新規接続数の増加により2030年までに家庭向け天然ガスの普及率が15.7%拡大の見込み

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社StatPlan Energy Limitedが発行した報告書「Global Gasification Trends 2012 - 2050 - The Adoption of Piped Natural Gas Around the World: A Key Driver for Future Demand (Report & Database) (世界のガス化動向:パイプ供給による天然ガス導入、将来の需要促進要因(レポート&データベース))」の販売を開始しました。

同レポートでは、欧州におけるガス導管接続世帯数が2030年までに15.7%増加すると予測しています。これは、今後17年間に2030万の新規接続が追加となることに相当し、全体で1億4520万世帯にガスがつながることとなります。

StatPlan Energyのテクニカル・ディレクターであるEuan Blauvelt氏は、「その頃には、現時点で『非在来』と呼んでいるガス資源の多くがほとんど在来資源化してしまっているでしょう。全てのアナリストが、現在多くの欧州諸国で解決策とされている液化天然ガス(LNG)をめぐる激しい競争が起きると予想しています。しかし同時に顧客層も大幅に増加するわけです。」と述べています。

家庭向けの新規接続数の動向は開発途上の市場で何が起きているのかということに依存しますが、このことは翻って言えば顧客要求によって条件が決まるということになります。StatPlanでは、人口の増加や世帯規模、また家庭向けガス普及率の現在レベルなど、一連の指標を組み合わせて予測立てを行っています。これら指標のいずれか一つだけを取ってみると、それ自体ではどれも過去何年間かの接続数の増加よりも過小評価した予測値を示しました。このように将来市場を見る場合、単一指標では信頼性に欠けることが実証されています。下表を見ると、これらの変数を組み合わせたStatPlan のやり方が正しいということを歴史(1990年から2010年)が証明していることが分かります。

世界中で、新規のガス接続数を大幅に増やそうとしたときに立ちはだかる課題はさまざまに異なります。ガス供給ネットワークを構築しようとしたとき、経済情勢はいつも有利な状況であるとは限りません。以前はコンテナ容器に入れてガスを供給するのが普通だった国がガス導管による天然ガス供給網を構築しようとすれば財政的な問題や計画実行上の課題に直面します。ただし欧州ではインフラはすでにそこにあるというケースが多々あります。

Euan Blauvelt 氏は続けてこう述べています。「インフラ側にしろ、ガス器具側にしろ、家庭へのガス供給の動向如何で成長性が決まるすべての企業にとってこの分析結果は大変重要なものです。弊社の調査レポートはまた、2050年までに世界の市場状況がどのように変化して行くかを示しています。家庭の電化の動向を検討すると同様な動きが見て取れますが、現れる結果は大きく異なったものになります。

市場調査レポート: 世界のガス化動向:パイプ供給による天然ガス導入、将来の需要促進要因(レポート&データベース)
Global Gasification Trends 2012 - 2050 - The Adoption of Piped Natural Gas Around the World: A Key Driver for Future Demand (Report & Database)
http://www.gii.co.jp/report/stp270045-global-gasification-trends-adoption-piped-natural.html
出版日: 2013年04月30日
発行: StatPlan Energy Limited

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