2021年までにLEDランプ出荷数量が約13億個に達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「世界の商用高効率照明市場の分析・予測:商業施設におけるLED照明の導入およびLED・蛍光灯・ハロゲン・HIDランプ&照明器具の展望
」の販売を開始しました。
発光ダイオード(LED)技術の発展が商用の照明産業全般にわたる影響を与えるようになっています。価格の低下と品質の向上により広くLEDの導入が進んでおり、品質と効率のすべての尺度に関してこの技術だけが他のすべての技術に勝るものとなりそうな勢いです。同調査レポートによれば、LEDランプの世界の年間出荷数量は2013年時点の6800万個から、2021年までに12億8000万個にまで増大すると予測されています。この期間にその他全ての照明技術製品市場は縮小に向かう見込みです。
Navigant Researchのリサーチ・アナリストであるJesse Foote氏は、「LED照明はすでにかなりの量、商用品市場に進出し始めており、さらにこれから2010年代を通して急速に増加して行くでしょう。低温貯蔵などの特定用途では既にLEDが広く採用されていますし、今のところは効率の良い直管蛍光灯が照明を担っている所でもLEDの価格がさらに低下するのを待っているという状況にあります。いまや著名企業もベンチャー企業もLED照明の隆盛に乗って有利な地位を掴もうとしのぎを削っており、この産業は急速な変動期に入ったと言えます。」と述べています。
同調査レポートによれば、LED製品の出荷量は2021年に至るまで44.3%もの年平均成長率(CAGR)で増大を続けるものと見られますが、業界はますます長寿命のランプの採用に向かって進んでおり、それによる商用照明全体の収益の低下を補うには十分ではない模様です。ランプならびに照明器具の収益額は双方とも今後数年間は拡大して行くものの、2017年には低落傾向が始まるのは避けられないと結論づけています。
同調査レポートでは、商用ビルディング向け高エネルギー効率照明の世界市場について精査しており、調査範囲はLED、蛍光灯、ハロゲンランプ、および高照度のディスチャージ・ランプ、また各種の照明器具に及んでいます。このレポートでは、電気代やグリーンビルディング認証、また改善が進む照明コントロールなどを含めたこれら技術の市場成長要因と、さらにこれら技術の採用を阻む障壁なっている要因とについて詳細に分析しています。業界の主要企業の企業プロファイルも提供しており、また出荷数量と収益とについての2021年までに至る世界市場予測を、世界の地域市場別ならびにランプのタイプ別に分けて示しています。
市場調査レポート: 世界の商用高効率照明市場の分析・予測:商業施設におけるLED照明の導入およびLED・蛍光灯・ハロゲン・HIDランプ&照明器具の展望
Energy Efficient Lighting for Commercial Markets - LED Lighting Adoption and Global Outlook for LED, Fluorescent, Halogen, and HID Lamps and Luminaires in Commercial Buildings: Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike224221-energy-efficient-lighting-commercial-markets.html
出版日: 2013年04月02日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)
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