日本オラクル、上海に日本企業支援の新組織「中国事業開発部」を設立
日本オラクル株式会社(本社:千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明)は、2003年3月1日付で実施する組織・機構改革において、新組織「中国事業開発部」を設立いたします。また、6月には中国・上海市内に新たな拠点を設立し、中国に進出する日本企業へITシステム構築を支援することを発表いたします。
日本オラクルは、本年1月15日に発表した中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」中、事業構造の転換を支える柱の一つ、「グローバル展開」を構成する施策として「中国事業開発部」(旧称:チャイナ・ビジネスユニット)の設立準備をすすめてまいりました。活性化する中国経済に注目する日本企業の進出には、迅速かつ堅牢なIT基盤の構築が不可欠です。特に、財務会計業務、顧客管理やサプライチェーン管理をはじめ、分散されがちなデータの統合や、業務アプリケーションの連携、電子メールやファイルサーバの管理など、企業活動の規模や領域が広がれば広がるほどこれらの導入、運用、管理は煩雑を極めていきます。一方、将来の拡大構想を見据えながら小規模な進出を計画する企業に対する、ITシステム構築を支援する体制が欠如していました。日本オラクルでは、こうした中国へ進出する日本企業の円滑なIT導入を支援するために、このたび新組織「中国事業開発部」を設立し、上海に新拠点(上海市西蔵中路18号:予定)を設置いたします。
中国では、すでにオラクル・コーポレーションの現地法人である中国オラクルが北京、上海、広州、シンセン(深土川:深にツチヘンにカワ)、成都の5都市を拠点に、10年以上にわたりITビジネスを展開してまいりました。日本オラクルは「中国事業開発部」設立により、中国との緊密な連携を実現し、オラクル・コーポレーションのグローバルな資源活用による支援サービスを中国進出の日本企業に提供します。当初日本オラクルによる「中国事業開発部」は営業、サポート、コンサルティングの各担当で構成する10名程からスタートし、2004年には人員の倍増を目指します。本年6月には、中国オラクルの上海事務所に拠点を移し、中国の沿海部、大都市をはじめ、企業が事業を展開する中国全土を網羅します。上海の拠点からは、現地進出の日本企業を中心に、日本と同じ水準の営業、技術支援サービスを提供いたします。
日本オラクルの中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」について
中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」は、2004年度より2006年度までの売上高、利益目標と、それを実現するための事業戦略をまとめたもので2006年5月期(計画最終年度)の売上高1,000億円、営業利益率30%以上の高い収益性の回復と維持、営業利益の年平均成長率15%の達成をその目標としています。
中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」は、事業構造と製品・サービス戦略の転換を2つの柱とし、様々な改革を進め、上記目標の達成を以下の方法で目指します。
■ 事業構造の転換
1)営業体制の刷新、2)グローバル展開、3)ビジネスプロセスの効率化
■ 製品・サービス戦略の転換
1) データベース・テクノロジー製品のトップシェア維持と新市場の開拓、2)ビジネス・アプリケーション分野でのシェア獲得、3)アウトソーシングビジネスの開始
中国オラクルについて
中国オラクルは、1989年より事業を開始しました。同社は現在従業員約400名を有するアジア地域有数の拠点として、主に営業、マーケティング、技術サポート、教育、コンサルティング事業を展開しています。北京、上海、広州、シンセン(深土川:深にツチヘンにカワ)、成都の5都市を拠点としています。2002年6月に中国オラクルのシンボル「甲骨文」を立ち上げ、オラクルのブランド戦略の実施を積極的に推進しています。
中国におけるオラクルのシンボル「甲骨文」について
現代漢字の源となる「甲骨文字」。主に黄河中流域を支配していた中国史上の重要な王朝の一つ、殷王朝(紀元前1600年〜1100年ころ)で発明された中国最古の文字です。甲骨占いから導かれた神託(Oracle)の内容である情報、知恵やデータを記録した媒体がもともと亀の甲羅や牛の骨であったため、「甲骨文」と名づけられました。発音はジャァグゥウェン(Jia Gu Wen)。日本オラクル、オラクル・コーポレーションはこの「甲骨文」を中国ビジネスの象徴として、ブランドの醸成を行ってまいります。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレートコミュニケーションズグループ 広報担当 玉川
Tel:03-5213-6144 / Fax:03-5213-6589
e-mail:Takeo.Tamagawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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