「ビル再生100の物語」小規模オフィスのテナントミックスとは?
ビル再生100の物語 第96話
テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。
それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。
三田の40平米オフィス
当社で2年ほど管理している三田のビル。
大通りに面した30室ほどの小規模オフィスが入るビルです。
田町駅から6分、三田駅から4分ほどのこのビルは、品川の新幹線、羽田空港へのアクセスが良く、営業所を構えたい地方企業さんから人気のエリアです。
ビルの前の道路からは東京タワーが望め、観光客が東京を象徴するような写真をとるスポットとしても有名です。
オフィス用途で使える様々な業種
このビルは、30室超の部屋数に様々な業種が入居しています。
基準となる部屋が40平米程度とコンパクトで、社長1人の会社から5,6名規模の会社まで様々です。
業種は会計士や弁護士などの士業から旅行代理店、外資系メーカー、地方企業の営業所、出版社、鍼灸師、カイロプラクティック医院、幼児教室など、オフィス用途として使える様々な業種が入居しています。
入居者がつくるビルの雰囲気
当ビルの良さは、立地もやリノベーションした部屋もさることながら、やはり入居者のみなさんそのものです。
偏りがなく様々な業種が入居することで、常に人の出入りがある賑やかな雰囲気がよくでています。
スーツの人、私服の人、民族衣装の外国人など、出入りしている人たちを見ているだけで楽し気です。
1階には常駐の管理人さんがおり、エントランスでお互い挨拶しているのも活気があっていいですよね。
内装を変えることで変化した業種
この春、当ビルの3部屋ほどをリノベーションしました。
それまでカーペットだった内装からフローリングへ。
トイレもそれまでより広く改修した部屋です。もちろんこのフローリング床はオフィスとしてつかえます。
募集をはじめてみたところ、それまでのビルの人気とあいまって、たくさんのお問い合わせがきました。
それまでは様々な業種とはいってもほとんどがオフィス利用。
今回はカイロプラクティックや幼児教室など、部屋のアメニティを気に入ってくれた来客型のサービスをする業種が多かったのです。
既存業種とも干渉しないことから、入居を決め、また奥深いビルへと変貌したのでした。
始めて読まれる方に
中小築古ビルのオーナーを対象に空室対策を実戦的に解説した空室対策技術集を無料配布してします。
これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。
リーシングマネジメントの基本的な考え方は、
「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」
です。
弊社での空室対策の事例やオーナーさんの声など、テナワンのHPにて詳しくご覧いただけます!