神経外科・神経血管装置市場は、年率6%で成長する見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、ミレニアムリサーチグループが発行した報告書「US Markets for Neurosurgical and Neurovascular Devices 2012 (米国の神経外科・神経血管装置市場:2012年)」の販売を開始しました。
ミレニアムリサーチグループ(MRG)では、米国における神経外科・神経血管装置の市場規模は、2016年までに2億4,000万米ドルに成長すると予測しています。高齢者における、脳卒中や脳動脈瘤、頭蓋内動脈硬化症といった患者の増加が背景となっています。
しかし、このような装置を用いずに患者を治療する革新的な治療技術が開発され、その技術が医療機関によって採用されれば、神経外科・神経血管装置市場の成長は妨げられるでしょう。
水頭症シャントが、当市場において最大の収益部門で、2016年まで最も急速に成長すると予想されています。
水頭症デバイスは、高価格ではありますが、繰り返し利用されるため、販売台数を伸ばしています。しかし、その一方で、より耐久性のある治療法が模索されてきました。
長期的なシャント・フリー・ソリューションとして、内視鏡下第三脳室開窓(ETV)が普及し、水頭症シャントの売上げはいずれ減少する可能性があります。
MedtronicとCodman & Shurtleffが、米国における水頭症シャント市場の大手企業ですが、Integra LifeSciencesが、数多くの病院と販売契約を最近締結したため、競争はますます激化するでしょう。
頭蓋内動脈瘤治療に用いられる装置としては、神経血管クリップ、および神経血管ステントや神経血管バルーンカテーテルがあります。
Ev3 のパイプライン塞栓デバイスや NeuroVasxのcPAX動脈瘤治療システム(両方とも 2011 年に承認済み)といった未破裂頭蓋内動脈瘤治療のための新しく革新的な製品が、このような従来装置の市場拡大を阻むと予想されています。
市場調査レポート: 米国の神経外科・神経血管装置市場:2012年
US Markets for Neurosurgical and Neurovascular Devices 2012
http://www.gii.co.jp/report/mrg217812-us-markets-neurosurgical-neurovascular-devices.html
出版日 2011年10月
発行: Millennium Research Group
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