのDigital Media Vending Internationalが、SECO MIND USA LLCのVending System Management Solution powered by CLEA「Vending Tracker」を採用し、AI搭載の自動販売機の開発を進めています。

しかし、高い設置コストや運用コストなどの要因に加え、公共・商業施設での不健康なジャンクフード製品の販売に関するいくつかの規制が、調査対象市場の成長に悪影響を与える可能性があります。

自動販売機の需要に対する大きな影響は、COVID-19パンデミックの発生当初に見られ、さまざまな制限的規制や、公共の場所やオフィスの閉鎖によって需要が減少したためです。しかし、このパンデミックにより、消費者の間で衛生の重要性に対する意識が高まり、予測期間中の市場成長を後押しすると期待されています。

自動販売機市場の動向

商業施設における自動販売機設置の増加

CCPIAによると、商業施設とは、特にビジネス目的で使用され、利益を生み出すことを目的とした建物、構造物、改良物のことを指します。

近年、世界各地で商業施設の拡張が進み、自動販売機の需要が高まっています。自動販売機が増加傾向にある代表的な商業施設としては、小売店、ホテル・宿泊施設、製造施設などが挙げられます。

例えば、2021年7月、大手FMCGブランドのヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)は、ホームケア製品の店内自動販売機「Smart Fill」を発売しました。同社は、パイロットプロジェクトとして、ムンバイのリライアンス・スマート・アクメ・モールにこの機械を設置しました。

使用事例と需要の増加を考慮し、自動販売機プロバイダーは革新的な製品の開発にも力を入れています。例えば、2022年3月、米国ニュージャージー州のNewport Centre Mallinは、最初の「RoboBurger outlet」を設置しました。この店舗は、ロボットシステムを搭載した12フィート四方のボックスで、わずか6分で新鮮なビーフバーガーを調理して顧客に提供します。

高成長を遂げるアジア太平洋地域

アジア太平洋地域の商業・企業部門は急成長しており、研究対象市場の成長に大きなチャンスをもたらしています。さらに、都市化の進展や西洋文化への接触による若者のライフスタイルの変化が、調理済み食品の需要を大きく促進しています。

例えば、中国の国家改革発展委員会によると、中国では農村部の住民が都市部に移住する傾向が強まっているとのことです。さらに、2021-2025年の第14次5カ年計画では、中国の都市化率を65%に引き上げることを目標としています。

さらに、インド、フィリピン、中国などの国々におけるICT分野の成長は、オフィススペースの需要を大きく促進しており、この地域における自動販売機市場の成長にとって明るい見通しを生み出しています。例えば、全米ソフトウェア・サービス企業協会(Nasscom)によると、インドのIT産業の収益は、21年度の1960億米ドルから22年度には2270億米ドルに増加すると予想されています。

自動販売機市場の競合分析

自動販売機の世界市場は適度な競争状態にあり、自動販売機の需要増加により、予測期間中に競争が激化し、新たなプレーヤーが現れると予想されます。市場で競争しているベンダーは、競争力を高めるために自社製品にイノベーションをもたらすことに注力しています。市場で事業を展開している主要なプレーヤーには、Westomatic Vending Services Ltd.、富士電機株式会社、Seaga Manufacturing Inc.、Royal Vendors Inc.などがあります。

無料サンプル

当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/form/request/1197034

本件に関するお問い合わせ先

<アジア最大の市場調査レポート販売代理店>
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部
お問い合わせフォーム:https://www.gii.co.jp/contact/
TEL:044-952-0102(9:00-18:00 土日・祝日を除く)
URL:https://www.gii.co.jp/

会社概要

1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界5カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社200社以上が発行する調査資料約15万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。

創立:1995年
所在地:215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容:市場調査レポート/年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託
市場調査レポート/年間契約型情報サービス:https://www.gii.co.jp/
委託調査:https://www.gii.co.jp/custom_research/
国際会議:https://www.giievent.jp/

当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました(東証スタンダード市場:4171)。

画像・ファイル一覧
ニュースのシェア:
株式会社グローバルインフォメーション
gii
株式会社グローバルインフォメーション
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.