Vine Linuxの最新安定板「Vine Linux 5 CR」を8月中旬より発売
株式会社日本ブレインウェア(本社:東京都豊島区 代表取締役 伊東久雄)とProject Vine(代表:鈴木大輔)(*1) は、使いやすい日本語環境を提供する商用Linuxディストリビューション「Vine Linux 5CR」を8月中旬より発売します。
販売開始から2カ月間はキャンペーン価格として販売致します。
(*1)Project Vine は Project Vine は法人格を持たない任意団体であるため、有限会社ヴァインカーブがリリースに関わる諸業務の代行を行います。
【Vine Linux 5CRの特徴】
1)軽量・高速
動時のメモリ消費量を軽減し、前バージョンと比べ約半分の起動時間に軽減
2)対応アーキテクチャ
Intel 32ビットアーキテクチャ互換PC および PowerPC 搭載 Macintosh に対応し、64ビットアーキテクチャに対応致しました。
3)ルック&フィールの改善
起動時のコンソールの隠蔽
bootsplash による起動時および終了時のスプラッシュスクリーン
4)商用日本語フォント
TrueType フォントとしてリコー社製フォント8書体、ダイナコムウェア社製フォント5書体を採用しました。
5)商用アプリケーション
アドビシステムズ社製 Adobe Reader 9.3.2 および最新の Adobe Flash Player 10.1 を採用しました。(Intel版のみ)
6)パッケージ管理ツール・機構の拡充
1)アップデートマネージャの採用
GNOME 利用時に通知スペースにパッケージ更新情報を表示
2)おすすめパッケージの簡易インストールツール
3)自動パッケージ生成
self-build システムにより配布に制限のあるパッケージなどをインストール時に自動的にビルドしてインストール
4)動的なカーネルモジュール生成
5)dkms による自動的なカーネルモジュールの生成
7)サポートサービス
30日間のインストールメールサポートサービスが付属しています。
【Vine Linux 4.2CR からの変更点】
Vine Linux 5 には以下のような仕様上の変更点があります。
1)UTF-8 ロケール
従来の EUC-JP ロケールで日本語のファイル名を使用していた場合は
"convmv" コマンドなどで変更する必要があります。
2)外部 kernel モジュール
従来はコンパイル済みの kernel モジュールパッケージが配布されていましたが、dkms を用いた自動ビルドに変更されました。
環境によってはビルドに時間がかかる可能性があります。
3)X の自動設定
X においてポインターデバイスは HAL による自動設定がされるようになりました。
そのまま xorg.conf に記述しても反映されません。
4)ATA ドライバの変更
Vine Linux 4.2 で古い ATA ドライバで認識していたデバイス(/dev/hdaなど) の多くは SCSI サブシステムの SATA ドライバでの認識(/dev/sdaなど) に変更になりました。
5)gnome-system-tools の廃止
システム管理ツール群は gnome-system-tools から system-config-* に変更になりました。
6)ネットワーク設定
標準のネットワーク設定は NetworkManager 管理になりました。
多くのネットワーク関連の設定ファイルも同様にNetworkManager管理下におかれます。
GNOME パネルの通知エリアにあるNetworkManagerアプレットからユーザによる設定を行うことができます。 (NetworkManagerを止めて従来の方法を利用することも可能です)
7)一部コーデックの削除
従来含まれていた音声/映像コーデックの一部が標準パッケージから削除されました。 これらは self-build システムによる自動ビルドにより追加インストールすることができます。
【販売価格】
通常販売価格(税込) \8,295-(本体価格\7,900)
キャンペーン価格(税込) \7,245-(本体価格\6,900)
【販売方法】
ダウンロード販売のみ
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社日本ブレインウェア URL:http://www.n-brain.co.jp/
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-7-8 ベラカーサ南池袋1807号
TEL/FAX:03-5944-9581
担当:内田 pr@n-brain.co.jp