【多摩大学】ジェロントロジー企画第9弾「田植え×講座」3年ぶりに実施

2022-05-19 12:30

5月8日、「多摩大学 寺島実郎監修リレー講座」の受講者を対象に、農業体験を通して、リタイア後の世代が新たな社会参画を考える企画として、山梨県南アルプス市との連携で「田植え体験×講座」をコロナ禍以降では初めて、3年ぶりに実施しました。

当日は、天候にも恵まれ、南アルプス市の富士山と甲府盆地を一望できる棚田にて、26名の参加者が「田植え」体験に取り組みました。
膝元にまで達する深い水の中で、泥に足を取られながらかがんだ姿勢を維持し、後退しながら稲を1列に植える作業は思ったよりも難しく、農作業の大変さと楽しさを体験することができました。
一般参加者、教職員、学生の皆さんでなんとか苗を植えることができました。

田植えの後は、景色を眺めながら南アルプス市の食材を使った「ふるさと弁当」をみんなで美味しくいただきました。

その後は「やまなみの湯」に移動し、入浴や地元物産品の買物を楽しみました。
さらに会場を旧回春堂医院に移し、 南アルプス市教育委員会文化財課、NPO法人森の劇場のご協力により、会場となった旧回春堂医院の施設紹介と「鎌倉殿を支えた甲斐源氏」と題した講座を受講。現在テレビ放映中で話題の大河ドラマの時代背景と歴史を振り返りました。
南アルプス市が甲斐源氏と呼ばれる源氏の一流が拠点とした「源氏の里」であったことに気付かされるとともに、なぜこの地で甲斐源氏が活躍したのかなど、時に講師の方々の迫真の演技を交えながらその背景を丁寧にご説明いただき、学びの多い時間となりました。

会場の旧回春堂医院
講座「鎌倉殿を支えた甲斐源氏」

3年ぶりとなるジェロントロジー企画は、第一次産業に触れることにより、生産活動へ携わることができる貴重な経験となりました。
秋には今回植えた稲の刈り取りを実施する予定です。

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