長期化する避難生活を助ける「切れ目のない支援」 災害支援ボランティアに必要なモノや心構えとは?

長期化する避難生活を助ける「切れ目のない支援」 災害支援ボランティアに必要なモノや心構えとは?
長期化する避難生活を助ける「切れ目のない支援」 災害支援ボランティアに必要なモノや心構えとは?

1995年、それまで特別な市民や団体によるものであったボランティアが、一般市民に定着していった。きっかけは阪神淡路大震災であり、1995年はボランティア元年と呼ばれる。

近年では、東日本大震災をきっかけに、ボランティアに関心をもつ人が増えたという。平成25年の調査では、ボランティア活動をしたことがある人は全国の市民10,000人のうち35%、関心がある人が58.3%。関心がある人のうち32.2%が「東日本大震災後に関心を持つようになった」と答えている。
https://www.npo-homepage.go.jp/uploads/h25_shimin_chousa_all.pdf
内閣府 平成25年度 「市民の社会貢献に関する実態調査」

しかし、発信される震災関連の情報や、人々にめばえた防災意識は、時間とともに風化してしまう。報道はあまりされないが、東日本大震災により、昨年12月27日時点で48,633人がいまだに避難生活を続けている。
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-1/20191227_hinansha.pdf
<参考:復興庁 全国の避難者の数(所在都道府県別・所在施設別の数)> 避難者の数[令和元年12月27日]>

昨年の台風の被害も、記憶に新しい。10月12日に発生した台風19号による避難者は、1月10日時点で福島県に116人いる。
http://www.bousai.go.jp/updates/r1typhoon19/pdf/r1typhoon19_43.pdf
<参考:内閣府 令和元年台風第19号等に係る被害状況等について(令和2年1月10日10:00現在)>

震災が起きてすぐは、ボランティア活動や寄付を募る声が大きくなる。けれどその熱が冷めてしまったあとも、被害に苦しみ避難生活を送る人はいる。二人の作家のメッセージとともに、被災地の今を考える。

● 公開日時:2020年2月4日(火)13:00 ウェブマガジンSOCIO:https://00m.in/vzd4e

▼ 記事概要・ゲスト紹介

役立つ支援と困る支援とは?

ボランティアに参加する人のなかには、身軽な服装で、食料やお金を持たず被災地にきてしまう人も時おりいるそうだ。

ボランティアには
自主性・主体性(誰かからおしつけられて、やるものではない)
無償性・非営利性(報酬を期待しない)
社会性・連帯性(特定の人ではなく、多くの人のために)
先駆性・創造性(今なにが必要かを考える)
という四原則がある。

マスクやゴーグルを着用して安全に配慮し、自分の日用品や食料・交通手段などを確保する必要がある。また、事前にボランティア保険(活動中のケガや損害賠償が発生したときにかかる費用を補償する損害保険)に入る必要があり、準備は多い。各地の災害ボランティアセンターの募集状況も、確認しておこう。

救援物資を送る際にも、なにが必要なのか考えることが大切だ。水や食料以外に好まれるモノはなんだろうか?片岡ふみとさん(詩人)は昭和25年、ジェーン台風(9月3日~9月4日に日本を通過。最大瞬間風速は和歌山46.0m/s、期間降水量が四国東部で200mm以上)を経験した。

片岡ふみと(かたおか・ふみと)

詩人。
『詩集 カエルの音楽隊』の著者。
【紹介】
本名/片岡二美敏(かたおかふみとし)
生年月日/昭和15 年9 月26 日
大阪府枚方市生まれ
著書/句集『菊筆』詩集『恋四季』『心の中を君がゆく』『心はくだものカゴ』等
URL/〔片岡ふみと文芸スタジオ〕
http://www.page.sannet.ne.jp/fkata/

『詩集 カエルの音楽隊 』
『詩集 カエルの音楽隊 』

住宅の再建にかかる費用は?

台風第15号・第19号をはじめとした豪雨・暴風の復興については、
1 生活の再建(廃棄物・土砂の撤去、被災者のニーズに応じた住宅再建等、停電・断水の解消等、切れ目のない被災者支援など)
2 生業の再建(中小・小規模事業者の支援等、農林漁業者の支援、観光需要喚起に向けた対策、被災地域の特別の雇用対策など)
3 災害応急復旧(河川・道路等の復旧、 二次被害の防止、災害復旧事業の迅速化)
4 災害救助等
があげられた。
http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/pdf/r1typhoon19_shien_package.pdf
<参考:内閣府防災 被災者の生活と生業(なりわい)の再建に向けた対策パッケージ >

忘れてはいけないのが、「切れ目のない支援」。物資の足りない被災地では、やはり被災地の外からの力が必要だ。離れた地方の人たちから忘れられても、被災地の苦しい生活は続く。作家の板垣衛武さんは、兵庫県で阪神淡路大震災を経験し、自宅を復旧した。

板垣衛武(いたがき・もりたけ)

作家。
『石見浜田藩異端船頭二代記』の著者。
【略歴】
1935年生まれ。中国天津市で育ち、終戦で両親の郷里島根へ引き揚げた。
玉湯中学、松江高校(現松江北校)、大阪市立大学商学部卒業。
シャープ株式会社勤務後、自営業。
リタイアして、同人誌「関西文學」、「文藝かうべ」で、主として島根と大阪の歴史小説を発表してきた。
兵庫県西宮市在住
電子書籍著書
「石見銀山―須佐高櫓城と銀山山吹城」『関西文學』
第六十四号(二〇〇八年三月発行)
「石見銀山―釜屋間步と大久保間步」『文藝かうべ』
第三号(二〇一二年十一月発行)

『石見浜田藩異端船頭二代記』
『石見浜田藩異端船頭二代記』

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「あたらしい自分と社会をつくる」ための3つのメッセージ
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