美容クリニック選びに重要な4つのポイント

「豊胸手術を受けよう!」と決めたら、さっそく考えたいのがクリニック選びです。慎重にクリニックを選ぶべきと分かっていても、クリニックの数が多すぎてなにを基準に決めたらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは豊胸術を受けるときのクリニック選びについてカウンセリング時にチェックしたい重要なポイントを4つ説明していきます。「口コミサイトやブログの情報が多すぎて、どこを選んだらいいか分からない!」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ポイント①あなたの望みを聞いてくれるか

まずは「どんな胸になりたいのか」を率直に医師に伝えましょう。そのときにあなたの希望に真摯に耳を傾けてくれるかどうかが重要なポイントのひとつになります。

豊胸術と一言でいっても、「とにかく大きいバスト」「自然な手触り」「豊胸したことがバレない」「左右のバランスを整えたい」など患者さんのニーズはさまざまです。こうした希望にきちんと耳を傾けながら、ベストな方法を提案してくれる医師に施術してもらえるかが重要なカギになります。

ただし、これはあなたの希望と最適な術法のすり合わせをするという意味。患者さんの希望ならなんでも対応してくれる医師を選ぶべきということではありません。

例えば、もともと痩せ型の体型の人にヒアルロン酸を大量に注入したり、大きすぎるシリコンバッグを挿入したりすると、術後トラブルが起こるリスクは高くなります。リスクが大きいと判断されるケースでは、患者さんの希望であってもはっきり施術を断り、代わりの治療方法を提案してくれるような医師が理想的です。

あなたの希望にきちんと耳を傾けつつ最適な方法を提示してくれるかどうか判断するためには、口コミなどを参考にしてカウンセリングに力を入れているクリニックかどうかをチェックするといいでしょう。

「こんな胸になりたい」という希望があるけれど、うまく伝えられないという人は芸能人やモデルの写真を持っていくというのもありです。脂肪のつき方や状態の違いなどがあって希望通りにできない場合でも、患者さんの希望を医師が明確にイメージする手掛かりになります。

また、最近よく耳にするのが「クリニックのサイトを見てヒアルロン酸注入が良さそうと思ってカウンセリングに行ったら、「ヒアルロン酸はおすすめできない」と言われて別の施術をすすめられた」というケースです。

体型やバストの状態を見て、その施術はすすめられないと診断されるのはOKですが、クリニックの都合で希望する治療を受けられないのは納得がいきませんよね。あなたが希望する治療よりクリニックが推奨する治療の費用が高いなら、不信感にもつながります。

いろいろな選択肢があると見せかけて、実際にはクリニックが強く推奨している施術しか受けられない…。カウンセリングでそんなクリニックに当たってしまったら、いったん決めるのを保留しましょう。

医師にすすめられたからといって納得のいかない治療を受けると後悔することが多くなります。別のクリニックのカウンセリングを受けて、あなたが希望する施術について詳しく説明してもらってください。

ポイント②豊胸のメリットのほかにリスクについて説明してくれるか

カウンセリングで豊胸のリスクやデメリットについてきちんと説明してくれるかどうかもクリニック選びの判断材料になります。

美容外科の施術には必ずといっていいほど、メリットとリスクがあります。特に豊胸術のような外科処置を伴う治療は事前に必ずメリットだけではなく、リスクについても正しく理解しておかなければなりません。主な豊胸手術のメリットとリスクをおさらいしておきましょう。

患者さんの体型や希望する施術に応じて、

・どんなリスクが想定できるか

・そのリスクが起きてしまった場合、どんな対応法があるか

この2つをきちんと説明できる医師が誠実な医師であるといえます。

ヒアルロン酸注入法のように手軽にできる治療の場合、あたかも簡単にバストアップできるかのようにメリットだけを説明して、事前にリスクの説明をしないケースがあるようです。メリットしか説明しない医師がいるクリニックは避けましょう。

実際に美容外科でトラブルが起こった患者さんの話を聞くと「事前にリスクについての説明がなかったのでリスクがまったくない治療だと思っていた」と言う方がいます。

もちろんリスクを説明しないクリニックに問題がありますが、患者さん自身に「リスクについて説明しないクリニックはNG」と判断していただくことが、トラブルを未然に防ぐことにつながるともいえますので、ぜひ注意してみてください。

また、リスクとは異なりますが、施術を受ける豊胸術が乳がん検査にどんな影響を与えるかもカウンセリング時に必ず説明してもらってくださいね。

ポイント③術後のイメージを詳細に説明してくれるか

術後のバストの仕上がりや経過などについて具体的なイメージを説明してくれるかどうかも重要な判断基準となります。

「バストを2カップ、サイズアップしたい」と漠然と考えていても、治療後どんなバストになるかはなかなかイメージしづらいもの。あなたの体型や皮膚の状態などを考慮したうえでシリコンバッグを入れたらどんな仕上がりになるのか? また、ヒアルロン酸注入や脂肪注入ではどうかというように術後のイメージを詳細に説明してくれる医師は経験豊富であると考えられます。

あなたの体型や皮膚の状態などに似た患者さんの症例写真などを見せてもらえれば、術後のイメージを想像できますし、自分の希望とマッチしているかどうかも分かるのではないでしょうか。また、症例写真を見ることは医師の美的センスを知るためにも有効です。

そしてもう一点、豊胸の仕上がりをイメージするときに知っておきたいのが、術後の経過です。

豊胸術はダウンタイムを経て、腫れやむくみが完全に引いた状態がバストの完成形となります。例えば脂肪注入では、吸収されてなくなる分を見越して脂肪を多めに注入するため、術後すぐと比べて仕上がりのバストが小さくなったと感じるかもしれません。

「もしかしたら失敗?」と不安になることがないよう、術後どのような経過をたどり、最終的にバストがどんな状態になるのかといったイメージを詳細に説明してくれるクリニックなら安心です。

ポイント④カウンセリングと施術は同じ医師が担当か

最後は最も基本的なポイント。カウンセリングと実際の施術、アフターケアを行うのが同じ医師かという点です。

「そんなこと当たり前じゃないの?」と驚かれるかもしれませんね。でも、クリニックのなかにはカウンセリングと実際に治療をする医師が違うところがあるようです。どんなにカウンセリングで希望を伝え、なりたいバストのイメージを医師と共有しても、違う医師が治療を行うのであれば、希望していたバストになることはまずありません。

「同じカルテを使って、医師同士が情報を共有している」と反論するクリニックがあるかもしれませんが、カウンセリングで「この先生なら大丈夫」と信頼して治療を受けることを決めたのに、手術当日になって別の医師が施術するといわれたら患者さんが不安に思うのはしかたのないことです。

実際、このように異なる医師が治療を行うとトラブルが起こりやすくなります。さらに希望していた結果にならなかった場合、責任の所在が曖昧になる点も問題です。

また、カウンセリングと治療をする医師が同じでも、アフターケアがまったく行われない、術後、担当医に相談ができないようなクリニックも避けるべき。「術後不安なことがあったときやトラブルが起きたとき、同じ先生に診てもらえますか?」と率直に質問してみてください。アフターケアについて明記されているクリニックならさらに安心ですね。

極端な例になると、医師ではなくカウンセラーがカウンセリングをするところもあるそうです。手術を伴う治療の説明を医師以外が行うようなクリニックは信頼できるとはいい難いでしょう。価格の安いクリニックによくある例のようですが、くれぐれも注意してくださいね。

豊胸クリニック選びに重要な4つのポイント・まとめ

美容外科の施術の目的は「健康な体にあえて治療や手術をして、さらに美しくすること」。病気の治療のようにマイナスをゼロに近づける治療とは目的が違うため、クリニック選びも、より慎重になる必要があります。

実際にカウンセリングを受けてみると、ここであげた4つポイントを満たすクリニックを見つけるのは難しいと感じるかもしれません。でも、豊胸術はあなたの大切な体に手を加える難易度の高い治療。信頼できる医師のもとで納得がいく治療が受けられるようになるまで、いくつかのクリニックのカウンセリングを受けることをおすすめします!

南クリニック院長:南晴洋
南クリニック院長:南晴洋

南クリニック院長:南晴洋

京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。


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