「映画と暮らすまち、太秦」  嵐電 帷子ノ辻駅 地階スペースを改装

 京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)は、地域の観光再生に向けた観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」の採択を受け、西日本旅客鉄道株式会社、株式会社東映京都スタジオ、東映株式会社京都撮影所、株式会社松竹撮影所、京都バス株式会社、大映通り商店街振興組合と連携し、「映画と暮らすまち、太秦」をテーマに、昨年12月からエンターテインメント電車「ザ・ライドKYOTO」の特別運行、東映太秦映画村や撮影所見学などが体験できるモニターツアーの実施、太秦にゆかりのある名作日本映画の上映会などのイベントを実施してきました。
 その一環として2022年2月8日(火)、「映画のまち太秦」の玄関口である、嵐電 帷子ノ辻駅の地階スペースを、株式会社松竹撮影所のデザイン監修により「映画のセットをイメージさせるレトロな昭和の駅」をコンセプトに改装しました。当該スペースでは、照明も蛍光色から暖かい電球色に交換するなど、映画のまちの玄関口にふさわしいたたずまいとしています。
 このスペースは改札口の外にあり、どなたでもお立ち寄りいただけます。駅ご利用のお客様、太秦にお越しになられたお客様に、小さな撮影スポットとしてご利用いただきたいと考えています。
 引き続き映画・映像をテーマとする太秦地域の活性化や情報発信に取り組んでいきます。

整備が行われた帷子ノ辻駅地階スペース。

整備が行われた帷子ノ辻駅地階スペース。美術デザイナー原田哲男氏によるデザインで「映画のセットをイメージさせる昭和の駅」。
写真正面奥はホームへの入口。

整備が行われた帷子ノ辻駅地階スペース。
整備が行われた帷子ノ辻駅地階スペース。
駅構内の売店。帷子ノ辻駅ビル2階「映画のまちの駄菓子売り場 映菓     座」がここから駅ビルに移転した、という設定による演出。

(左)駅構内の売店。帷子ノ辻駅ビル2階「映画のまちの駄菓子売り場  映菓座」がここから駅ビルに移転した、という設定による演出。                                                                

(下)  2021年3月31日(水)にオープンした帷子ノ辻駅ビル2階「映画の
まちの駄菓子売り場 映菓座」。、店舗デザインの一部も、原田哲男氏のデザイン。

2021年3月31日(水)にオープンした帷子ノ辻駅ビル2階「映画の まちの駄菓子売り場 映菓座」。
2021年3月31日(水)にオープンした帷子ノ辻駅ビル2階「映画の まちの駄菓子売り場 映菓座」。

以 上

(ご参考)  

店舗内装デザイン・原田哲男氏プロフィール

 
原田哲男(はらだ てつお):美術デザイナー。1965年、北海道生まれ。
京都の松竹撮影所にて数々の映画・テレビ作品を担当する。
「最後の忠臣蔵」(2010年)で第35回日本アカデミー賞最優秀美術賞を西岡善信氏と共に受賞。2015年、原田眞人監督と組んだ「駆込み女と駆出し男」(2015年)が第69回映像技術賞を受賞。また、第10回アジア・フィルム・アワードの最優秀美術賞にノミネートされた。同年公開の原田監督作品「日本のいちばん長い日」において第70回毎日映画コンクール美術賞を受賞。過去に、日本アカデミー賞優秀美術賞を2回受賞する。主な作品歴に、「ニセ札」(2009年 木村祐一監督)、「武士の献立」(2013年 朝原雄三監督)、「関ヶ原」(2017年 原田眞人監督)、「居眠り磐音」(2019年 本木克英監督)、「引っ越し大名!」(2019年 犬童一心監督)、「天外者」(2020年 田中光敏監督)、「燃えよ剣」(2021年 原田眞人監督)など。
なお、2021年3月31日(水)に帷子ノ辻駅ビル2Fに映画のまち太秦をコンセプトにオープンした駄菓子店「映画のまちの駄菓子売り場  映菓座」の内装デザインも監修され、今回の地階改修で駅スペースと映画座店舗で統一感のある空間を演出している。

【帷子ノ辻駅】 
所在地  京都市右京区太秦帷子ヶ辻町30-3
 
概 要
1910年3月25日 開業(嵐山電車軌道株式会社)
1973年3月21日 「京福帷子ノ辻駅ビル」開業
2011年3月22日 改札地上化(構内踏切)工事竣工
2021年5月20日 バリアフリー対応工事竣工
乗降人員 年間約65万人  

帷子ノ辻駅

                帷子ノ辻駅

以 上

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