日本オラクル、Eビジネスプロセスのモデリングツールを提供開始

日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅正明)は、「Oracle E-Business Suite」の導入を効率化するEビジネスプロセスのモデリングツール「Oracle Business Models 3.0日本語版」(以下OBM)を、2001年9月25日より出荷開始することを発表します。

今回はじめて日本語化された「OBM」は、モデル化された標準的な業務プロセスに基づき、「Oracle E-Business Suite」を基盤とした効率的な業務プロセスの設計を支援するソフトウェアです。従来型手法では、ユーザの現行業務プロセスと導入するシステムのギャップ分析にアプリケーションの知識が不可欠でしたが、「OBM」を利用することにより、一般的な業務の観点からアプリケーション導入を迅速かつ容易に実践することができます。

「OBM」で提供される16種類の業務エリアには、合計1,300を超える業務プロセスが定義されています。それぞれの定義業務プロセスは「Oracle E-Business Suite」製品群の画面や機能と結びついています。「Oracle E-Business Suite」に新機能が追加されると、「OBM」の業務プロセス定義にも「新機能」として追加されるため、常にアプリケーション機能と連携して一貫した業務プロセスの設計・構築を可能とします。

「OBM」で提供する業務プロセスのモデルには3つのタイプがあります。それぞれを活用することにより、効率的なシステム開発を可能にします。

1)「ビジネス・プロセス・モデル」
・最も基本的な要素で、一般ユーザが行う一連の業務活動を記述するために使用します。
2)「ビジネス・プロセス・アーキテクチャ(Business Process Architecture: BPA)」
・企業全体の業務プロセス構成を保管するリポジトリです。「OBM」では業務モデルを5つの階層に分けて定義しており、各プロセスを掘り下げた個別情報の提供を可能にしています。
3)「ビジネス・プロセス・シナリオ」
・業務プロセス・モデルの機能フローを個別に記述するためのシナリオツールです。
価格:33万円(1指名ユーザあたり)
 ※「Oracle E-Business Suite」導入手法を提供するAIM(Application Implementation Method)に含まれます。

稼働環境、対応プラットフォームなど:
OS:Windows95, 98, NT4.0
ソフトウエア:Microsoft Visio4またはVisio5以降

日本オラクルでは、全世界で9,500社以上、国内でも300社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたEビジネスソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との提携強化を通じ、販売およびサポートの体制も積極的に強化しています。

■本件に関する報道関係お問い合わせ
日本オラクル株式会社 広報部 玉川

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