モニターの色表示を調整・管理する専用ソフトウェアをバージョンアップ

2018-10-18 16:00

　EIZO株式会社(本社：石川県白山市、代表取締役社長：実盛祥隆)は、写真や印刷、映像制作などのクリエイティブワーク市場向けに無償提供しているカラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator(カラーナビゲーター)」をバージョンアップし、「ColorNavigator 7」として2018年11月2日から提供を開始します。

1．概要
　制作物の色基準に合わせて厳密な色管理が求められるクリエイティブワーク市場では、制作用モニターの明るさや色味を調整するキャリブレーション作業が必要です。

　ColorNavigatorは、当社のカラーマネージメント液晶モニターColorEdgeシリーズの専用ソフトウェアで、モニターのキャリブレーションや、調整目標の作成・編集、複数台のモニター管理を手間なく正確に実施します。
　これまで、写真・印刷などクリエイティブ業務向けには、表示調整に特化した「ColorNavigator 6」を、映像制作業務には複数モニターの管理機能を付属した「ColorNavigator NX」をそれぞれ展開してきましたが、新バージョン「ColorNavigator 7」はこれら2つを統合し、すべての機能を一つのソフトウェアに集約しました。さらに、ユーザーインターフェースの改良により使いやすさも進化させています。

　ColorNavigator 7は、2018年11月2日から当社Webサイトにて無料ダウンロードを開始します。

ColorNavigator 7の製品情報
https://www.eizo.co.jp/products/ce/cn7/

2．バージョンアップによる進化ポイント

より短時間で、手間なくキャリブレーションを実施

　ColorNavigator 7は、1回のキャリブレーションで、すべての調整目標の色域・白色点・輝度を一括で調整します※。目標値ごとのキャリブレーション作業が不要になるため、従来よりもモニター調整にかかる時間と工数を大幅に削減できます。
※ CS230及び旧機種をお使いの方、ColorNavigator 6からデータ移行された方は、調整目標ごとにキャリブレーションが必要です。

モニター前面ボタンから簡単に調整目標の切替えが可能

　調整目標はモニターのカラーモードに割り当てられます。調整後は、PC上でソフトウェアを立ち上げなくても、モニター前面のMODEボタンから簡単に表示を切替えできます。従来ColorNavigator 6をお使いの方向けの進化ポイントです。

1台のPCから、複数台のColorEdgeを管理可能

　ColorNavigator 7をインストールした1台の管理者用PCから、複数台のColorEdgeを調整・管理できます。法人など、制作者のPCにソフトウェアをインストールできない環境でのモニター運用に有効です。さらにColorNavigator 7は、複数人で制作作業を行う法人向けのカラーマネージメント・ソリューション、「ColorNavigator Network」のクライアントソフトウェアとして使用できます。これにより、遠隔地での制作作業でもスムーズな色のコミュニケーションを実現します。

ColorNavigator Networkの製品詳細
https://www.eizo.co.jp/products/ce/cnnet/