「週刊文春」人気連載が電子書籍に 日本全国100ヵ所以上の公衆・公共トイレを訪ね歩く 「『トイレ探検隊』がゆく!」3月3日配信開始!
文藝春秋電子書籍編集部では、3月3日(金)、電子書籍オリジナルレーベル「文春e-Books」より、「『トイレ探検隊』がゆく!」(坂上遼)を発売いたします。
本作は、「週刊文春」で約2年間連載した同名コラムをまとめたもの。「トイレのないところにはトイレを設置、和式は洋式に、洋式でも温水洗浄便座を」という「トイレ三段階革命」を掲げてトイレ探検隊を結成した探訪記者の坂上遼さんが、「週刊文春」新人記者の隊員1号、カメラウーマンの隊員4号ともに、全国各地のトイレを訪ね歩きます。
作品内で訪れたトイレは、北は北海道・宗谷岬から、南は沖縄・波照間島まで100ヵ所以上。カラー写真付きで和・洋・ウォシュの有無を詳細にレポートするのみならず、トイレ開発者、トイレ施設管理者、トイレ利用者などへインタビューし、トイレを取り巻く状況を明らかにします。面白いトイレや豪華なトイレはもちろんのこと、南鳥島、南極基地、北朝鮮など、一般人は中々行けない場所のトイレも大公開。読者から寄せられた、爆笑必須の滑稽糞尿譚も満載です。
「『トイレ探検隊』がゆく!」で紹介している、色々な“日本一”トイレ
日本最北端の北海道・宗谷岬のトイレ。風雪に耐えるように頑丈に作られ、二重扉が徹底していることが特徴。和式、洋式、多目的とまずまずの揃えだが、温水洗浄便座はない
日本最南端の沖縄・波照間島のトイレ。台風を意識してこちらも頑丈な作り。屋根は琉球独特の煉瓦色。内部は男性が小1、洋1、女性は洋2で多目的もあり、公衆トイレとしてはスタンダードな配分
日本一高いところにある、スカイツリー「天望回廊」(地上450メートル)のトイレ。「天望回廊」の限られたスペースを有効に使うため、便座を縦一列に配置する、扉をスライド式にする、といった工夫がなされている
「東司」とよばれる日本最古のトイレ(京都の東福寺にて撮影)。トイレットペーパーの代わりに、木や竹のヘラでお尻を拭き、水の代わりに土や灰で手を洗ったといわれている
トイレ探検隊が日本一見やすいトイレマークと認定した石川県「高松 里海館」のトイレ。あらゆる公共施設で目にするトイレのシンボルマークは、1964年の東京オリンピックの際、オリンピック組織委員会の手により世界で初めて作られた
著者あとがきより
「トイレの素晴らしさは、全ての人類がスタイルは違えど、必ずするところです。中学時代から憧れていた若尾文子さんも酒井和歌子さんも、いえいえ平成の美女四人娘(綾瀬はるかちゃん、吉高由里子ちゃん、新垣結衣ちゃん、広瀬すずやん)だってきっとトイレはしているはずです。しかもどんな生活者でも、出すものに貧富の差がない、“平等の世界”です。トイレッキーじゃないトロッキーも、下腹じゃないゲバラも目指した世界革命は、挫折しましたが、トイレの世界革命は実現可能なのです」
著者プロフィール
坂上遼(さかがみ・りょう)
1952年大分県杵築市生まれ。本名・小俣一平。探訪記者にしてトイレ探検家。元NHK社会部記者で、2010年より東京都市大学メディア情報学部教授(博士・公共経営)。主な著書に、『セイシュンのB級グルメ』(共著)『無念は力』『ロッキード秘録』『消えた警官』などがある。
書誌情報
書名:「『トイレ探検隊』がゆく!」
撮影:坂上遼
価格:800円(※電子書店によって異なる場合があります)
配信開始日:3月3日(金)
主要販売電子書店:Kindleストア、iBooks、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto他、電子書籍を販売している主要書店
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