ハイエンド3Dプリンタの性能をデスクトップ型3Dプリンタで実現  メーカーボットの最新機種「METHOD」の取り扱いを発表  ~ ストラタシス社の技術を最大限に活用した新製品 ~

アルテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:張能 徳博(ちょうのう のりひろ)、東証一部上場:証券番号9972、以下アルテック)は、3Dプリンタ業界大手のストラタシス社(Stratasys Ltd.[Nasdaq:SSYS])の子会社であり、デスクトップ型3Dプリンタの世界累計販売数9万台以上を誇るメーカーボット社(MakerBot Inc.[本社:米国 ニューヨーク州])の最新機種「METHOD」の取り扱いを開始いたします。

METHOD本体

ストラタシス社の特許を最大限に生かした最新機種

米ストラタシス社の子会社であるメーカーボット社は、ストラタシス社の特許技術を最大限に活用し、新製品「METHOD」を開発しました。最大の特徴としては、ヒートチャンバー、デュアルパフォーマンスエクストルーダー、そして水溶性サポート材PVAの採用です。ハイエンド3Dプリンタの性能をデスクトップ型3Dプリンタで実現させ、さらにユーザビリティ向上の為の機能が追加された、コンシューマー向け3Dプリンタと産業用3Dプリンタの架け橋となる革新的な装置です。

機種       :METHOD
造形サイズ(XYZ軸):・Single Extrusion(190×190×196mm)
          ・Dual Extrusion(152×190×196mm)
材料       :MakerBot Precision Tough PLA
          MakerBot Precision PLA
          MakerBot Specialty PETG*
          MakerBot Precision PVA(水溶性サポート材)
          *今後対応予定(2019年4月現在)

ヒートチャンバー

「METHOD」に搭載された2本のヒーターは、造形エリア内の温度制御を行います。これにより、造形中のモデルの反りを低減させ、積層毎の接着力を強めることで寸法精度やパーツの強度を向上させることができます。また、熱収縮等による造形トラブルを回避し安定した造形が可能になりました。

ヒートチャンバー構造

ヒートチャンバー構造

デュアルパフォーマンスエクストルーダー

MakerBot Replicatorシリーズで採用されている「スマートエクストルーダー」は、「METHOD」で「デュアルパフォーマンスエクストルーダー*」として更に進化を遂げ登場しました。拡張されたサーマルコア、強力なドライブギア、そしてフィラメント切れやヘッドの詰まりを探知するセンサーを搭載し、一貫した信頼性の高い造形を提供します。更には、エクストルーダーの加熱時間は60秒まで短縮され、造形前のロスタイムを最小限に抑えることが可能になりました。
*デュアルパフォーマンスエクストルーダーは脱着式ヘッド(モデル用1個、サポート用1個)です。

デュアルパフォーマンスエクストルーダー

デュアルパフォーマンスエクストルーダー

水溶性サポート材PVA

水溶性サポート材PVAに対応いたしました。これにより、水溶性サポート材が必要である複雑な形状の造形も可能になりました。PVAとは、糊剤などに使われるポリビニルアルコールで、親水性が非常に強く、温水に溶けやすいという特徴を持ちます。サポート除去も非常に簡単で、ユーザーフレンドリーな仕様になっております。

水溶性サポート材PVA

水溶性サポート材PVA

メタルフレーム構造

「METHOD」の本体フレームは、最適化されたメタルフレーム構造を採用しました。装置自体のたわみを減少させることで造形中のブレを抑制し、造形を安定化させることが出来ます。

メタルフレーム構造

メタルフレーム構造

ドライシールドマテリアルベイ

「METHOD」では、マテリアルベイを内蔵しております。フィラメントを湿気から守る為にシールを形成しております。また、内部に湿度・温度センサーが搭載され、フィラメントが最適な環境下にあるかをモニタリングします。更にフィラメントカートリッジにはRFIDチップが搭載され、フィラメントの種類や残量の確認が可能になりました。

ドライシールドマテリアルベイ

ドライシールドマテリアルベイ

MakerBot Mobileによるクラウド管理

MakerBot専用ソフトウェア「MakerBot Print」は、25種類以上のネイティブCADファイルに対応しています。スマートフォンアプリ「MakerBot Mobile」を活用することで、どこからでも造形、モニタリング、操作をすることが可能です。

MakerBot「METHOD」スペック詳細

造形方式      :熱溶解積層方式
造形サイズ     :190×190×196(mm):in Single extrusion
           152×190×196(mm):in Dual extrusion
積層ピッチ     :0.02~0.4mm
エクストルーダー  :デュアルパフォーマンスエクストルーダー
           (モデル材×1、水溶性サポート材×1)
材料キャビネット  :ドライシールドマテリアルベイ
造形トレー     :Spring Steel Build Plate
対応フィラメント  :Tough PLA、PLA、PETG*、PVA(水溶性サポート材)
内臓カメラ     :対応(640×480ピクセル)
対応ファイル形式  :(.stl) 他25種類以上のネイティブCADファイルに対応
筐体サイズ/重量  :43.7L×41.3W×64.9H(cm)/29.5kg
インターフェース  :WiFi/イーサネット/USBドライブ
電源仕様      :100V-240V/4A,50-60Hz/400W max.
           *今後対応予定(2019年4月現在)

ショールームのご案内

当社ショールームでは、ストラタシス社、メーカーボット社を含む各種3Dプリンタの実機を展示しております。
ショールームの見学は予約制となっておりますので、ご希望の方は事前にご連絡をお願いいたします。
※「METHOD」の展示時期は未定です。

アルテック株式会社 東京テクニカルセンター
〒135-0016 東京都江東区東陽7丁目5番8号 東陽町MLプラザビル1F
TEL 03-5542-6756

会社概要

会社名   : アルテック株式会社
代表者   : 代表取締役社長 張能 徳博
所在地   : 〒104-0042 東京都中央区入船2丁目1番1号 住友入船ビル2階
設立    : 1976年5月15日(昭和51年5月15日)
東証一部上場: 証券番号9972
事業内容  : 欧米の最先端のテクノロジーを取り入れた印刷・
        包装分野の産業機械・機器の販売から、RFID、3Dプリンタ、
        ナノテク、水処理、サービスロボットなど
        多岐にわたる分野にまで取扱製品を広げて販売しています。
資本金   : 55億27百万円
URL     : https://www.altech.co.jp/

2007年よりObjet社の日本販売代理店として3Dプリンタ事業を開始。
2012年末にObjet社と旧Stratasys社の合併を機にStratasys社3Dプリンタの販売代理店となる。

ジャンル:
ネット・IT
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アルテック株式会社 デジタルプリンタ営業部
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