i-Construction推進コンソーシアム加盟について
~「現場ロイド」を通じて建設現場のさらなる生産性・安全性向上へ~
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也(以下「エコモット」)は、国土交通省が建設現場の生産性向上を図る「i-Construction」を推進するために設立した「i-Construction推進コンソーシアム」(以下「コンソーシアム」)に加盟いたしました。
コンソーシアムの加入により、様々な分野における産官学のコンソーシアム会員との交流を深め、様々な利用シーンへの対応、AI、VR等の革新的な技術の組み込み等により、建設情報化施工支援ソリューション「現場ロイド」の開発を推進し、建設現場の更なる生産性向上、安全性向上に努めてまいります。
i-Construction(アイ・コンストラクション)について
国土交通省では、2008年より建設施工の生産性向上、品質確保、安全性向上、熟練労働者不足への対応など、建設施工が直面している諸課題にICTを活用した「情報化施工」の普及を推進していました。さらに2016年からは、革新的なICT技術の登場、さらなる建設現場の生産性向上の必要性から、測量・設計から、施工、さらに管理にいたる全プロセスにおける情報化を実現し、2025年までに建設現場の生産性を2割向上する事を目指す取り組みを「i-Construction」として推進しています。
i-Construction推進コンソーシアムについて
国土交通省では、i-Constructionのさらなる推進に向けて、様々な分野の産学官が連携して、IoT・人工知能(AI)などの革新的な技術の現場導入や、3次元データの活用などを進めることで、生産性が高く魅力的な新しい建設現場を創出するために2017年1月に「i-Construction推進コンソーシアム」が設立されました。
出典:国土交通省ホームページ( http://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/i-con_consortium/ )
建設情報化施工支援ソリューション「現場ロイド」 について
「現場ロイド」は、2009年に土木建設現場に関わる様々な環境データを見える化することにより、生産性向上や安全性の向上などを目的としたサービスです。webアプリケーションとして提供する管理画面とセンサーやゲートウェイデバイスを含めた現地IoT機器をパッケージとしてレンタル提供いたします。国土交通省の新技術提供システムNETISに登録された製品を多数ラインアップしており、現在まで7,000件弱の工事現場への導入実績があります。
(参考)「現場ロイド」の製品・サービスの一例
今後の取り組みについて
土木建設への就業者数は漸減を続けており、人口減少社会の到来や土木建設市場の担い手不足といった問題がクローズアップされる機会も増えています。当社は、そうした課題をICTによる生産性向上によって解決していく「i-Construction」の考え方に準拠した商品・サービス開発や、現場ロイド事業の積極的展開を通じて、実効性のある生産性向上への取り組みを強化してまいります。
具体的取り組みの事例として、IoTによるセンサーデータ収集とAIによる予測を組み合わせた「サインロイド2」のピンポイント風速予測機能は市場ニーズを捉えたサービスとして順調に売上を伸ばしています。また今後はAIエッジカメラ「MRM-900」を用いたフルハーネス型安全帯着用のリアルタイムチェックなど、人手に頼らない異常検知やAIによる予測を利用した省人化や安全性、生産性向上の取り組みなどが挙げられ、当社は今後もより実効性の高い生産性向上の実現に向け、サービス開発を続けてまいります。
AIエッジカメラ「MRM-900」
フルハーネス型安全帯リアルタイム検知
路面の劣化リアルタイム診断
エコモット株式会社について
エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場へ上場いたしました。また、2018年5月に東京証券取引所マザーズに上場承認されました。
所在地 : 北海道札幌市中央区北1条東2丁目5番2号 札幌泉第1ビル1階
代表者 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 1億円(2018年3月末現在)
事業内容 : IoTインテグレーション事業
企業サイト: https://www.ecomott.co.jp/