10月26日(土)に京都にて日仏文化交流フォーラムを開催 サヴォアフェール研究所(フランス国立工芸研究所)の代表や アーティスト、職人がフランスから来日!
日仏の“人間国宝”の仕組みや、これからの新たな創造を展望します
2024年10月26日(土)京都・同志社大学にて、日仏文化交流フォーラム「明日をつくる手しごと 伝統産業の未来―継承と新創造」を開催いたします。
昨年、日仏文化協定70周年を記念した「日仏文化シンポジウム:アートと文化が歩む新たな道」(主催:文化庁、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、日本経済新聞社)を開催し、文化領域における両国間の交流とその結果生み出される経済・社会的な新たな価値を再考し、また今後も両国の友好的・建設的・創造的な交流が求められていることを改めて認識する好機となりました。
この成果を単発で終わらせるのではなく、70年前の「日仏文化協定」の主旨を汲み取り、現在から未来に向けての相互交流とその結果としての経済・社会的インパクトを目指す恒常的な取り組みをベースに、新たな道筋を描くことが必要であると考えます。
本フォーラムは、令和6年度日本博2.0事業(委託型)の採択を受け、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、日本経済新聞社、株式会社ブレイン、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁の主催で実施するものです。伝統工芸アトリエの訪問、大学と連携してのワークショップとともに構成される3日間の交流プログラムの柱となります。両国の伝統産業関係者、文化、芸術また行政、経済関係者やこれからの社会を担う学生などに向けて、伝統産業・文化が生み出す新たな社会的な価値やその意義について、両国の識者や伝統産業従事者、アーティストなどが討議いたします。
伝統文化・伝統産業にしっかりとした基盤を持つ日仏両国の共同事業により、日本の有する無形資産がフランスの無形資産と交流し、新たな創造へと発展することを目指すものです。
2つのラウンドテーブルには日仏11名の登壇者を予定しています。フォーラム終了後、アーカイブ映像を配信予定です。
開催概要
名称 :日仏文化交流フォーラム「明日をつくる手しごと 伝統産業の未来―継承と新創造」
日時 :令和6年10月26日(土)
開場:12時30分/開演:13時~17時50分(予定)
会場 :同志社大学 今出川キャンパス 良心館 RY103
〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
地下鉄烏丸線 今出川駅 徒歩1分
京阪電車 出町柳駅 徒歩15分
主催 :在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、日本経済新聞社、
株式会社ブレイン、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催 :フランス サヴォアフェール研究所、同志社大学ライフリスク研究センター
特別協力:国立大学法人京都工芸繊維大学(中野研究室、多田羅研究室、畔柳研究室)
助成 :フランス文化省、アンスティチュ・フランセ パリ本部
協賛 :シャンパーニュ ポメリー/シャトー・ラ・ゴルドン、
ヴァン クリーフ&アーペル、大日本印刷株式会社
協力 :モビリエ・ナショナル―フランス国営動産管理局、ヴィラ九条山、
ベタンクールシュエーラー財団、株式会社伊藤園
事務局 :株式会社ブレイン、有限会社ミホプロジェクト(京都)
提携 :ニュイ・ブランシュKYOTO
言語 :日本語・フランス語(同時通訳付き)
席数 :300席
聴講料 :無料
申込み :先着順 ※定員に達した場合は、申込みを締め切らせていただきます。
公式サイト(申込み): https://culture-jpfr.com/
フォーラム終了後、上記サイトにてアーカイブ配信を予定しております。
10月26日(土)プログラム 開場:12時30分
13時00分:ウエルカムメッセージ
小原 克博 同志社大学学長
日仏の政府代表によるご挨拶
都倉 俊一 文化庁長官/駐日フランス大使
13時20分:フォーラム第1部 「伝統産業政策と展望」
第1部はマクロ的な視点から、日本とフランスが抱える課題を
提起しながら、この領域の従事者(アルチザン)の地位向上、
教育制度の充実、創造性の発出、技術やノウハウの継承、
事業承継などの施策を展望し、両国に共通する豊かな文化的な資産、
知見、技術をどのように継承し、新たな創造へと昇華させていくのか、
その政策と協力の可能性につき討議します。
<登壇者>
- 森口 邦彦(日)
人間国宝、染織家
- 並木 誠士(日)
京都工芸繊維大学美術工芸資料館館長
- リュック・ルセネカル(仏)
フランス サヴォアフェール研究所 会長
- ロイック・テュルパン(仏)
モビリエ・ナショナル― フランス国有動産管理局
開発・広報ディレクター
- モデレーター 近藤誠一(日)
一般社団法人 TAKUMI-Art du Japon 代表理事
15時20分:休憩
15時40分:フォーラム第2部 「伝統産業の課題と具体的方策」
第2部はアーティスト/職人(アルチザン)に登壇いただき、
伝統的技術やノウハウ、知見の継承と新たな価値創造のための課題や
具体的な方法につき討議します。とくに若い世代をどのように
巻き込むのか。さまざまなプレーヤーが協力してどのように
エコシステムをつくっていくのか。手わざとアートの関係をどうとらえ、
新たなクリエイションを生み出すのか。などについて、
直近のフランスの動きをもとに議論を展開します。
<登壇者>
- 林 美木子(日)
有職彩色絵師
- 中村 宗哲(日)
千家十職 塗師 十三代 中村宗哲
- セヴリナ・ラルティーグ(仏)
メートル・ダール、フラワーコサージュ デザイナー
- マルタン・プレオー(仏)
メートル・ダールの弟子、刺繍作家
- ジャンヌ・ヴィセリアル(仏)
テキスタイル研究者・彫刻家、2024年度ヴィラ九条山レジデント
- モデレーター 金島 隆弘(日)
金沢美術工芸大学 芸術学SCAPe准教授
17時40分:総括 近藤誠一
一般社団法人 TAKUMI-Art du Japon 代表理事
17時50分:フォーラム終了