日本航空学園、「ドローン航空測量コース」を6月23日開講　「アジア航測」及び「全国地域活性化支援機構」と連携してプロパイロット育成

2017-06-22 11:00

学校法人　日本航空学園(所在地：山梨県甲斐市、理事長：梅沢重雄)は、ドローンパイロットの活躍の場を広げようと、JAAドローンパイロットスクールに新たに事業用コースとして「ドローン航空測量コース」を2017年6月23日(金)に開講します。

航空測量はドローン利用が拡大～開講の背景～

従来の航空測量では、飛行機やヘリコプター使って高高度から空撮を行なってきましたが、ドローンの普及によりローコストで短時間に空撮を行うことができるようになりました。さらに、建設業界で導入が進むi-Constructionの流れにより、今後もドローンの利用が拡大する事を視野に入れ、航空測量大手「アジア航測株式会社」、建設関連業・団体が異業種と連携する「一般社団法人　全国地域活性化支援機構」と連携して、日本航空学園内にあるJAAドローンパイロットスクールで開講する運びとなりました。

ドローンの航空測量に必要な知識と技術が学べる本格的なコース

「ドローン航空測量コース」は、約7万坪の広大な敷地を有する日本航空学園内に2箇所の測量エリアを設けこれをドローンの自律飛行モードで撮影する実習や、測量に関する基礎知識の座学に加え、撮影した写真データをパソコンに取込み、点群データによる地形の3次元形状復元(SfM)や横断図、土量計算、出来型データなど、建設現場で必要なデータ作成までを学べる本格的な内容となります。

従来のドローンスクールでは、ドローンの操縦基礎を学び資格を取得していましたが、様々な分野でドローンの活用を行うには、各分野の専門知識と操縦技術を合わせ持つプロパイロット育成が必要となります。本講習を終了した者には、ドローンの航空測量に必要な知識と技術を習得した証として「用途別飛行証明(航測)」の資格が公益財団法人　日本航空教育協会から付与され、専門性を兼ね備え信頼あるパイロットの証として企業内での活躍が期待されます。

用途別飛行証明は他にも植物の生育調査を行う農業や、魚群探査を行う漁業、山林の樹木調査を行う林業など、用途に合わせて拡張を考えており、今後様々な分野でドローン活用の礎になると期待されています。