DCMホールディングス、オラクル製品の採用により、グループ共通の統合システム基盤をプライベートクラウド環境に全面刷新
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、DCMホールディングス株式会社(本社:東京都品川区南大井、代表取締役社長執行役員:久田 宗弘、以下 DCMホールディングス)が、グループ共通の統合システム基盤の全面刷新のため、最新版データベース製品「Oracle Database 12c」とその新機能である「Oracle Multitenant」オプション、高速データベース・マシン最新版「Oracle Exadata Database Machine X4 (以下Oracle Exadata X4)」をはじめとするオラクル製品を採用したことを発表します。
ホームセンター大手のDCMホールディングスは、傘下に株式会社カーマ(本社:愛知県刈谷市日高町、代表取締役社長執行役員:豊田 芳行)、ダイキ株式会社(本社:愛媛県松山市美沢、代表取締役社長執行役員:小島 正之)、ホーマック株式会社(本社:北海道札幌市厚別区、代表取締役社長執行役員:石黒 靖規)の3社を子会社とする持株会社で、全国36都道府県に計532店舗(2014年2月28日現在)のホームセンターを運営しています。
DCMホールディングスの“DCM”とは、“Demand Chain Management”(デマンド・チェーン・マネジメント)の略で、顧客の需要創造から商品開発、生産、発注、そして販売にいたる需要連鎖に着目し、お客さまのリアルな情報にもとづき、欲しい商品を必要なときに、必要な数だけ、ジャスト・イン・タイムに一切のムダを排除して提供しようとする21世紀に最も求められる流通システム。これをDCMホールディングスでは「お客さま視点からの流通改革」として実現を目指しています。
DCMホールディングスでは、「お客さま視点からの流通改革」の実現のため、リアルタイム処理のさらなる進化と、地域や季節によって特性が異なる各店舗で多様なニーズに対応しながら、基幹業務プロセスを標準化、効率化できる柔軟なシステムが求められていました。
DCMホールディングスでは、今後のさらなる事業拡大にも対応できるグループ共通のシステム基盤を構築するため、「Oracle Database 12c」、「Oracle Exadata X4」をはじめとするオラクル製品を全面的に採用し、プライベート・データベース・クラウド環境へと移行することを決定しました。マスターデータの統合を皮切りに、分析基盤の統合、店舗販売管理データの統合を順次進めていく予定です。また、円滑なデータ連携のための基盤としてデータ統合製品「Oracle Data Integrator」を、システム無停止での「Oracle Exadata」への移行とシステム間のリアルタイム連携を実現するため「Oracle GoldenGate」を採用し、システム運用の効率化とリアルタイムのデータ連携を図ります。
DCMホールディングスでは、「Oracle Database 12c」の新機能である「Oracle Multitenant」オプションを採用しました。これにより、データベースのクラウドへの統合作業を簡素化し、アプリケーションを変更することなく多数のデータベースを1つのデータベースとして一元管理することが可能です。また、「Oracle Exadata X4」は、データベース・クラウド環境の基盤として最適なエンジニアド・システムです。何百ものデータベースをDatabase as a Service (DBaaS)アーキテクチャとして容易に統合でき、コストを大幅に抑えながらデータベース・サービス作成の俊敏性を向上させることが可能です。
統合システム基盤の刷新により、DCMホールディングスでは各子会社におけるシステムの特長を活かしながら、業務プロセスを一元化し、運用コストを大幅に削減することを目標としています。そのため、システム連携の基盤となる製品「Oracle SOA Suite」と、プロセスの設計からシステム統合、業務効率改善に必要なプロセス・モニタリングを一元的に管理できるビジネス・プロセス管理製品「Oracle Business Process Management Suite」を採用しました。
複雑なデータ連携、他システムとの連携・接続性を担保するうえで、連携基盤を軸に今回の統合システム基盤刷新を行うにともない、DCMホールディングスは、豊富な実績を誇るオラクルのコンサルティングサービスの利用を決定しました。オラクルのコンサルティングサービスは、同社の将来的な事業拡大に対応できるシステム基盤の標準化を支援します。
DCMホールディングスでは、オラクルのエンジニアド・システムのためのサポートサービスである「Oracle Platinum Services」も合わせて採用しました。「Oracle Platinum Services」は、オラクルの保守サポート「Oracle Premier Support」のオプションサービスで、リモートでの障害監視、迅速なサポート対応、およびパッチ適用サービスを追加コストなしで提供します。より高度なサポートサービスにより、運用の安定性を確保できます。
本統合基盤プロジェクトでプロジェクト責任者を務める、DCMホールディングス システム統括部システム開発部長の石井昭夫氏は、次のように述べています。「オラクルのソフトウェアからハードウェアまでの一貫した製品提供およびサポートはもちろんのこと、オラクルのコンサルティングサービスやOracle Advanced Customer Servicesのプロジェクト・運用支援にも大きく期待しています」
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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