糖尿病ケア・デバイス世界市場は5.2%の年平均成長率で拡大し2018年までには253億米ドル到達の予測
株式会社グローバル インフォメーションは、GBI Researchが発行した報告書「Diabetes Care Devices Market to 2018 - Integrated Insulin Pumps with Continuous Glucose Monitoring Technology to Add a New Dimension to Diabetes Management (糖尿病ケア装置の世界市場)」の販売を開始しました。
糖尿病ケア・デバイスの世界市場は、2011年から2018年までの間に年平均成長率(CAGR)にて5.2%の成長を遂げ、2018年までには253億米ドル規模に達すると予測されています。血糖値モニターデバイスが世界市場の中で最大の割合を占め、2018年までには金額にして133億米ドルとなるでしょう。インスリン注入デバイス市場は2011年には81億米ドルと算定されていますが、今後CAGRにて5.9%の成長を示し、2018年には120億米ドルの売上に達すると予測されます。
この予測期間における市場の成長は主として、多数に上る糖尿病患者数と、革新的で、装着に体をほとんど、もしくは全く傷付けずに済むデバイス製品の採用が急速に拡大していることによります。
切実な医療的必要性や、体を傷つけずに済む療法開発のための研究活動や応用の拡大により、糖尿病ケア・デバイスの技術的進歩が加速されています。さらに糖尿病に対する意識の高まりや診断法の改善、受診率の増加、またより安全で効果的、的確にしてコスト効率の良い療法を求める需要が増大していることから、糖尿病ケア・デバイスの使用率はますます増加して行くでしょう。
2011年にはRoche社は15.2%の市場シェアを有し、世界の糖尿病ケア・デバイス市場のトップ企業となりました。
Roche社のAccu-Chek製品シリーズの血糖値モニターデバイスやインスリン注入デバイスが同社の成長を推進しています。Roche社に次ぐ位置にはLifeScan社とMeditronic社がおり、それぞれ14.2%と7.5%の市場シェアを有しています。
現在の糖尿病ケア・デバイス市場を成り立たせるためのシナリオでは、医療デバイス製造企業の研究開発部門が相当な業績を上げる必要があります。革新的で、体を傷付けずに済み、また使い方が易しい糖尿病ケア・デバイスの需要はますます伸びています。現在、糖尿病ケア・デバイス関連製品は総計で187製品に及び、その中では血糖値モニターデバイス分野の製品数が最多となっています。
市場調査レポート: 糖尿病ケア装置の世界市場
Diabetes Care Devices Market to 2018 - Integrated Insulin Pumps with Continuous Glucose Monitoring Technology to Add a New Dimension to Diabetes Management
http://www.gii.co.jp/report/gbi179445-diabetes.html
出版日: 2012年08月
発行: GBI Research
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