プリント基板用リレーの世界市場が2019年には45億1000万米ドル規模に到達

株式会社グローバル インフォメーションは、Frost & Sullivanが発行した報告書「Comprehensive Assessment of the Global Printed Circuit Board Relay Market (世界のプリント基板(PCB)用リレー市場:包括的評価)」の販売を開始しました。

自動車用エレクトロニクスの急増や、特にアジアにおける家電エレクトロニクス製品需要の高まりにより、プリント基板(PCB)用リレーに関して活発な市場が形成されています。リレーは携帯電話機や携帯情報端末、オーディオ機器、またその他の家電製品にとって欠くことのできない部品であり、さらに自動車内の電力や信号の伝送にもなくてはならないものとなっています。このため電気自動車やハイブリッド車の増加に伴って、PCB用リレーの使用量も大幅に増加する見込です。

同レポートによれば、この市場における2012年の売上高は23億9000万米ドルであり、これが年平均成長率(CAGR)にして9.5パーセントの成長を続けて、2019年には売上高が45億1000万米ドルに達するものと予測しています。

Frost & Sullivanのエレクトロニクス調査研究アナリストであるLavanya Rammohan氏は次のように述べています。「自動車メーカーが継続して駆動系やエンジンの性能、ならびに燃費効率を重視していることから、PCB用リレーの需要は引き続き安定と予測されます。」

航空宇宙や防衛、また医療産業の市場でもPCB用リレーが大量に使用されています。レーダーや兵器、また武装車両用に高信頼度のPCB用リレーの使用が増加しており、これが防衛部門におけるPCB用リレー導入増に拍車をかけています。一方商用航空宇宙部門では最先端技術を使用していて且つ高耐久性のPCB用リレーを必要としています。医療産業も、超音波やスキャン用途、またエックス線関連用途でPCB用リレーの大きな市場となっています。

現在、エレクトロニクスの浸透が進んでいることから、PCB用リレー市場にとって先行きは明るいものとなってはいますが、エレクトロニクスに対する全体的な需要に関しては不安定性があり、これは市場予測に影響を与え、また在庫品の不均衡をもたらします。このため、景気が下降したり、顧客からの発注が減速したりするとPCB用リレーの売上高も減少します。

従って、PCB用リレー製造企業はきわめて競争の激しい市場の中でうまく立ち回れるように懸命に努力しなければなりません。メーカー各社がこの厳しい市場状況を乗り切るため製品体系を拡張しようとすれば、激しい企業吸収合併の動きが巻き起こることになるでしょう。

市場調査レポート: 世界のプリント基板(PCB)用リレー市場:包括的評価
Comprehensive Assessment of the Global Printed Circuit Board Relay Market
http://www.gii.co.jp/report/fs257049-comprehensive-assessment-global-printed-circuit.html
出版日: 2012年12月12日
発行: Frost & Sullivan

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