岡山理科大 多様な物差しによる卒業評価に向け、教職員研修――カリキュラムアセスメント・チェックで熱い議論
時代に合った卒業評価策定に向け、岡山理科大学(岡山市北区理大町)は2019年3月22日、研修会「カリキュラム・アセスメント・チェック」を初めて開催。教職員58人が、卒業単位数だけでなく、人間的な成長の到達点(DP=ディプロマ・ポリシー)にたどり着いているかどうかを測る物差しを見つけるため、学科ごとのDPのあり方や評価方法の問題点などについて議論しました。
教育成果の“見える化”を目指して教育改革を進めていく各学科の中核的な存在「教育ディベロッパー」が、中心になってまとめた物差しやその成長度合について、ワークショップ形式で発表。参加者からの評価を受けながらディスカッションしました。
終了後のアンケートでは、「DPを学生に理解させる必要があり、DPと学生のレベルを合わせるのが難しいと思った」「各学科のそれぞれの工夫がよく分かった」などの意見が寄せられ、来年度に向けた問題点・改善点が明らかになって有意義な研修会となりました。
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大学の講義は、学部または学科が決めた科目だったりカリキュラムだったりしますが、その科目やカリキュラムを受けて、本当に目標とする「人間」になれたかどうかがチェックする必要があります。その物差しは「自己評価」(学生自身の判断)、「相互評価」(卒業研究発表など)、「他者評価」(外部試験)などです。岡山理大は今回のような研修会を通じ、「時代に合ったカリキュラムになっているか」――など、学生の成長へつながる教育改善を行っています。
【岡山理科大学について】
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1964年、西日本初の理学部単科大学として応用数学科、化学科の2学科で開学。 2018年には愛媛県今治市に第2キャンパスを設け、西日本の私学で初の獣医学部を開設。7学部21学科1コースとなりました。「好奇心全開、探究心無限大」をキャッチフレーズに多彩な研究に取り組んでいます。
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